【新日本】YOHが異色対決を制し「いつだってドラマティックさ」!敗れた佐々木大輔にエル・デスペラードがマジギレ乱入
新日本プロレスの『BEST OF THE SUPER Jr.33』第12戦が6月3日(水)、東京・後楽園ホールで開催された。
Bブロックの公式戦として、悲願の初優勝を狙うYOHと、DDTプロレスリングから14年ぶりの参戦を果たした佐々木大輔が対戦した。
予測不能なファイトスタイルの両者が織りなす初遭遇は、異色の丸め込み合戦の末にYOHが勝利を収めた。
試合後のバックステージでは、佐々木大輔とエル・デスペラードによるコミカルな舌戦が展開され、波乱のリーグ戦を象徴する幕切れとなった。
すでにブロック敗退が決まっている佐々木大輔と、決勝トーナメント進出へ負けられないYOH。

ゴング前からYOHが「ごんぎつね」のポーズで挑発すると、佐々木大輔は奇襲で応戦する。

試合はパラダイスロックや場外でのイスチャンバラなど、両者ならではの独特の空気感で進行していった。

終盤、佐々木大輔がペディグリーやラ・ミスティカで勝負に出るが、YOHはこれを巧みに切り返す。

最後は目まぐるしい丸め込み合戦に突入し、YOHがファイブスタークラッチで3カウントを奪取。
自身の勝ち点を伸ばし、首位戦線に踏みとどまった。
激戦を制したYOHは、カメラに向かって独特の表現で勝利の余韻を噛み締めた。
「僕のプロレス人生は、いつだってドラマティックさ」
多くを語らずとも、DDTプロレスリングのカリスマとの一戦を心底楽しんだ様子が、その囁き声から伝わってきた。
一方、敗れた佐々木大輔は怒り心頭でコメントスペースに現れた。
YOHのファイトスタイルに対し「ふざけたことばっかしやがって。おふざけは新日本だけにしてくれよ」と苦言を呈する。開幕3連勝から怒涛の連敗という結果に終わり、14年ぶりの大舞台をこう総括した。
「14年前は2勝だ。14年経ってな、3勝だ。14年で、1勝しか増えなかったぞ」
自嘲気味に語り、「また14年後に」と締めくくろうとした矢先、事態は急転する。この試合結果によって自身の決勝進出の可能性が危うくなったエル・デスペラードが、怒りの形相で乱入してきたのである。
「何負けてんだコラ! オメーが負けたから、俺の目が潰れかけたろうが! 俺に勝っといてYOHに負けるか?」
理不尽な八つ当たりを受ける佐々木大輔も黙ってはいない。
「何で俺のせいにすんだよ! お前が俺に負けるのが悪いんだ、ザコ!」
互いの実力を認め合うからこその、激しい言い争いへと発展する。
「14年経って1勝しか増えてねぇじゃねえか」と痛いところを突かれた佐々木大輔は、捨て台詞のように壮大な野望を叫んだ。
「14年後に帰ってくるからな! 14年後に、『BEST OF THE SUPER Jr.47』でな、ちょっくら優勝してやるからな。ほな、また!」
そう言い放ち、さっさと立ち去るDDTのカリスマ。
一人残されたエル・デスペラードは「何で俺が締めなきゃいけねえんだ! 置いてくな!」と苦り切った表情で後を追う羽目となった。
異なる団体のカリスマたちが交錯した異例のフィナーレ。
過酷なサバイバルレースの中に生まれた一瞬の「ドラマティック」な空間は、今大会の奥深さを象徴するシーンとしてファンの記憶に刻み込まれた。
<写真提供:新日本プロレス>















