【新日本】「ここにいるヤツら、全員よく聞け!」制御不能のゲイブ・キッド、海野翔太を急襲し怒号飛び交う大混乱

真夏の最強戦士決定戦が、いよいよ海の向こうで幕を開ける。

新日本プロレスは7月8日、過酷なサバイバルレース『新日カードランブル presents G1 CLIMAX 36』の開幕に向けた記者会見を開催した。

今大会の開幕戦は、アメリカ・シカゴのNOW ARENAにて、現地時間7月11日19:00(日本時間12日朝9:00、NJPW WORLDにてライブ配信)よりゴングが鳴る。

各選手が意気込みを語り、開幕へ向けた熱を高めていくはずの神聖な会見場は、一人の狂犬によって前代未聞の無法地帯と化した。

会見が進行し、成田の番となってマイクへ向かったその時である。

事前の発表で欠場と告げられていたゲイブ・キッドが、突如として会場の後方から姿を現したのだ。

「デブ、どこにいるんだよ? 何かやるのか、オイ?」

周囲へ向けて毒を吐き散らしながら歩みを進めると、マイクの前に立つ成田に向かって「どけ!」と傍若無人に言い放つ。理不尽な要求に対し、成田も黙ってはいない。

ゲイブに激しく額を付き合わせると、鋭い眼光のまま中指を突き立て、無言でその場から退場していった。

一触即発のヒリつくような空気が漂う中、強引にマイクを奪い取ったゲイブは、その矛先を団体のトップ、さらには日本の政治のトップにまで向けたのである。

「ここにいるヤツら、全員よく聞け! オイ、その奥に座ってる“デブ社長”も同じだよ。そして、この日本を率いている高市早苗。オマエにもメッセージをくれてやろう」

一介のプロレスラーの枠を大きく逸脱した、国家の現状に対する強烈なヘイトスピーチが始まる。

「この国はかつて、とてもいい国だった。俺が来日した8年前はとても強く、世界をリードするような国だったな。ただ、いまはどうだ。外人に媚びて何もできないような国になってしまったじゃないか! それはここにいる選手、オマエらも同じだよ!」

周囲の選手たちや日本の現状をこき下ろし、言いたい放題に毒を撒き散らしたゲイブは、さらに信じられない凶行に出る。

「とくにもう、オマエらなんかにこれ以上何も言うことはない。なあ? この水を食らいたいヤツは誰だ?」

そう不敵に言い放つや否や、手元にあったコップの水を、因縁深き海野翔太の顔面に向けて容赦なくブチまけたのである。

屈辱的な仕打ちを受けた海野が怒り狂って立ち上がり、会見場は一気に怒号が飛び交う修羅場と化した。

事態の収拾を図るべく、周囲の若手選手たちが必死に両者の間に割って入る。

しかし、完全に暴走状態にある狂犬を止めることはできず、ゲイブは制止する若手にも強烈な一撃を見舞い、最後まで悪態をつきながら一方的に会場を後にした。

真夏の最強戦士決定戦の開幕を直前に控え、ゲイブ・キッドの制御不能な狂気が新日本マットを底なしの混沌へと引きずり込んでいる。

アメリカ・シカゴの地から始まる過酷な夏は、波乱の幕開けとなることが決定的となった。

<写真提供:新日本プロレス>

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