【WWE】イヨ・スカイがサウジの夜空に掲げた王冠!世界王者から直接奪ったトーナメント初制覇の勲章「サマースラムでまた会おう!」
米国最大のプロレス団体WWEは現地時間27日(日本時間28日)、サウジアラビア・リヤドにてプレミアム・ライブイベント『ナイト・オブ・チャンピオンズ』を開催した。
世界中のプロレスファン、そして「ABEMAプレミアム」の生中継を見守る日本のファンが熱視線を送る中、歴史ある「クイーン・オブ・ザ・リング」トーナメントの決勝戦が行われた。
リングに上がったのは、初戦でジュリアらとの4WAY戦を制し、準決勝でラケル・ロドリゲスを下して勝ち上がった”ジーニアス・オブ・ザ・スカイ”ことイヨ・スカイ。
現女子世界王者のリブ・モーガンを相手に、イヨ・スカイがいかに立ち回るかが最大の焦点となった。
宗教上の理由から肌の露出が制限されるサウジアラビア大会。全身を覆うピンクのボディースーツに身を包んだイヨ・スカイ。
一方、入場ゲートから現れた王者には思わぬハプニングが降りかかる。
”呪いの変人”ことダンハウゼンから突如として呪いをかけられ、激怒したリブ・モーガンが張り手で制裁を下すという一幕があった。
この奇妙な乱入劇により、怪人までもがイヨ・スカイの味方につくという異様な空気の中でゴングが鳴らされた。
試合は、頂点を極める者にふさわしい死闘となった。
イヨ・スカイは序盤からミサイルキックやアサイムーンサルトなど持ち前の空中殺法で攻め立てるが、ムーンサルトを狙った際に王者の機転で場外の鉄階段へと叩き落とされ、着地時に左ヒザを負傷するアクシデントに見舞われる。
試合巧者の王者はここを見逃さず、徹底したヒザ攻めと強烈なハーフボストンクラブで挑戦者を絶望の淵へと追いやった。
しかし、日本の至宝は決して屈しない。激痛に顔を歪めながらも体をひねって脱出し、掌底アッパーで反撃の糸口を掴む。
そしてコーナー最上段での攻防を制すると、決死の雪崩式スパニッシュフライを敢行。
ダメージ甚大な王者の上へ、必殺のムーンサルトプレスを投下し、見事に3カウントを奪い取った。
トーナメント初優勝の快挙を成し遂げたイヨ・スカイ。
その頭上には、「クイーン」の証である王冠が輝いていた。
満身創痍の体を引きずりながらも、リングの中央でインタビューの時間を生かしてマイクを握る姿には、真の頂点を極めた者だけが持つ威厳が満ち溢れていた。
「私は女王だ!」と、サウジアラビアの夜空に響き渡る高らかな宣言。
自らの実力でトーナメントを制し、現役の世界王者から直接ピンフォールを奪い取ったという事実が、その言葉に絶対的な説得力を持たせる。
歓喜の雄たけびを上げる新女王の視線は、すでに次なる大舞台へと向けられていた。
花道でダメージに苦しみ、倒れ込むリブ・モーガンを真っ直ぐに指さし、容赦のない通告を突きつける。
「サマースラムでまた会おう!」
真夏の祭典と呼ばれる『サマースラム』(8月1、2日。米ミネソタ州ミネアポリス・USバンクスタジアム)での最高峰王座挑戦権こそが、このトーナメント優勝者に与えられる最大の褒賞である。
王者へ向けて叫んだその声には、単なる挑戦者としてではなく、完全無欠の女王として王座を奪い返すという強烈な意志が込められていた。
現王者を直接下してのトーナメント初制覇。
この事実を引っさげ、イヨ・スカイは3度目の最高峰王座獲得に向けた戦いへと身を投じる。
世界が注目する真夏の決戦で、イヨ・スカイがどのような結末を描くのか。
女王の快進撃は、まだ始まったばかりである。














