【ノア】小田嶋大樹がAMAKUSAからのエールをシビアに拒絶し『N-1』枠奪取を宣言「あなたはチームではない、対戦相手です」
プロレスリング・ノアが6月25日、東京・後楽園ホールで開催した『LEGACY RISE 2026』。
第2試合に組まれた8人タッグマッチは、反則が飛び交う無法地帯と化し、その後のバックステージで夏のヘビー級の祭典『N-1 VICTORY』への出場枠を巡る予測不能なドラマを生み出すこととなった。
小田嶋大樹、小柳勇斗、鶴屋浩斗、髙橋碧の若きカルテットが、杉浦貴、タダスケ、アルファ・ウルフ、政岡純を擁する反体制ユニット「TEAM 2000X」と激突した一戦。
試合は序盤からTEAM 2000Xのペースで荒れ模様となり、まともなプロレスの攻防はほとんど見られなかった。
結末はわずか4分01秒、タダスケが凶器としてラダー(脚立)を持ち出し、小柳勇斗を容赦なく殴打したことでレフェリーが試合をストップ。
TEAM 2000Xの反則負けという、フラストレーションの溜まる幕切れとなった。
暴走するTEAM 2000Xの蛮行によって無惨に荒らされたリングであったが、この理不尽な状況を憂い、バックステージで若き小田嶋大樹に救いの手を差し伸べた男がいた。
独自のキャラクターで異彩を放つAMAKUSAである。
AMAKUSAは、手段を選ばないTEAM 2000Xの無法ぶりを非難しつつ、たった一人で巨大な悪に立ち向かおうとする小田嶋大樹の姿勢を高く評価した。
「タダスケ、相変わらずやり方が汚いのう。小田嶋殿の勇気も買うが、あの者たちを一人でどうこうできるものではあるまい」
そして、話題は過酷なヘビー級リーグ戦である『N-1』への出場権争いへと移行する。
AMAKUSA自身もまた、ジュニアヘビー級の枠を超えた戦いへの熱い思いを抱いていた。
「我も小田嶋殿とともにN-1出場権、狙わせていただく。対ヘビー級は我の悲願。N-1出場権、我がいただく」
一方、AMAKUSAからのエールを受けた小田嶋大樹であったが、その返答は非常にシビアなものであった。
先輩からの言葉に感謝しつつも、与えられた出場枠がたった「1」であるという現実を冷静に見つめている。
「AMAKUSAさん、心強い言葉をありがとうございます。でも、N-1への出場権は1枠。あなたはチームではない。対戦相手です」
同じ反TEAM 2000Xの立ち位置であっても、N-1への切符を争う以上は完全に敵同士となる。
若き闘志を燃やす小田嶋大樹は、目前に立ちはだかるすべての障壁を打ち破る覚悟を宣言した。
「正々堂々、AMAKUSAさん、あなたを倒して、2000を全員倒して、N-1の出場権、自分が必ず獲ってみせます」
この白熱する出場権争いを、鼻で笑って聞いていたのが反則負けの張本人であるタダスケである。
AMAKUSAの参戦表明に対し、「我はアマ…クソ殿」と悪意たっぷりに名前を捩って挑発。
さらに、AMAKUSAが発したとされる言葉のチョイスに対しても、痛烈なツッコミを入れた。
「お前、なんで江戸時代の人間が三下って言葉知っとんねん。もうその設定飽きたから、そろそろやめとけ」
キャラクター設定の矛盾を指摘するという盤外戦術で揺さぶりをかけると、結果的に出場枠を争う戦いが「5WAY」という形式になることについて余裕の態度を見せつける。
「まあ、これで5WAY?認めんのもしゃくやけど、一人増えたとて、こっちが有利なんは変わらへん。さあ、作戦練ろうかな。ほな、さいなら」
不敵な笑みを残して立ち去ろうとしたタダスケであったが、ステップラダーから降りる様子をカメラに向けられ、「ここ録らんでええからな。降りるとこ録らんでええ」と、お約束の言葉を残して控室へと消えていった。
ラダー攻撃による不完全燃焼な試合から一転し、N-1出場権を巡る5WAYの抗争へと急発展を遂げた後楽園大会。
若手の意地、悲願達成に燃える曲者、そして数で圧倒する反体制ユニット。
それぞれのエゴが激しくぶつかり合う出場権争奪戦は、夏の本番を前にさらにカオスな状況へと突入していく。
<写真提供:プロレスリング・ノア>















