【全日本】宮原健斗が鈴木秀樹との三冠前哨戦に「これがザ・プロレスだ」と武者震い!立花誠吾が田村男児との前哨戦で痛恨の黒星

全日本プロレスは6月6日、延期となっていた「スーパーパワーシリーズ2026」角田大会を開催した。

セミファイナルとなる第6試合では、6月18日の後楽園ホール大会に向けて激しく火花を散らす陣営が激突。宮原健斗、本田竜輝、立花誠吾組と、鈴木秀樹、田村男児、河野真幸組による6人タッグマッチ30分1本勝負が行われた。

この一戦は、後楽園大会で予定されている三冠ヘビー級選手権試合(王者・宮原健斗対挑戦者・鈴木秀樹)と、世界ジュニアヘビー級選手権試合(王者・田村男児対挑戦者・立花誠吾)のダブル前哨戦としての性格を帯びていた。

さらに翌日に控えた山形大会での全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合に向けた思惑も交錯し、リング上は濃密な熱気に包まれていた。

試合は、宮原健斗と鈴木秀樹による静かで緊張感のあるグラウンドの攻防から幕を開けた。

三冠戦のテーマに「プロフェッショナル・レスリング」を掲げる両者は、探り合いの中にも互いの力量を確かめ合うような重厚な動きを見せる。

一方、過去2カ月で12回もの直接対決を重ねてきた立花誠吾と田村男児は、互いの手の内を知り尽くした激しい攻防を展開。

終盤、立花誠吾がアングルスラムやヤンキーハンマーで追い詰める場面もあったが、最後は田村男児が一瞬の隙を突き、死角からのラ・マヒストラルで立花誠吾から3カウントを奪取した。

これにより、長きにわたる前哨戦は挑戦者の立花誠吾が一つ負け越す結果となった。

試合後、バックステージに戻った勝者陣営では、翌日に6人タッグの防衛戦を控える田村男児が複雑な心境を吐露した。

鈴木秀樹や河野真幸と勝利の余韻を分かち合ったのも束の間、田村男児はタイトルマッチと前哨戦が入り乱れる過密日程に対して「タイトルマッチなんだけど、前哨戦が入っちゃってる。これはいかがなものかと思う」と混乱を見せつつも、最後は「とりあえず6人タッグはEvolutionだから。防衛します」と王者としての責任感を口にした。

一方、敗北を喫した陣営であったが、三冠王者の宮原健斗に悲観の色はなかった。

宮城県のファンの熱狂を肌で感じ取った王者は、鈴木秀樹との闘いを通じて自身の本能が呼び覚まされていることを明かした。

「チャンピオンもチャレンジャーも自分自身を解放してるようだ」と語り、肌を合わせるたびに伝わってくる鈴木秀樹のレスラー像に「当事者の俺らもゾクゾクしてる。これがザ・プロレスだ」と、頂上決戦への期待感を極限まで高めていた。

さらに、11年ぶりの開催となる翌日の山形大会に向けても、凄まじい興行になると予告した。

また、同じく敗れた立花誠吾と本田竜輝は、翌日の6人タッグ王座戦に向けた執念を燃やしていた。

本田竜輝は立花誠吾や羆嵐とともにベルトを奪取することを固く誓い、現在の王者である諏訪魔に対し「オマエが全日本プロレスのベルト持ってるの、絶対に許せねえんだよ!」と強烈な敵意をむき出しにした。

立花誠吾も本田竜輝の言葉に呼応しつつ、この日敗れた田村男児の丸め込み技について言及。

「あんな男児のラ・マヒストラルの精度がヤバいことになってる」と舌を巻き、本番の世界ジュニア戦に向けて急遽対策を練り直す必要性に迫られていた。

タイトルマッチへの序章でありながら、各選手の意地と思惑が複雑に絡み合った角田の夜。

決戦の地・後楽園に向け、選手たちのボルテージは最高潮に達しつつある。

<写真提供:全日本プロレス>

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