【新日本】『G1』公式戦を前に異常事態!TAKESHITAとIceが客席で制御不能のドツキ合いを展開「仙台、ケンカ買います」
新日本プロレスが7月19日、北海道立総合体育センター(北海きたえーる)で開催した真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX 36』第3戦。
この日の第3試合に組まれたタッグマッチは、2日後の7月21日仙台大会でAブロック公式戦として激突するKONOSUKE TAKESHITAとYuto-Iceの前哨戦であったが、結末は誰も予想しえない異常事態となった。
TAKESHITAは矢野通、Iceは外道というベテランをそれぞれパートナーに従えての入場となったが、主役2人の眼中に他の要素は一切なかった。
Iceは前日の激闘の爪痕であるテーピングを首に巻いた状態でありながら、入場してきたTAKESHITAをコーナー下で獲物を狙うように待ち構える。
TAKESHITAが振り返った瞬間、両者の導火線に火がついた。

試合開始のゴングと同時に、リング上はルール無用のケンカファイトへと変貌する。

Iceの挑発にTAKESHITAが強烈なラリアットで応戦すると、戦場は瞬く間に場外から客席へと拡大。

互いにイスに座りながら相手の打撃を正面から受け止めるという狂気のエルボーとキックの応酬が展開された。
もはやレフェリーのカウントなど耳に入らない2人は打撃戦をやめず、そのまま両者リングアウトという裁定が下された。

しかし、試合が終わっても両者の怒りは収まらない。
矢野と外道が必死に引き離そうとするが、花道を下がるIceへTAKESHITAが猛ダッシュで襲い掛かり、再び大乱闘へと発展。

外道らに制止されながらも、Iceは高笑いを浮かべて「プロレスハイを与えてやるよ!」と不気味な予告を残して姿を消した。
控室へ戻ったTAKESHITAは、怒気をはらんだ表情のまま、一言だけ短い言葉を吐き捨てた。
「仙台、ケンカ買います。以上」
無駄な言葉は不要。リング上の暴力ですべてを片付けるという、静かなる殺意がそこにはあった。矢野はノーコメントであった。
一方のIceは、外道に宥められながらインタビュースペースに現れると、TAKESHITAとの公式戦に向けた異様なまでの執着心を言葉にし始めた。
「KONOSUKE TAKESHITA、ケンカ売るんなら買うっつったよな? プロレスファンも、変わったTAKESHITA見てえんじゃないか?」
Iceは、TAKESHITAがDDTプロレスリングやAEWといった異なる団体を股にかけて活躍している事実をあえて持ち出し、そのポテンシャルを極限まで引き出すと宣言する。
「お前がAEWにどうのこうのやっとろうが、DDT出身とか、そんなのどうでもいいんだ。いや、どうでもいいことないな。トータルだ、3団体所属のお前しかない強さを、味わいたいな」
異端のカリスマは、仙台の地でTAKESHITAの未知なる一面を引きずり出すことに異常な喜びを見出している。
そして、自身を支持するファンに対して絶対的な自信を見せつけた。
「仙台よ、今までにないTAKESHITA、見せたるからな。お前ら、カネと時間、この俺に使った方がいいぞ。俺にカネと時間使って、損したことあるか? 安心しろ。俺は不義理はしない。ただ、お前らは何も考えなくていい。ただ、感じろ。Let’s Get High。チッチッチッ、F●CK OFF!」
両者リングアウトという異例の結末が、かえって2人の闘争心に油を注ぐ結果となった。
制御不能の「プロレスハイ」を巡る予測不能な潰し合い。
仙台で行われる『G1』公式戦は、理屈を超越した危険な空間となることだろう。
<写真提供:新日本プロレス>
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