【新日本】王者・成田蓮が地上波特番を一蹴「テレビとかどうでもいい」! ウルフアロンは「自覚が足りない」とバッサリ

相反するイデオロギーが、決戦を前に激しく火花を散らした。

新日本プロレスは6月13日、大阪・朝日生命ホールにおいて翌14日の『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』(大阪・大阪城ホール)で行われるNEVER無差別級選手権試合の調印式を実施した。

ベルト奪還に燃える挑戦者のウルフアロンと、ふてぶてしい態度を崩さない王者の成田蓮が出席し、互いの相容れない主張をぶつけ合う場となった。

前回の有明大会では王者にボイコットされるという屈辱を味わった挑戦者だが、無事に調印の席に着いた相手に対し「今日は来てくれて良かった」と冷静に切り出した。

ウルフアロンの脳裏に焼き付いているのは、2月11日の大阪エディオンアリーナ大会で至宝を奪われた忌まわしい記憶である。「大阪での借りは大阪でしか返せない。ボクがしっかりと取り返して、次の夏に向けていいスタートを切れるように必ず勝ちたい」と語り、因縁の地でのリベンジ達成へ向けて強い意欲を示した。

一方、迎え撃つ王者陣営の成田蓮は、相変わらずの不遜な態度を貫いた。

大一番に向けた心境を問われても「意気込みもクソもねえ。明日は俺の防衛戦、俺の勝利が約束された試合なんだよ」と言い放ち、一切の気負いを見せない。「黙って俺の勝つ姿見とけ」と凄み、挑戦者の決意を完全に黙殺する構えを見せた。

両者の決定的な温度差が浮き彫りになったのは、決戦当日の夜に予定されているテレビ中継に関する話題であった。

6月14日22時15分から放送される地上波番組のタイトルは『逆襲のウルフ&新世代頂上決戦』と銘打たれており、このタイトルマッチが大々的にフィーチャーされることが決まっている。

この状況に対し、プロレス界の未来を見据えるウルフアロンは「もちろん意識している」と即答した。

ファンや関係者の支えがあってこそ業界が成り立つという基本理念を前提とした上で、「もっとプロレスを盛り上げていくと考えた上で、メディアの力を使うのはとても大切なこと。ボク自身にそれをやる力があるのも分かっている」と力説。

自らが広告塔となり、新日本プロレスの魅力を広く世間へ発信していく覚悟を示し、「そこを有効活用していきながら、意識して試合して勝ちたい」と独自の使命感をみなぎらせた。

ところが、王者の価値観は全く異なる次元にあった。大々的なテレビ放送についても「明日はテレビとかどうでもいい。ただの防衛戦なんだよ」と一蹴。

『逆襲のウルフ』という番組タイトルにすら「ふざけんな。王者・成田の防衛確定だろ」と不快感をあらわにし、メディア戦略や周囲の期待など意に介さず、ただ己の勝利のみを主張した。

さらに、以前ウルフアロンが指摘した「成田が持っていることで、本来のNEVER王座の価値からかけ離れてしまった」という批判について問われた成田蓮は、「質問の意味が分かんねぇ。どうして俺がこのベルトを持ってかけ離れてるのか」と激怒。

挑戦者に対して「頭が悪いとしか言いようがねぇ。かわいそうにな」と辛辣な言葉を浴びせた。

これを受けたウルフアロンは、感情的になる相手を一瞥し、「ちょっと自覚が足りない」と冷ややかに切り捨てたのである。

プロレスの発展を見据え、メディアの力を駆使して王座奪還を誓うウルフアロン。

対するは、周囲の思惑をすべて粉砕し、己の強さだけを証明しようとする王者・成田蓮。

全く交わることのない2つの信念は、6月14日の大阪城ホールで最終決着を迎える。

■ 大会情報
『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』
日程:2026年6月14日(日) 14:30開場 16:00開始
会場:大阪・大阪城ホール

<写真提供:新日本プロレス>

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