【NXT】渡米わずか1か月半で王座挑戦!NARAKUが巨漢ルークを粉砕し「無言の一礼」で王者を幻惑

米国最大手プロレス団体WWEの第3ブランドにあたるNXTが9日(日本時間10日)に放送され、元新日本プロレスのEVILとして知られるNARAKUが、見事にNXT王座への挑戦権を手中におさめた。

メイソン・ルークを相手に行われた挑戦者決定戦を制し、28日(同29日)に開催される大型イベント「グレート・アメリカン・バッシュ」において、現王者トニー・ディアンジェロの首を狙うことが正式に決定した。

今年1月末に古巣の新日本プロレスに別れを告げ、4月から新天地NXTのマットに上がったNARAKU。

参戦直後から頂点に君臨するディアンジェロに照準を合わせ、「王者を守る」といった不可解な発言を繰り返すなど、リング外でも高度な頭脳戦を展開してきた。

今回の挑戦者決定戦は、同じく王座を狙う巨漢ルークとの激突となった。

約136キロという規格外の体格を誇るルークに対し、NARAKUは真っ向から対抗する。

序盤こそ強烈なタックルやスーパーパワースラムといった猛攻を浴びて劣勢を強いられたものの、驚異的なタフネスでフォールを回避した。

勝機が訪れたのは試合終盤、同じくNXT王座を狙うカム・ヘンドリックスがエプロンサイドに姿を現した瞬間であった。

乱入者に気を取られたルークのわずかな隙を見逃さず、NARAKUは必殺のエンター・ジ・アビス(変形大外刈り)を一閃。

見事に3カウントを奪い去り、コアなNXTファンからも大きな喝采を浴びた。参戦からわずか1か月半という、異例のスピード出世である。

しかし、NARAKUの真骨頂は試合後の行動にあった。

試合を終えたNARAKUはスーツに着替え、王者ディアンジェロの元へ向かった。

言葉を発することなく、謎に包まれた漆黒の封筒を静かに差し出したのだ。

突然の不気味な行動に対し、ディアンジェロは困惑の表情を浮かべて口を開いた。

「これは何だ?」

王者の問いかけに対し、NARAKUはかけていたサングラスをゆっくりと外し、ただ無言のまま一礼してその場を立ち去った。

封筒の中身は明かされていないものの、挑戦者決定戦の勝利という物理的な結果以上に、王者の精神を大きく揺さぶる高度な心理戦であったことは想像に難くない。

不気味な挑戦者の行動に対し、王座防衛のプレッシャーを背負うディアンジェロは、挑発的な言葉で自らを奮い立たせるかのように語った。

「『グレート・アメリカン・バッシュ』で、やつは体中の悪(Evil)の力をすべて振り絞らなければならないだろう」

かつてのリングネームである「EVIL」という言葉を意図的に交えながら、王者としてのプライドをのぞかせたディアンジェロ。

しかし、言葉とは裏腹に、手渡された黒い封筒の存在が王者の心に暗い影を落としているのは間違いない。

海を渡り、自らの実力と底知れぬ不気味さでまたたく間にNXTの主役候補へと躍り出たNARAKU。

日本のマット界を震撼させた暗黒の戦術は、アメリカの地でも着実に王者への包囲網を狭めている。

28日の大舞台で、漆黒の封筒の謎が解き明かされるのか。

異例のスピードで頂点へ迫るNARAKUの次なる一手から、目が離せない。

(※WWE・NXTの熱戦は、ABEMAプレミアムを通じて配信されている)

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