【スターダム】「まだ及ばないのが分かってめっちゃ悔しい」涙の最終審査を終え、金屋あんねがコズミック・エンジェルズへ正式加入

女子プロレス団体スターダムの東京・後楽園ホール大会が6月30日に行われ、セミファイナルで「金屋あんね最終審査」と銘打たれた注目の6人タッグマッチが実現した。

COSMIC ANGELS(コズミック・エンジェルズ=CA)への加入を熱望する金屋あんねが、さくらあや、玖麗さやかとのトリオで、なつぽい、安納サオリ、水森由菜というCAの先輩組に挑んだ。

金屋あんねは、ゴールデンウィークにCAへの加入を直訴。

さくらあやと玖麗さやかによる「さくらら審査」を見事に通過し、ついにこの日の最終審査に漕ぎ着けていた。

試合開始前、ゴングを待たずに奇襲を仕掛けるなど、金屋あんねは並々ならぬ覚悟を見せる。

しかし、先輩組の壁は高く、水森由菜の強烈なビンタや、なつぽいとの激しいエルボー合戦に圧倒される場面も目立った。

それでも金屋あんねは諦めなかった。

14分過ぎには先輩たちに向けて鮮やかなプランチャを敢行するなど、随所に潜在能力の高さを見せつける。

しかし、最後は18分43秒、なつぽいのフェアリアル・リングの前に3カウントを奪われ、最終審査マッチを勝利で飾ることはできなかった。

試合後、敗北にうなだれる金屋あんねに、共に戦ったさくらあやと玖麗さやかが優しく寄り添う。

そこへ、なつぽいが静かに歩み寄り、「今日何を感じた?どう思った?」と問いかけた。涙をこらえきれなくなった金屋あんねは、胸の内を正直に明かした。

「絶対に勝つつもりで来た。けど、先輩方はめちゃめちゃ強くて…。まだ及ばないのが分かって、めっちゃ悔しい」

その素直な涙を見たなつぽいは、金屋あんねの胸を叩き、力強い言葉を贈った。

「コズエンの魅力はね、かわいくて、派手でキラキラして、それだけじゃないんだよ。一番大事にしていること、それは心なの。ブサイクでもいいんだよ。ぐっちゃぐちゃになってもいい。がむしゃらに必死にその胸の内をリングでぶちまける。人生変えようと、何かつかみ取ろうと必死になるの。その心にお客さんの心は動くの。わかる?」

なつぽいは安納サオリ、水森由菜と短く言葉を交わすと、満面の笑みで金屋あんねに手を差し伸べた。

「あんね、CAへようこそ!」

待ち望んだ正式加入の言葉に、会場からは温かい拍手が沸き起こった。

感動のユニット加入劇は、これだけでは終わらない。

なつぽいは、金屋あんねの加入を機に、新生CAの「リーダー」を決めることを提案。

「これからの未来のコズエン、さくららに任せてみたいと思います」と、さくらあやと玖麗さやかを指名した。

すると、ここでさくらあやがマイクを奪い取り、突然の狂犬キャラを全開にさせて絶叫した。

「リーダーなんて古臭いんだよ!」

驚くメンバーたちを前に、さくらあやは真意を熱く語り始める。

「これからはキャリアとか関係なく、全員でいろんな意見出し合って、話し合って、もっともっと良いユニットにしたいです!だから私はリーダーではなく、キャプテンに立候補しようと思います!」

この高らかな宣言に、後楽園ホールは「キャプテン」コールに包まれた。キャプテン・さくらあやが誕生し、新生CAが鮮やかなリスタートを切った瞬間であった。

しかし、バックステージでは早くも波乱の兆しが見え隠れしていた。キャプテン就任に意気込むさくらあやの隣で、玖麗さやかが腹黒い一面を覗かせる。

「さくらさんがキャプテンで、私はコズエンのセンターとして頑張っていきます。キャプテンなので、みんなのコスチュームを洗ってもらったりとか。みんなのためにいっぱい働いてください」

予想外の雑用係任命と「センター」宣言に、さくらあやは困惑の表情を浮かべた。

「えっ?なんかさ、センターの方が良くない?」

新メンバーの金屋あんねを迎え、新たな役職も誕生したCOSMIC ANGELS。

個性豊かなメンバーが織りなす化学反応は、これからのスターダムマットをさらに賑やかせてくれそうである。

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