​【GLEAT】エル・リンダマンが先輩T-Hawkと死闘の末にG-REX王座V5! “黒パン卒業”の裏でぶち上げたプロレス界への野望

1日、プロレス団体・GLEATが東京・SGC HALL ARIAKEにて開催された旗揚げ5周年記念大会『SONIC WRESTLING in 有明』。

そのメインイベントであるG-REX選手権試合は、単なるタイトルマッチを超え、2人の男の生き様が深く交錯する舞台であった。

王者エル・リンダマンと、挑戦者T-Hawk。プロレス界入りから13年行動を一緒にしてきた先輩と後輩である。

互いを知り尽くす両者の激突は、周年記念の節目にふさわしい、凄惨かつ愛情深い削り合いとなった。

この日、エル・リンダマンは代名詞であった坊主頭と黒のショートタイツを脱ぎ捨て、派手なロングタイツ姿でリングに上がり覚悟を示した。

試合はT-Hawkの強烈な逆水平チョップや大技の猛攻を、王者が真正面から受け止める過酷な肉弾戦へと発展。

最後は、死力を尽くしフラフラになったT-Hawkに対し、エル・リンダマンが全てを包み込むように抱きつくようにフォールして3カウントを奪取。王座5度目の防衛を果たした。

激闘の果て、勝者はマイクを握り、愛する先輩への思いとプロレスへの情熱を爆発させた。

「バチバチ打ち込まれて、すんげえ痛くて、すんげえ楽しくて。プロレスが大好きです」 そして、集まった観衆に向けて、自身の変貌の理由と壮大な野望を突きつける。

「軽々しく適当に言っていると思うかもしれないけどな。俺は真剣だぞ。ずっと丸坊主でいくって決めた。ずっと黒タイツでいくって決めた。だけどな、俺はスーパースターになるんだよ。今の時代に丸坊主で黒パンのヤツがどこにいるんだよ!」

「俺は真っ直ぐに真剣にこのGLEATの、プロレス界のスーパースターを目指すぞ」

▼試合後バックステージコメント

一方、全てを出し切って敗れたT-Hawk。後輩の成長を全身で浴びて深い感慨に浸っていた。

バックステージで静かに語った言葉には、団体と仲間への確かな愛が宿っている。

「まあ、正直、GLEAT5年経ってさ、俺はここにいるって思ってなかった、正直。思ってなかったんだけどさ。こうやって今のチャンピオン、リンダマンに負けてみてさ。全部出して、全部出して、あいつが全部受け止めて完敗してさ。あいつがスーパースターになるって言ってたけど、今こそみんなで一緒にスーパースターになろうよ。俺もよ、5年経てば愛着湧いてきたよ、GLEATによ。まだまだみんなと歩いていきてえよ。みんなでリンダマンの言う、チャンピオンの言うスーパースター、本気で目指そうぜ」

T-Hawkとのメインイベントの死闘を制したエル・リンダマンが、バックステージで熱き思いを爆発させた。「プロレスやっぱめっちゃ楽しい。T-Hawk最高っす。GLEATのリングが最高っすね」と充実の汗を拭ったリンダマンは、会場の温かい熱気に感謝しつつ、「またGLEAT見たくなったっしょ? 僕らバチバチやるよ。俺ら最高だよ」と胸を張った。

リング上で対戦相手のT-Hawkを「自分の大好きな先輩であり素晴らしい人」と紹介した理由について、初めてGLEATを見るファンへの自己紹介が必要だったと説明。「もっとお客さんに伝えたい、もっと愛したい」と溢れるプロレス愛を言葉にした。

試合のフィニッシュについては、自身の必殺技であるタイガースープレックス・ホールドをT-Hawkに返された瞬間、「全部受け止めよう、腹くくろう」と覚悟を決めたと明かした。「僕がT-Hawkに受けた愛、僕も大きい愛を表現したのが、大きく手を広げてその上にカバーに行ったこと」と、互いの愛と意地がぶつかり合った壮絶な結末を振り返った。

また、自身のトレードマークであった「黒パンツ坊主」からの脱却について、「誰も羨ましいと思わない、それでは下が育たないしファンが夢を持てない」と理由を告白。「みんながスーパースターにならなくていいという社会の風潮もあるが、1回トップ目指して思いっきりぶつかろうぜ」と世間にメッセージを投げかけた。「めっちゃ金持ちたい、モテたい、強くてカッコよくて優しい。そんな俺でもみんなの応援があればスーパースターになれる」と力説し、ファンや他選手への無償の愛を誓った。

さらに、スーパースターへの具体的な道のりとして「東京ドーム満員でメインイベント」という壮大な目標を掲げた。コスチュームの変更もその一環であり、「俺がどんな思いで着ているか、格が違う」と他の選手たちを牽制。「サッカーのように、ルールが分からなくてもみんなが騒いで幸せになれる世界にしたい。俺が引退するまでにしっかり成し遂げたい仕事である」と、プロレス界のさらなる発展に向けて熱く誓ったのである。

長い旅路を共にした2人の死闘は、GLEATという団体の未来を力強く照らす新たな指針となった。

大歓声の中、王者が響かせた「GLEATしようぜ!」の絶叫は、次代を担う「スーパースター」への道の確かな産声であった。

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