【マリーゴールド】青野未来、115キロの巨漢を退けV5達成!重圧を跳ね返し、初観戦の父に「最高の誕生日プレゼントにできたと思う」
女子プロレス団体「マリーゴールド」が20日、東京・後楽園ホールにて「Marigold SHINING ATTACK 2026」を開催した。
メインイベントのワールド選手権試合では、王者の青野未来が、115キロの巨躯を誇る挑戦者ナイトシェイドを下し、5度目の王座防衛に成功した。

青野は前哨戦のタッグマッチにおいて、ナイトシェイドの規格外のパワーに圧倒され、2度も直接フォール負けを喫するという屈辱を味わわされていた。

また、記者会見ではナイトシェイドが”5分殺”を予告していただけに、精神的なプレッシャーが重くのしかかるなかで迎えたこの日の防衛戦であった。

試合の王者の打撃も絞め技も通用せず、幾度となくパワー押し潰される展開が続く。
圧倒的な質量の前に、青野未来の勝機は完全に潰えたかに見えた。

しかし、王者の闘志は決して折れてはいなかったのである。
相手の猛攻を耐え凌ぎ、コーナーからの攻撃をかわして自爆させると、一気に反撃の狼煙を上げる。

怒涛の打撃で畳み掛け、なんと115キロの巨体を強引に抱え上げ、ボディスラムでマットに叩きつけるという驚異の底力を発揮したのである。

そして、ナイトシェイドが必殺のネックハンギングボムを食らうも、隙を突いて切り返して丸め込み3カウントを奪って勝利した。

敗れたナイトシェイドが自らの敗北が信じられないという苛立ちの表情でリングを去る一方で、死闘を制した王者の顔には極度の緊張から解放された安堵の笑みが広がっていた。
「怪物ナイトシェイドという強い選手から防衛できてよかったと思うし、防衛したことによってまた1つ上にいける。いかなきゃいけない」

マイクを握った青野未来の発言には、絶望的な壁を乗り越えた者のみが持つ確かな覚悟が宿っていた。
さらに、この日の客席には特別な人物の姿があったのである。
「今日は初めて父が観に来てくれた。しかも今日父は誕生日で、明日は父の日。最高の誕生日プレゼントにできたと思う」
35歳となった愛娘のリング上での晴れ姿を、初めて現地で見届けた父親。
激闘の末に掴み取った「防衛」という結果報告は、何にも勝る贈り物となったことであろう。

苦しい前哨戦のトラウマを断ち切り、強大な挑戦者を退けた青野未来の視線は、すでに次なる激闘へと向けられている。
試合後には、次期挑戦者候補として橘渚との対戦を示唆する場面も見られた。
マリーゴールドの頂点に君臨する王者が、次にどのような光景を切り拓くのか。
その果てなき王道は、いまだ止まることを知らないのである。
<写真提供:マリーゴールド>















