【新日本】YOHがマスター・ワトを退け2年連続の『BOSJ』決勝進出!連覇を狙う藤田晃生へ大田区でのリベンジを宣言「テメーに極上のCHAOS見せてやるよ」
新日本プロレスのジュニアヘビー級の祭典『BEST OF THE SUPER Jr.33』第13戦が、6月5日(金)に群馬・Gメッセ群馬にて開催された。
群馬大会のメインイベントを飾ったのは、『BOSJ』準決勝戦のもう一つのカード。
Aブロック2位通過のYOHと、Bブロックを首位で突破したマスター・ワトの激突であった。
両者は2025年4月にIWGPジュニアタッグ王座を戴冠した「和と洋」のタッグパートナーであり、新日本プロレスの生え抜きとして苦楽を共にしてきた先輩後輩の関係でもある。
しかし、シングルマッチにおける過去3度の対戦では、マスター・ワトのデビュー戦を含め、全てYOHが勝利を収めているという明確な力関係が存在していた。
悲願の初優勝へ向けて燃える昨年度準優勝者のYOHと、ジンクスを打ち破り3年ぶりの栄冠を目指すマスター・ワトの意地が交錯する大一番となった。

試合は、互いの持ち味を存分に発揮する一進一退の攻防となった。
YOHが天山広吉を彷彿とさせるモンゴリアンチョップやカーフ・ブランディングで主導権を握りにかかれば、マスター・ワトもノータッチ・トペ・コン・ヒーロやレシエンテメンテで応戦する。

終盤、互いに体力を消耗し切った状態で、リング中央での壮絶なエルボー合戦へと突入。

マスター・ワトのスリングブレイドやTTDを執念でキックアウトしたYOHは、相手の必殺技であるレシエンテメンテⅡの体勢をドラゴンスープレックスで切り返すと、渾身のラリアットを叩き込んだ。

最後は、スタンディングのアナコンダバイスからコンプリートショットのようにマットへ叩きつけ、そのままグラウンドで強烈に絞め上げるという荒技で、マスター・ワトから無念のギブアップを奪い取った。

この結果、6月7日に大田区総合体育館で行われる『BOSJ 33』の決勝戦は、YOHと藤田晃生による顔合わせに決定。
奇しくも、昨年と全く同じカードが最後の大舞台で再び実現することとなった。
激闘を制し、リング上で勝ち名乗りを受けたYOH。するとそこへ、一足先に決勝進出を決めていた藤田晃生がリングイン。

マイクを握った若き前年度覇者は、自身のタッグパートナーを撃破してきた覚悟を胸に、先輩へ宣戦布告を行った。
「ロビーのよ、あんな顔見たから、今年も負けれねえんだ。去年の続き、クソ楽しもうや!」

これに対し、YOHもマイクを受け取り、闘志をむき出しにして応戦する。
「オイ、藤田。テメーにな、極上のCHAOS、見せてやるよ。クソ楽しみにしとけよ!」
額を突き合わせての激しい視殺戦を展開した後、藤田晃生がリングを降りると、YOHは集まったファンへ向けて力強い決意を叫んだ。
「あと一つ、勝ちゃいいんだろ。大田区に、いい風吹かせます」
万雷の拍手と歓声に包まれながら、2年連続の決勝の舞台へと歩みを進めた。

バックステージでは、カメラに向かって短くも熱いメッセージを放つ。
「かかって来いよ、未来!」
若き覇者を「未来」と称し、それを真っ向から迎え撃つベテランの矜持を示した。

一方、またしても先輩の壁を越えられず、あと一歩のところで優勝戦線から脱落したマスター・ワトは、コメントスペースの床に仰向けに倒れ込み、無念さを露わにした。
「マジか……。また一つやらなければならないことが増えたな。YOH超えだ。俺の一つの目標、YOH超えだ」
4度目の正直はならなかったが、その視線はすでに前を向いていた。
体を起こして立ち上がると、プロレスラーとしてのさらなる野望を熱く語る。
「もう一つ、俺は目標があるんだ。地元・大阪の京セラドームをもう一度開催して、あそこで超満員のお客さんの前でジュニアの闘いを見せたいと思います」
かつて新日本プロレスが熱狂を生み出した巨大スタジアムでの大会復活、そしてそのメインイベントをジュニアが務めるという壮大な夢。
「それだけ。まだまだ俺は自分の道、自信持って歩んでいきます」
敗北の悔しさをバネに、マスター・ワトの終わりなき「道」はこれからも続いていく。
そして、1年前の雪辱と悲願の初制覇を懸けたYOHの「極上のCHAOS」の行方は。ジュニアの祭典は、いよいよ大田区でのクライマックスへと向かう。
<写真提供:新日本プロレス>















