【新日本】辻陽太が新技ファイヤーブラスターでカラム・ニューマンからIWGP奪還!大阪城で高らかに宣言「俺たちが“現世代”だ!」
新日本プロレスの激動の上半期を総括する一大決戦『DOMINION 6.14 in OSAKA-JO HALL』が6月14日、大阪・大阪城ホールで開催された。
大会のクライマックスとなるメインイベントでは、IWGPヘビー級王座を懸けた血沸き肉躍るタイトルマッチが行われ、挑戦者の辻が王者カラム・ニューマンを撃破。
至宝の奪還に成功するとともに、新日本プロレスの「現世代」を牽引する力強い決意表明を行った。
今年1月の東京ドーム大会でIWGPヘビーとIWGP GLOBALヘビーの2冠王者に輝いた辻であったが、その後の防衛戦で次々とベルトを失い、無冠のままこの日を迎えていた。

一方、第88代王者として君臨するニューマンは、試合前のベルト返還式でベルトを放り投げ、さらには選手コールの際に日本刀を抜いて辻の首筋に突きつけるという、常軌を逸した挑発行動で会場の空気を一気に支配した。
ゴングが鳴ると同時に、両者の意地が激しく衝突する。
ニューマンが驚異的なスピードのランニングフロントハイキックで先制すれば、辻は重たい打撃と弓矢固めで応戦。

場外戦ではニューマンが辻を客席に座らせてのランニングドロップキックを見舞うなど、荒々しい攻防が続いた。
中盤、ニューマンが特設花道からのトペコンヒーロや豪快なダイビングフットスタンプで辻の体力を奪いにかかる。

さらに場外に設置したテーブルへ叩きつけようと試み、強烈なエクスカリバーで辻をテーブルごと粉砕。
大ダメージを負った辻に対し、ニューマンは「大丈夫?」と日本語で声をかけながら強烈なローキックを放つなど、冷酷無比な猛攻で王者の恐ろしさを見せつけた。

しかし、新日本の看板を背負う覚悟を決めた辻は屈しない。
串刺しタックルやフロントスープレックスで反撃の狼煙を上げると、ニューマンのオスカッター2.0を必殺のジーンブラスターで撃墜。

最後は、新技である変型ジーンブラスター「ファイヤーブラスター」を完璧に叩き込み、激闘に終止符を打った。

試合後、棚橋弘至社長からIWGPヘビー級のベルトを受け取った辻は、マイクを握り、会場に集まった大観衆へ向けて熱いメッセージを放った。

「IWGP、取り戻したぞー! 1.4東京ドームでこのベルトを手にして時代を掴んだと思っていたが、カラム・ニューマンというとんでもないバケモンが出てきちまうなんて、やれやれだぜ。だが、まだ終わっちゃいねぇ。何度でもお前の挑戦、受けてやる」
激闘を繰り広げた強敵への敬意と再戦の約束を口にすると、自身の立ち位置と団体が迎えるべき未来について、力強い言葉で宣言した。
「この新日本プロレスは、本当の意味で“新時代”を迎える。いままで幾度となく“新時代”と言ってきた。でも、俺は今日かぎりで、この“新世代”という言葉を使うのをやめる。俺が“現世代”で、俺たちが“現世代”だ!」

もはや未来を語る若手ではない。今この瞬間を背負って立つトップランナーであるという強烈な自負がそこにあった。
リング中央のライオンマークにひざまずき、「新日本プロレスが迎える“新時代”を背負う覚悟、できてるに決まってんだろーーっ!!」と絶叫すると、会場は割れんばかりの大歓声に包まれた。
「俺は信じてる。新日本で闘うレスラーたちは、みんなこの時代を背負っていく覚悟を持ってることをな。日本よ、世界よ、そして新日本プロレスよ、覚悟はいいかーーっ!! 俺が! IWGPヘビー級チャンピオンだ!!」

金テープが舞い散る中、歌手のMay J.が書き下ろした新入場テーマ曲「ワイルドファイヤー」が鳴り響き、辻は至宝を取り戻した喜びと団体を背負う重責を胸に、ファンの大歓声に応えた。

バックステージに戻った辻は、興奮冷めやらぬ表情で激闘を振り返った。ニューマンの不屈の闘志を称えつつ、自身の新たなフィニッシュホールドである「ファイヤーブラスター」が、May J.の楽曲からインスピレーションを受けて誕生したことを明かした。
「いろんなとこから、俺たちは力をもらってるんだ。ファンの声援、冴え滾る相手のファイティングスピリット、全てがこのリングの中で渦巻いている。そんなセルリアンブルーのリングが、俺は最高に好きだ」と、プロレスへの深い愛を語った。
報道陣から、チャンピオンとして迎える夏の祭典『G1 CLIMAX』への意気込みと、団体の未来像について問われると、表情を引き締めて答えた。
「俺は何度も言うように、このIWGPが最高であり、セルリアンブルーのリングが最高だと信じている。それを自分の力で、そして新日本の最高のレスラーたちと証明するだけだ。『G1』でチャンピオンとして獲ったヤツは最近いないよな。俺は今まで誰もできなかったことをやった男だ。これからの『G1』、そういう思いで挑みたい」

さらに、業界再編の波が押し寄せる中で、新日本プロレスの体制変更にも言及。
親会社であるテレビ朝日やサイバーエージェントへの要望を真っ直ぐに語った。
「やっぱりプロレスラーとしての知名度をもっと高めていかなきゃいけない。そして、選手の流出を防ぐこと。俺たちはこの新日本プロレスで試合をしたいと、常に願っている。世界にはレスラーを誘う団体がいっぱいあるだろう。そんな団体に負けないような団体作り、俺たちも一緒に、同じ方向を向いてやっていかなきゃいけないと思う。これが、俺が求めることだ」
絶対王者の矜持、セルリアンブルーのリングへの底知れぬ愛、そして業界の未来を見据える広い視野。
至宝を奪還し、真の「現世代」トップとなった辻の言葉には、新日本プロレスの明日を切り拓く強固な覚悟が満ち溢れていた。
<写真提供:新日本プロレス>
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