【新日本】成田蓮が『G1』でリーダー対決を制す!敗れたカラム・ニューマンは「俺はガイジンエースになるためここにいる」と決意
新日本プロレスが7月19日、北海道立総合体育センター(北海きたえーる)で開催した真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX 36』第3戦。
セミファイナルとして行われたBブロック公式戦では、UNITED EMPIREを牽引するカラム・ニューマンと、H.O.Tを率いる成田蓮が初めてシングルマッチで激突した。
次代の新日本プロレスを担う若きリーダー同士の闘いは、両陣営のセコンドが介入する大乱戦となった。
開幕2連勝で勢いに乗るカラムはゼイン・ジェイを、1勝1敗の成田はディック東郷を帯同して入場。

ゴングを待たずにカラムが奇襲を仕掛けて幕を開けた一戦は、序盤から荒れ模様となる。
成田はイス攻撃や徹底した左腕攻めで主導権を握りにかかるが、機動力に勝るカラムも反撃に転じ、息もつかせぬ攻防を展開した。

中盤以降は、両陣営のセコンドによる無法な介入が試合を大きくかき乱す。

カラムがスリーパーで成田を捕獲すると東郷が勝手にゴングを打ち鳴らして技を解除させ、逆に成田が関節技を決めると今度はゼインがゴングを鳴らして妨害。
リング上はレフェリーの目を盗んだ心理戦と反則が入り乱れる無法地帯と化した。

終盤、浅見レフェリーが交錯してダウンした隙を突き、H.O.Tが牙を剥く。
東郷のパウダー攻撃から成田のローブローへと繋ぎ、ゼインの救出も東郷のスポイラーズチョーカーで鎮圧。

最後は東郷と成田の合体技マジックキラーから、成田がカーフ・ブランディング、そして変型羽折り固めへと移行し、左腕に甚大なダメージを負っていたカラムから非情のギブアップを奪い取った。
手段を選ばないH.O.Tの悪辣な連携の前に屈し、今大会初黒星を喫したカラム。

左肩を痛そうに押さえながらバックステージに姿を見せたが、その眼差しに敗北の絶望はなく、むしろ新日本プロレスの固定観念をぶち壊すという強い意志が宿っていた。
「まだ終わってない。変革の時だ、なんて言うつもりはない。だって俺が変化を作ってきたんだから」
無法殺法に手を染める成田のスタイルや、旧態依然としたプロレスのセオリーに対し、カラムは辛辣な言葉を投げかける。
「このクソな団体で、俺だけが違いを生もうとしているんだ。新しいことをしようとしている。昔ながらのクソみたいな型じゃなくてな」
自らが先頭に立って新しい景色を見せるという自負。
そこには、UNITED EMPIREの看板を背負う者としての強烈な覚悟が垣間見えた。

そして、痛めた左肩を指差しながら、自身の野望を高らかに宣言する。
「俺はガイジンエースになるためここにいる。それを証明している。しかし、これは問題になりそうだな。でもな、そんなことクソくらえ。俺は最高の存在だ」
肩の負傷という不安要素を抱えながらも、「ガイジンエース」の座を奪い取るという揺るぎない決意。
敗れてなお自らのアイデンティティを誇示したカラムと、不気味な沈黙を貫きノーコメントで控室へ消えた成田。
次代を担う両雄が描く対照的なイデオロギーは、過酷なリーグ戦の中でさらにその輪郭を濃くしていく。
<写真提供:新日本プロレス>
Pages 1 2













