【新日本】永田裕志が地元・千葉で悪を討つ!ジョシュ&ウルフアロンの豪華トリオがH.O.Tを完全粉砕「やっぱり新日本のリングは格別ですね」
新日本プロレスは6月20日、千葉・君津市民体育館にて『永田裕志 Produce Blue Justice XVIII ~青義進陸~』を開催した。
雨模様にもかかわらず、1000人を超える観客が詰めかけた今大会。
そのメインイベント(第7試合)では、通算18回目を迎える大会のプロデューサー・永田裕志が、NEVER無差別級王者のウルフアロン、そして総合格闘技のレジェンドにして新日本プロレス臨時コーチも務めるジョシュ・バーネットと豪華トリオを結成。
極悪ユニット“HOUSE OF TORTURE(以下H.O.T)”の成田蓮、高橋裕二郎、金丸義信組と激突する「青義進陸スペシャル6人タッグマッチ」が行われた。

ジョシュ・バーネットは2003年の東京ドーム大会で、当時のIWGPヘビー級王者であった永田裕志の防衛戦の相手として初参戦した歴史を持つ。かつての激闘のライバルが、時を経て同じコーナーに並び立つ胸熱のシチュエーション。
そこに、大阪城ホール大会で成田蓮からNEVER無差別級王座を奪還したばかりのウルフアロンが加わるという、必見のカードとなった。
試合は、H.O.Tによるゴング前の奇襲から幕を開けた。高橋裕二郎が永田裕志の腰をエプロンに打ちつけ、成田蓮がジョシュ・バーネットを鉄柱へ激突させるなど、荒れ模様のスタート。

リング内でもH.O.Tは徹底したダーティーファイトを展開し、金具がむき出しになったコーナーへ永田裕志らを次々と投げつける。金丸義信は永田裕志の後頭部への低空ドロップキックや首4の字固めで執拗にダメージを蓄積させた。
しかし、歴戦の勇士たちは悪の連携に屈しない。

永田裕志がエクスプロイダーで反撃の狼煙を上げると、ジョシュ・バーネットは成田蓮へフライングニールキックやサイドスープレックスを炸裂させ、金丸義信らにはエルボーの猛打を浴びせる。

ウルフアロンも高橋裕二郎への串刺しラリアットからブレーンバスターと、持ち前のパワーを見せつけた。

終盤、H.O.Tがウルフアロンに狙いを定め、高橋裕二郎の急所へのヘッドバットから金丸義信の低空ドロップキック、さらに成田蓮とのダブルニークラッシャーと波状攻撃を仕掛ける。
だが、これを耐え凌いだウルフアロンは、金丸義信の回転エビ固めを力で担ぎ上げ、ハリケーンドライバーで叩きつける。

最後は、永田裕志が成田蓮をナガタロックⅡで、ジョシュ・バーネットが高橋裕二郎を腕ひしぎ逆十字で完全に分断する中、ウルフアロンが金丸義信を豪快なアングルスラムで投げ飛ばし、完璧な3カウントを奪取。

強力な援軍を得た永田裕志組が、悪のユニットに正義の鉄槌を下し、地元千葉に錦を飾った。
試合後、リング上では勝利のマイク・リレーが行われた。

ジョシュ・バーネットは流暢な日本語で感謝を述べた後、英語でウルフアロンの実力を高く評価した。「お前みたいなホンモノの強者とリングで一緒に戦えて、楽しかった。オリンピック金メダリスト、その価値がどれほどのものか俺にも少しはわかる。困ったことがあったら連絡してこい、力になってやる」とエールを送り、H.O.Tに向けては「オマエはもう、死んでいる」と日本語で首切りポーズを披露して会場を沸かせた。

続いてマイクを握ったウルフアロンは、それぞれのバックボーンの違いに触れ、「まったく違う道を歩んできた人たちが、思いを乗せられる舞台っていうのは、このプロレスのリングにしかない魅力だと思っています」と語り、大先輩たちから多くを学んだことへの感謝を述べた。

最後は大会プロデューサーの永田裕志が締めくくる。「今年度、僕はこの新日本のリングで戦うのは初めてです。やっぱりいろんな他団体とかに出させていただいてますが、やはり新日本のリングは格別ですね!」と喜びを爆発させ、「まだまだ現役にこだわって戦っていきたい。またいつの日か戻ってきて、大会を開催したいと思います!」と高らかに宣言。「1、2、3、ゼアッ!!!!」の雄叫びで、君津の夜を熱狂のまま締めくくった。

バックステージに戻った永田裕志は、自身の会社「株式会社ナガタロック」としての初進出となった君津大会の成功を振り返り、悪天候の中で集まった観客への深い感謝を口にした。
「この天候が悪い中、1000人以上のお客様が入ってくれたということで感謝しかありません。いま旬のウルフだったり、かつてしのぎを削って闘ったジョシュ選手が自ら志願して来てくれたのは本当に感謝です」

来年に控えるデビュー35周年に向けて「結構ガッチリいろんな相手とやりたいですね」と意気込みを見せ、キャリア半年でNEVER王座を取り戻したウルフアロンに対しても「駆け引きとか素晴らしい。これから大きな試練が来る可能性も高いんで、踏ん張って頑張ってほしい」とエールを送って控室へと消えた。

残されたウルフアロンとジョシュ・バーネットは、格闘技という共通言語を通じて親交を深めていた。
ジョシュ・バーネットは「ヘビー級の肉体にヘビー級のパワーを鍛え上げる。渾身の一撃を叩き込んだら、その一撃で勝負を終わらせられる。それが俺の答えだ」と自身の打撃理論を熱く語る。

ウルフアロンも「柔道は背中をついたら終わりなので、ダメージを与えるというところにフォーカスされてなかったんですけど、もっとダメージを与える投げ方を研究する必要があるんじゃないかと思いました」と、プロレスにおける投げ技の進化への意欲を示した。

新日本プロレスへの思いを問われたジョシュ・バーネットは、少し考え込んだ後、静かに、しかし熱を込めて語った。
「俺の心の一部だ。新日本プロレスは、俺の人生を大きく変えた。今の俺がいるのも、あのトーキョードームでのナガタさんとの一戦がきっかけだ。新日本プロレスは俺にとって、特別な存在なんだ。この新日本のためなら、世界中を相手にしてでも闘う」
そしてウルフアロンは、目前に迫る6月23日後楽園ホール大会での『G1 CLIMAX 36』出場者決定戦(対YOSHI-HASHI)を見据える。長きにわたったH.O.Tとの抗争に一旦の区切りをつけ、本隊や他ユニットとの新たな闘いへと思いを馳せる。
「僕自身が知らない僕のボロがたくさん出てくると思います。そこをしっかりと見落とさずに、まずはYOSHI-HASHIさんに向けて、その先繋いでいけるようにやっていきます」
YOSHI-HASHIからのNEVER王座挑戦のアピールに対しても、「全員がトップ目指してやっていくからこそ、おたがいのプロレスを高め合っていける。YOSHI-HASHIさんの全力全てを受け止めて、その上で僕が勝ちます」と、王者としての揺るぎない覚悟を示した。
格闘技のバックボーンを持つ3世代の勇姿と、プロレスへの深いリスペクトが交差した君津の夜。
青義の炎は、これからも力強く燃え続ける。
<写真提供:新日本プロレス>
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