【新日本】沈黙のグレート-O-カーンにYuto-Iceが「オタクを利用して稼ごうぜ」と痛烈挑発! 異様な熱気に包まれたIWGPタッグ調印式

新日本プロレスは6月13日、大阪・朝日生命ホールにおいて翌14日の『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』(大阪・大阪城ホール)で行われるIWGPタッグ選手権試合の調印式を実施した。

王者組のYuto-IceおよびOSKAR(Knock Out Brothers)と、挑戦者組のHENAREおよびグレート-O-カーンが対峙したこの席は、言葉を尽くして自己を誇示する新世代と、精神性を重んじ不気味な沈黙を貫く挑戦者という、極端な対比が浮き彫りになる空間であった。

会見が始まると、司会者からの質問に対してグレート-O-カーンは一切の言葉を発さず、沈黙を守り続けた。

その異様な空気の中で、タッグパートナーのHENAREがマイクを握る。

無言の相棒の真意をすべて理解していると前置きした上で、SNSなどを駆使して自己プロデュースに勤しむ王者組の姿勢を一刀両断した。

「キャラクター作りに躍起になっているようだが、リング上の闘いこそが本質だ」と厳しく指摘し、金銭目的で戦う相手のスタンスは自身の信条に反すると断言。

自身がプロレスを通じて追求しているのは、神聖なる精神力である「マナ」であることを強調した。

さらに、参戦から1年にも満たない若き王者たちに対し、「強敵と呼べるのは毘沙門くらいではないか。自分たちが王座を保持していた時は、敗北してベルトを失ったわけではない」と、経験と実績の違いを見せつけた。

この古き良き哲学に基づく批判に対し、王者組のOSKARは即座に反撃に出た。

ネット上での発信だけでなく、それに伴う結果をリング上で示してきたという自負がOSKARにはある。

挑戦者組の過去の実績に触れ、「オーカーンは何度も王座を獲得しながら防衛は0回。HENAREも同様ではないか」と痛烈な皮肉を浴びせた。

その上で、自分たちは短い期間に幾度もの防衛を重ねており、言葉と結果の両方で観客を納得させていると胸を張ったのである。

さらに、相棒のYuto-Iceは独自の価値観を展開し、会見をかき回した。

「カネが目的であることは否定しない。しかし、強敵と戦ってこそ稼ぐ意味がある」と、根底にある闘争本能をのぞかせる。

今大会で最も注目を集めているのがYOHであることを冷静に分析しつつ、HENAREとの対戦をファンが金を払いたくなるような付加価値の高いものに引き上げると宣言。

「マナとプロレスハイを混ぜ合わせて売りさばこう」と、相手の哲学すらもビジネスの材料として利用する貪欲さを見せつけた。

Yuto-Iceの舌鋒は、一言も発しないグレート-O-カーンにも向けられた。

「今の状況に満足しているのか。ベルトを奪取して何が変わるのか」と問い詰め、熱狂的なファン層をターゲットにしたビジネスチャンスに乗るべきだと挑発を重ねた。

リング外での発信はすべて興行の収益を上げるためと割り切りながらも、「試合中だけは何も考えず、ただ感じるのみだ」と語り、「LET’S GET HIGH! BIG UP!!」という言葉で純粋な闘争への渇望を表現した。

王者組の挑発を一身に受けたHENAREは、翌日の試合が単なるビジネスの枠を超え、生死を分かつ凄惨な死闘になると宣告。「頭をマットに叩きつけられた時、どう感じるか楽しみだ」と冷酷な笑みを浮かべた。

一方のグレート-O-カーンは、Yuto-Iceからの再三の挑発や報道陣からの問いかけに対しても最後まで口を開くことはなかった。調印書への署名を終えると、恒例の記念撮影すら拒絶し、足早に会場を後にしたのである。

饒舌な王者組と、沈黙を貫く挑戦者。そして「金銭」と「精神性」という相反するイデオロギー。すべての答えは、6月14日の大阪城ホールのリングで下される。

■ 大会情報
『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』
日程:2026年6月14日(日) 14:30開場 16:00開始
会場:大阪・大阪城ホール

<写真提供:新日本プロレス>

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