【新日本】越境タッグ初陣は勝利も…エル・デスペラード&豹を襲った「ぬいぐるみ強奪」の悲劇!ディック東郷が豹の“恋人”を略奪!?

新日本プロレスは6月5日(金)、群馬・Gメッセ群馬にて『BEST OF THE SUPER Jr.33』第13戦を開催した。

激闘が続いたリーグ戦も大詰めを迎える中、Bブロックで敗退となった選手たちによる、団体を跨いだ新たな遺恨と共闘劇が群馬のリングで展開された。

公式戦で激しい削り合いを見せたエル・デスペラードと豹(ドラゴンゲート)が、エル・デスペラードの呼びかけにより電撃的にタッグを結成。

対するは、DDTプロレスリングを主戦場とする佐々木大輔と、その師匠であるディック東郷の極悪コンビである。

この試合の最大の焦点は、勝敗の行方はもちろんのこと、豹の“恋人”であるぬいぐるみ「みょんみょん」を巡る争奪戦であった。

試合前から、革ジャン姿のディック東郷は奪い取ったみょんみょんを手に豹を挑発する。

怒りに燃える豹が猛攻を仕掛けるも、百戦錬磨の師弟コンビは、あろうことかみょんみょんを凶器として使用し、エル・デスペラードの首を絞めるなどの無法ファイトを展開。

インサイドワークと反則を織り交ぜた老獪な戦術で、急造タッグを翻弄し続けた。

しかし、終盤の混戦を抜け出したのはエル・デスペラードの卓越した技術である。

丸め込みや関節技を仕掛けてくるディック東郷の動きを読み切ると、グラウンドでのドラゴンスクリューから必殺のヌメロ・ドスへと移行し、見事にギブアップを奪い取った。

試合決着後、ついにみょんみょんを取り戻した豹は、リング上でエル・デスペラードと抱き合い歓喜を爆発させた。

しかし、ドラマはここでは終わらない。

退場路において、佐々木大輔がスタンガンで威嚇してきた隙を突き、ディック東郷が再びみょんみょんを強奪して逃走したのである。

バックステージでは、極悪ヒールがぬいぐるみを抱きかかえるというシュール極まりない光景が広がっていた。

ディック東郷はみょんみょんに対する異常なまでの愛着を語り始める。

「これな、もう俺のもんだよ。もうアイツの元に帰りたくねえつってんだよ。今日も帰ったらよ、風呂に入れねえとな」

まさかの「風呂に入れる」という発言に対し、傍らにいた佐々木大輔も思わず吹き出しそうになりながら追従する。

「風呂に入れるんすか!? この野郎、オイ! 師匠が言うんだからな、オイ! なんとしてでもな、あれは俺らのもんだ」

そこへ、再び愛する存在を奪われた豹が、エル・デスペラードを引き連れて怒りの乱入を果たす。

「マジふざけんなよ! 東郷、どこ行った!?」

スタンガンのスイッチを入れて立ちはだかる佐々木大輔に対し、豹は恐怖と執念が入り交じった悲痛な叫びを上げる。

ディック東郷と佐々木大輔が退散すると、豹は床に腹這いになり、両腕で這いずりながら追跡を開始した。

「オイ、待て! オイ、オイ、逃げるな! オイ、逃げるな、東郷! 東郷ー、待てーッ! アァ、アァ、アァ、アァ!」

スタンガンの音が鳴り響き、豹の「イタタタ!」という悲鳴がバックステージにこだまする中、自らが提案したタッグ結成から思わぬカオスな抗争に巻き込まれたエル・デスペラードは、一人取り残されて困惑の表情を浮かべるしかなかった。

「エェ!? 何これ!?」

過酷なリーグ戦の裏側で勃発した、ぬいぐるみを巡る異次元の抗争。

異色タッグの今後の展開から、全く目が離せない状況となっている。

<写真提供:新日本プロレス>

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