【新日本】怒りの豹が尻尾ムチでSHOを制裁!エル・デスペラードとの越境タッグでみょんみょん奪還「今後いっさい近づかない」
新日本プロレスのジュニアの祭典『BEST OF THE SUPER Jr.33』の最終戦が、6月7日(日)に東京・大田区総合体育館で開催された。
リーグ戦敗退の無念を晴らすべく、大田区のリングで異色のタッグマッチが実現した。
Bブロック公式戦から因縁が続くエル・デスペラードと豹(DRAGONGATE)の越境コンビが、HOUSE OF TORTURE(以下、H.O.T)のSHO&金丸義信と対峙。
この一戦は単なるタッグマッチではなく、豹にとってH.O.Tに奪われた“恋人”のぬいぐるみ「みょんみょん」を取り戻すための、絶対に負けられない奪還戦であった。

試合前、マイクを握った豹は「全世界の女豹ちゃん、そして全世界のライオンちゃん!」と会場を煽り、SHOに向かって「いますぐみょんみょんをここに連れてこい!」と要求。
しかしSHOはマイクを奪い返し、「身代金の代わりに『SUPER Jr.』のトロフィーをワシんとこ持ってこい! それができねえんだったらよ、これからもずっと拷問にかけてやるぞ!」と理不尽な要求と脅迫で応戦した。
怒り心頭の豹がSHOに襲い掛かり、ゴングが鳴らされる。
豹は自身の尻尾をムチのように使ってSHOを叩き、四足歩行からのゼロ戦キックで躍動。

しかし、場外にディック東郷がみょんみょんを人質にして現れると、豹の意識が逸れた隙を突き、H.O.Tが反撃を開始。
金丸義信の巧みなインサイドワークとSHOの容赦ない左腕攻めで、豹は孤立無援のピンチに陥る。

中盤、ようやくタッチを受けたエル・デスペラードがリングインするも、H.O.Tの狡猾な連携に捕まり、金丸義信の4の字固めや膝攻めに苦しめられる。
しかし、首固めで難を逃れたエル・デスペラードは、スパインバスターからバックドロップで反撃の狼煙を上げた。

終盤、リング上が混戦となる中、みょんみょんを盾にするディック東郷の妨害を潜り抜け、豹がSHOを東郷に激突させる機転を見せる。

この一瞬の隙を逃さず、エル・デスペラードが金丸義信に必殺のピンチェ・ロコを炸裂させ、乱戦に終止符を打った。
試合後もみょんみょんを見せつけて挑発を続けるディック東郷に対し、なんと後藤革命軍が救出に駆けつける。
後藤洋央紀らが東郷とSHOに太鼓の乱れ打ちを見舞い、制圧に成功。

さらに阿部リングアナウンサーが「今後いっさい、みょんみょんに近づかない」という誓約書を読み上げ、SHOと東郷に無理やり拇印を押させるという強硬手段で、ついに豹は愛する恋人を奪還した。

バックステージでは、立役者となった後藤洋央紀が誓約書を片手に「お礼はいらない。こいつは責任を持って、この俺が保管しておきます」と男気を見せる。
無事にみょんみょんを取り戻した豹は、安堵の表情で喜びを爆発させた。
「ヨッシャー! 取ったどー! みょんみょん、恋人を取り戻すことができました。これも後藤革命軍はじめ、たくさんの女豹ちゃんたちのおかげ、そしてデスペさんのおかげです!」
そして、新日本プロレスのリングにすっかり馴染んだ様子で、今後の展開への野心を見せる。
「こっちが僕のホームなんじゃないかっていうぐらいみんな歓迎してくれて、正直これで最後は寂しいです。秋にジュニアタッグリーグありますよね。YOHさんとキスをして2分半で仕留めたこの俺が、YOHさんのタッグパートナーとして出たら面白いよね。女豹ちゃんたち、これからも豹を全力で求めてください」
一方、勝利を収めながらもH.O.Tの執拗な攻撃に心身を削られたエル・デスペラードは、過酷なリーグ戦の余波に戸惑いを隠せなかった。
「信じられん。勝ったとは思えないダメージを受けてるし、多分この試合の後、誰も俺のこと憶えていないだろう。それくらい『SUPER Jr.』ってのは恐ろしいステージだ。これも含めて『SUPER Jr.』だ。やり過ぎ上等だ」
そして、愛すべき恋人を奪われ、敗北まで喫したSHOのコメントスペースは、前代未聞の阿鼻叫喚と化した。
「本来であればよ、メインに立つのはこのワシやったろうが! 狂っとんじゃ、オラ!」
Bブロック敗退の腹いせから始まり、出場選手全員の実名を挙げながら「頭のネジがぶっ飛んどる」と理不尽な八つ当たりを延々と展開。
さらには、自身の背後にあるスポンサーボードの地元企業ロゴを指差し、「俺が負けたのはこいつのせいだ! 乗っ取ってよ、拷問器具専門店にしてやる!」と暴言を吐き捨てる始末。
一度は退室したものの、再び戻ってきては他団体の選手や兄弟子である佐々木大輔にまで噛み付き、「スタンガンはやり過ぎなんじゃ!」と自分たちの無法ぶりを棚に上げて批判。
最終的には「まともなのはワシと金丸義信さんしかおらんかったやろう! 真実を報道しろ!」と報道陣に詰め寄り、最後まで自分勝手な理屈で暴れ回った。
大田区のリングで繰り広げられた、ぬいぐるみを巡る愛憎劇。
エル・デスペラードと豹の越境コンビがもたらした熱と笑いは、ジュニアの祭典に忘れられない爪痕を残した。
<写真提供:新日本プロレス>
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