【新日本】互いの必殺技を切り返し合う極限の読み合い!藤田晃生が相棒ロビー・イーグルスを破り2年連続の『BOSJ』決勝へ「お前らも信じて待っとけよ」

新日本プロレスは6月5日(金)、群馬・Gメッセ群馬にて『BEST OF THE SUPER Jr.33』第13戦を開催した。

2年連続の決勝進出と連覇を狙う藤田晃生と、外国人レスラー最多出場記録を更新し、悲願の初制覇を目指すロビー・イーグルス。

AブロックとBブロックの代表として準決勝で相まみえた両者は、2024年に『SUPER Jr.TAG LEAGUE』を制し、IWGPジュニアタッグ王座を3度戴冠している名タッグ「ICHIBAN SWEET BOYS」のパートナー同士である。

互いの手の内を知り尽くした「師弟」による初めてのシングルマッチは、極限の読み合いと情熱が交錯する最高峰の闘いとなった。

ゴング前から笑顔で握手を交わした両者であったが、試合が始まればそこは一切の妥協なき戦場。

序盤から互いの得意技であるロン・ミラー・スペシャルとネ申スペシャルを巡る緻密な攻防が展開された。

中盤、ロビー・イーグルスがグラウンドでの変形フィンガーロックや膝への一点集中攻撃で試合をコントロールし、「ドウシタ?」と挑発しながら後輩に厳しい試練を与える。

対する藤田晃生も、逆水平チョップやスワンダイブ式ミサイルキック、さらには意地のネ申スペシャルで応戦し、一歩も引かない。

終盤は、互いの必殺技を切り返し合うノンストップの攻防へと突入。

ロビー・イーグルスが一人バージョンのThe Interceptorからハイペリオン、さらにはターボ・バックパックを炸裂させて勝負を懸けるも、藤田晃生は驚異的なタフネスでこれをキックアウト。

最後は、ロン・ミラー・スペシャルを狙う相手のバックを強引に奪い、そのまま肩まで担ぎ上げてのThrill Rideを完璧な形で炸裂。

互いを知り尽くした極限の死闘は、藤田晃生がタッグパートナーを撃破し、2年連続のファイナル進出を決める結末を迎えた。

試合直後、リング上でダウンするロビー・イーグルスにそっと抱きついた藤田晃生。

その頭を優しく撫でる先輩の姿に、会場からは温かい拍手が送られた。

バックステージに姿を見せた勝者は、床に座り込みながらも、真っ先に自身の矜持を語った。

「まず一番、大事なこと言っとく。俺はこれで『ロビーを超えた』なんか、これっぽっちも思ってないからな」

タッグパートナーであり、メンターでもある存在から奪った大きな1勝。

しかし、それがすぐに「超えた」ことにはならないという事実を、誰よりも理解している。

「試合前からのロビーの顔、試合終わって俺が勝ってからのロビーの顔。俺はあれを見たんだから、決勝も負けらんねえよ。絶対獲るからな!」

敗れた相棒の無念を背負い、連覇への並々ならぬ決意を露わにした。

「ロビーの分まで獲って、次にロビーとやれる時に誇らしい顔ができるように。なあ、お前らも信じて待っといてくれよ。そして、プロレスをクソ楽しめや」

一方、悲願の初優勝まであと一歩のところで涙を呑んだロビー・イーグルスは、言葉の端々に計り知れない悔しさを滲ませていた。

「何年もだ。ここまで努力して、こういう結果で冷静でなんていられない。未だに、俺が裏で重ねている努力が無視されるんだ」

食事管理や日々の節制など、プロレスという競技に捧げてきた犠牲の大きさを振り返る。

それでも、不屈の精神を失うことはない。

「ようやく頂点にたどり着いたと思ったのに、そこから8回転げ落ちた。でも俺は、“ナナコロビヤオキ”の真の意味がわかった。俺は進み続ける」

七転び八起き。日本のことわざを引用し、さらなる高みを目指すことを誓った。

そして、自らの野望を打ち砕いた若き相棒へ、最大の賛辞とエールを送る。

「コーセイ・フジタ。“Japanese Young Punk”の名を持つ若き天才。ムスコよ、誰かにやられるとして、それがお前でよかった」

タッグパートナーを「ムスコ」と呼び、敗戦を受け入れるその姿は、一人の誇り高きレスラーとしての器の大きさを物語っていた。

「しかし、お前は勝ち続けなきゃいけない。日本にいる、そして世界中にいるTMDKメンバーがお前の後ろについてる。オータクでは、お前のセコンドにつくよ。お前が偉大なことを成し遂げるのを見るのが待ちきれない」

決勝戦が行われる大田区総合体育館でのセコンド帯同を約束し、相棒の連覇を心から願う言葉で締めくくった。

群馬の地で交わされた熱き師弟の絆。

藤田晃生は、ロビー・イーグルスの思いを胸に、大田区での最終決戦へと向かう。

<写真提供:新日本プロレス>

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