【JTO】「毎月の資金繰りが一番大変(笑)」TAKAみちのくが語る、7周年のリアルと“引き抜きは絶対にしない”理由

2026年7月10日、プロフェッショナルレスリングJTOが『JTO 7周年記念大会』を東京・後楽園ホールで開催する。

「プロレスとは戦いであり、技術である」という信念を掲げ、独自のスタイルを貫いてきた同団体。

その舵を取るTAKAみちのく代表は、この7年間で数え切れないほどの新人を発掘し、デビューさせ、プロレス界に送り出してきた。

しかし、その道のりは決して平坦なものではなかった。

前編では、団体経営のリアルな苦労、巣立っていった選手たちへの想い、そして「他団体からの引き抜きは絶対にしない」というTAKAみちのくの強いこだわりに迫る。

『JTO 7周年記念大会』
日程:2026年7月10日(金) 時間:開場 17:30 / 開始 18:30
会場:東京・後楽園ホール

■ 7年間の軌跡。怒涛の日々と「1000人超え」という目標

――JTOもついに旗揚げから7周年を迎えますね。

TAKA:本当にあっという間に7年が経っちゃいましたね。一瞬でしたよ。

――この7年間で、JTOからデビューした選手の数は計り知れません。トータルで何人くらい所属になったか覚えていますか?

TAKA:全く覚えてないです(笑)。でも、7年間でこれだけの数の選手をゼロから育ててデビューさせたというのは、おそらく日本の団体の中では一番じゃないですかね。もしそうなら、何でも「一番」になることは良いことだと思っています。

――TAKA代表のスカウト能力と育成力は、プロレス界でも群を抜いています。改めて、この7周年を後楽園ホールで迎える現在の心境はいかがですか?

TAKA:あっという間でしたが、「自分のやりたいことが全部できたか?」と聞かれたら、まだほとんどできていないというのが本音です。 団体をやっている以上、もっともっと盛り上げていかなければなりません。よそから見れば「後楽園で1,000人」なんて小さな目標と思われるかもしれませんが、今のJTOにとっては非常に大きな壁なんです。これまで一度も1,000人を超えたことがないので、今回の7周年記念大会では、是が非でもその目標をクリアしたいと強く思っています。

 

■ 団体経営のリアル「毎月、月末が一番大変(笑)」

――旗揚げから現在までを振り返って、一番大変だったこと、そして良かったことを教えてください。

TAKA:一番大変だったことですか? そりゃもう、毎月の「月末」ですよ(笑)。

――月末の資金繰りですね(笑)。選手やスタッフの数も多いですし、社長としては頭が痛い問題ですよね。

TAKA:どんな会社でもそうだと思いますけど、本当に資金繰りが一番大変です。なんなら今日も、まさに「ヒィヒィ言いながらなんとかお金が足りた……と思ったら、別の請求が来て『足んねーじゃん! どうしよう!』と慌てている」真っ最中です(笑)。

――リアルすぎます(笑)。では逆に、JTOを立ち上げて「良かった」と思うことは何でしょうか?

TAKA:「自分のやりたいプロレスを、すべて体現できるようになったこと」ですね。 以前やっていた団体(KAIENTAI DOJO)では、最初こそ自分の理想を追求できていたんですが、途中から方向性がブレてしまって、なんだかんだと流されながら10数年続けてしまった後悔がありました。 だからこそ、今のJTOでは完全に「これが自分のやりたいことだ」というビジョンを貫けている。それが一番良かったことですね。

 

■ 巣立った選手たちへの想いと、JTOの「スカウト術」

――JTOで育ち、他の団体へ羽ばたいていった選手もたくさんいます。彼らのプロレス界での活躍を見て、どのように感じていますか?

TAKA:純粋に彼らの活躍は嬉しいですよ。もっともっと羽ばたいてほしいです。ちょっと嫌らしい言い方になりますけど、彼らが外で活躍してくれれば「元JTO」として団体の名前が出るわけですから、それはありがたいなと(笑)。

――TAKA代表のスカウトでプロレス界に入り、人生が変わった若者も多いですよね。

TAKA:若者だけじゃないですよ。最近は「アンチエイジングプロレス」という企画を立ち上げたこともあって、おっさんたちも迷い込んできていますから(笑)。今回デビューする二人もいい年のおっさんですし。若者のみならず、いろんな人の人生を狂わせているので、もうとことん狂ってもらおうと思っています。

――「募集しても来ないなら、自分から動く」。それがTAKA代表のスカウト術ですね。

TAKA:今の時代、大手団体なら募集すれば人が集まるでしょうけど、ウチみたいな団体では待っていても来ません。「人が育たない」と嘆くくらいなら、自分から動いて見つけるしかない。 少しでも興味を持ってくれたら、もう何が何でもレスラーにしてやる。どんなに何もできない人間でも、リングに立てるように育て上げる。そういう執念でやっています。「夢が叶う団体」、それがJTOです。

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