【新日本】「ここアメリカでもプロレスハイが求められとるぞ」Yuto-Iceが因縁のグレート-O-カーンを『G1』開幕戦で撃破!シカゴの観衆をプロレスハイに

アメリカ・シカゴの熱狂に包まれたNOW ARENAで、新日本プロレスが誇る真夏の最強戦士決定戦『新日カードランブル presents G1 CLIMAX 36』の火蓋が切って落とされた。

7月11日(土)、総勢20名の強者たちが激突するリーグ戦の第4試合において、Aブロック公式戦に臨んだYuto-Iceが、因縁の相手であるIWGPタッグおよびNEVER無差別級6人タッグの二冠王、グレート-O-カーンから劇的な逆転勝利を収めた。

Yuto-Iceにとって、この一戦は単なるリーグ戦の初戦以上の意味を持っていた。

時計の針を少し戻せば、6.14大阪城ホール大会での過酷な記憶が蘇る。

当時、OSKARとともにIWGPタッグ王座を保持していたYuto-Iceは、HENAREとオーカーンを挑戦者に迎えた防衛戦に臨んだ。

この試合は、勝者チームがG1出場権を獲得するという特別条件付きで行われ、結果はオーカーンたちの勝利。

Yuto-Iceは王座から転落しただけでなく、目前に迫っていた真夏の最強戦士決定戦への切符すらも奪われてしまったのである。

しかし、野心に燃える若き戦士は諦めなかった。

6.23後楽園ホールで行われたAブロック出場者決定戦において、タイチとの死闘を制し、自らの必殺技Cruellaで執念のG1出場権を奪い取ったのだ。

昨年8月の凱旋帰国以来、初めてシングルマッチで対峙する憎き二冠王に対し、これ以上ない舞台での復讐戦となった。

ゴングが鳴る前から至近距離で鋭い視殺戦を展開した両者。

試合は、オーカーンがイス攻撃や噛み付き、さらにはレフェリーを盾にしたローブローなど、ありとあらゆる反則と無法殺法でYuto-Iceを徹底的に痛めつける展開となった。

しかし、王座転落の屈辱を胸に秘めたYuto-Iceの心は折れない。

オーカーンの必殺技であるエリミネーターの体勢をカウンターの膝蹴りで間一髪回避すると、すかさずAMBITIONを叩き込む。

最後は大阪城の無念を晴らすかのように、完璧なCruellaを炸裂させ、劇的な逆転の3カウントを奪い取った。

シカゴの観衆を完全に味方につけ、熱狂の渦を巻き起こしたYuto-Iceは、バックステージで自らの世界観である「プロレスハイ」を全開にした。

「How do you feel? シカゴ。 You feel fkin’ プロレスハイ?」

現地のファンと画面越しの日本のファンへ向けて不遜な笑みを浮かべると、自らが巻き起こした熱狂こそが真実であると豪語する。

「日本のヤツら見とったか、オイ? ここアメリカでもよ、Let’s get HIGH……プロレスハイが求められ、求められとるぞ、オイ。俺という存在が、カネになるんだ。ウン」

圧倒的な自信と、自身のプロレスが国境を越えて通用するという確信。

さらにYuto-Iceの目は、新日本のリングだけでなく、広大なアメリカマット界全体へも向けられていた。

「アメリカいろんな団体あるよな。『G1』、こっからもっと激しくなるけどよ、もしだ……もしだ、お前らが、またこの俺を! Yuto-Iceを! プロレスハイを! 求めるのならば、強いヤツらはカネをよこせ」

自らの価値を絶対的なものとし、「強いヤツらはカネをよこせ」という言葉でプロとしての矜持を示す。そして、ファンに対してはただ己の生み出す熱狂に身を委ねるよう呼びかけた。

「そしたらよ、その俺が対価として、プロレスハイを与えてやるよ。お前らはよ、何も考えなくていい。ただ、感じろ。Don’t think. Just feel. Let’s get HIGH……BIG UP!!」

一方、無法殺法の限りを尽くした末に逆転負けを喫したオーカーンは、屈辱のあまり言葉を発することなく、無言のまま控室へと姿を消した。

大阪城の悲劇を乗り越え、シカゴの地で因縁の相手に完璧なリベンジを果たしたYuto-Ice。

真夏の最強戦士決定戦を舞台に、プロレスハイの快楽が世界へと感染していく。

<写真提供:新日本プロレス>

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