【新日本】「これがアメリカでの初試合だったからさ」ジェイク・リーがシカゴ『G1』開幕戦で鷹木信悟に2年越しの雪辱!

アメリカの熱狂を背に、真夏の最強決定戦が波乱の幕開けを迎えた。

7月11日、イリノイ州シカゴのNOW ARENAにて新日本プロレス『新日カードランブル presents G1 CLIMAX 36』の開幕戦が開催された。

Aブロック公式戦では、鷹木信悟とジェイク・リーによる注目の一騎討ちが実現。

両者は2年前の同大会公式戦で対戦して鷹木が勝利を収めており、ジェイクにとっては雪辱を期す重要なリベンジマッチであった。

ピエロの仮面を被り、その下に不気味なフェイスペイントを施して入場したジェイク。

異様な空気を纏う長身の難敵に対し、鷹木は持ち前のパワーと突進力で真っ向から立ち向かう。

試合は序盤から主導権が激しく入れ替わる肉弾戦となった。

鷹木が雪崩式ブレーンバスターやパンピングボンバーで攻め立てれば、ジェイクも巧みな切り返しと容赦ないキックで対抗する。

終盤、鷹木がジャーマンスープレックスで投げ捨てるも、ジェイクはダメージを感じさせない動きでコーナーに後退した鷹木の隙を突く。

最後は死角からの強烈なFBS(フロント・ハイキック)を顔面にクリーンヒットさせ、見事な3カウントを奪い取った。

激闘を制し、バックステージに姿を現したジェイクは、ダメージよりも充実感が勝っている様子であった。

アメリカでの初試合を白星で飾った興奮からか、突如としてカメラマンに英語で話しかけるという陽気な一面を見せる。

「最高の気分だ。なぜかわかるか? これがアメリカでの初試合だったからさ。ジョージア、俺は今、最高の気分だ。あなたはどうだ?」

名前を聞き出したカメラマンに対し、逆インタビューを敢行。

「あなたをインタビューできているから最高の気分だ」という模範解答を引き出すと、ジェイクは奇声を発して大歓喜した。

その後、本来のトーンに戻ると、2年越しの雪辱を果たした胸中を語り始めた。

「2年前の新潟で当たった時、あの時やられたのをすっごく覚えているんだ。心に刻まれているんだ。けど、今日このような形でアナタから勝利を勝ち取ることができた」

過去の敗北の記憶を乗り越えた喜びを噛み締めつつ、敗れた鷹木に対しては「残りの公式戦にその悔しさをぶつけてくれ」とエールを送る余裕すら見せる。

そして最後は、自身の奇抜な出で立ちを引き合いに出し「その時までしっかりと私は、メイクのスキルをアップするよ!」と謎めいたポーズを残して控室へと消えていった。

一方、手痛い黒星発進となった鷹木は、息を激しく切らしながらインタビュースペースへ辿り着いた。

鷹木には、今年1月にジェイクの膝蹴りによって古傷を悪化させられ、実に15年ぶりの欠場に追い込まれたという苦い過去がある。

「元気ハツラツ」を信条とする鷹木にとって、その借りをG1の開幕戦という大舞台で返すことは絶対の目標であった。

「その借りを何としても返すつもりが……やられたよジェイク、オマエ強いよ! 何発食らったかな、オマエのビッグブーツ」

敗北を潔く認めつつも、長身から繰り出されるジェイクの蹴り技を、全日本プロレスの創設者であるジャイアント馬場直伝の技に例え、「36文だか、32文だか、30文だか知らねえが、必ずやり返してやるからな」と怒りの炎を燃え上がらせた。

さらに、因縁の相手に対して独自のダジャレを交えて執念深い報復を予告する。

「オマエのことは、ジェイク・リーだけに“じっく・りー”、“じーっく・りー”痛めつけてやるからな」

開幕戦でのつまずきを引きずるわけにはいかない。

次戦となる7月18日の札幌大会では、新鋭の大岩との対戦が控えている。

鷹木は「大岩だか、大仁田だかは知らねえが、俺のサンダーファイヤーの気持ちでオマエを叩き潰してやる」と吠え、次戦での巻き返しを強烈にアピールした。

シカゴで生まれた歓喜と屈辱。それぞれの思いを胸に、過酷な夏はまだ始まったばかりである。

<写真提供:新日本プロレス>

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