「リアル1・2の三四郎」アレクサンダー大塚が「1・2の三四郎」作者の小林まこと氏と涙のトークバトル 因敵・菊田早苗との再戦も急浮上
「リアル1・2の三四郎」アレクサンダー大塚が尊敬する漫画家・小林まこと氏と涙のトークバトルを繰り広げた。
小林氏は大塚のニックネームの原点である「1・2の三四郎」など格闘漫画をはじめ、数多くの素晴らしい作品を世に送り出している。大塚少年がレスリングに取り組みプロレスラーを目指す大きなきっかけとなった。
「先生の作品を夢中になって読んだ。『1・2の三四郎』はもちろん『柔道部物語』にもはまった。中でも名古屋和彦。練習嫌いでパワハラ気質でダメダメ人間、弱くて役に立たなかった男が社会に出て、しぶとく楽しく生きていく。年齢を重ねて読み返すと共感できるようになった。自分の人生の教科書が、小林先生の作品」と大塚は興奮冷めやらぬ様子。

<写真:本人提供>
小林氏に作品について、登場人物について、長年心に秘めてきた自身の想いを思う存分、ぶつけて感慨ひとしお。「少年時代の自分に小林先生とこんなにお話しできた、と言ってやりたい」と目頭を熱くする。
実は大塚が昨年の夏からライフワークで臨んできた「アレクサンダー大塚30周年+男盛20周年 合わせて50周年」を記念する「47都道府県+3ヶ所 全国50ヶ所お礼参り」がついに完遂。その報告をかねたイベント(7月17日、東京・巣鴨の闘道館)に小林氏がスペシャルゲストで参加した。
小林氏と直接会うのは久しぶりとあって、いささか興奮気味だった大塚。控室でも語りあい、イベントでも話は尽きなかった。

<写真:本人提供>
小林氏は大塚と因縁浅からぬ菊田早苗とも交流があり、今回のイベント前に改めて菊田に大塚への考えを聞いていた。「菊田選手は『もう一度、闘いましょう』と再戦を望んでいる」と楽し気に伝えた。
PRIDE.20(2002年4月28日、神奈川・横浜アリーナ)で大塚と菊田は対戦。大塚の判定負けだったが、いまだその真相が話題になる不穏試合だった。
「あの負けは本当に悔しかった。どの試合でも負けたら悔しいけど、特にあの試合は本当に悔しくて…」と唇をかんだ。
再戦について大塚は即答こそ避けたが「約四半世紀を経て、彼も僕も色々と経験している。今こそやるのも面白いかも知れない」と前向きにとらえている。

<写真:本人提供>
試合、トークイベント、滝修行、清掃活動…日本全国47都道府県50ケ所を超えるお礼参りツアー報告に小林氏は「旅の様子がよくわかり楽しかった」とにっこり。各地での写真を披露しながら振り返る大塚のレポートに大満足の様子。
それどころか「私は籠って漫画ばかり描いている。まるで仙人のような生活。たまに今回の様に引っ張り出してほしい」と大塚との交流が待ちきれないようだ。

<写真:本人提供>
大塚は「小林先生は連載をお休みになることもあった。プロとしての見せ方にこだわっておられて、締め切りにとらわれず、ご自身が納得のいく作品を送り出すために七転八倒されていたんだ」と想いを馳せる。
何度も小林氏の作品を読み返している。「年齢を重ねると感じ方も変わって来る。10代、20代、30代、40代、50代そして55歳…その時々の自分自身を振り返ることにもなる」としみじみ。

<写真:本人提供>
イベント当日は大塚の55歳の誕生日とあって、小林氏からサイン入りの原画をプレゼントされた。「こんな貴重なものを…」と感極まり、涙を隠しきれず男泣き。素直で優しい性格がにじみでた。
人生の教科書ともいえる作品の作者、いわば人生の師・小林まこと氏と親交を深め、格闘人生を改めて思い返した。その体は相変わらずブ厚く、その存在感は目を見張るものがある。

<写真:本人提供>
「まだまだやることもたくさんある。お礼参りも5年後、10年後その先にもできたら」と決意を新たにするアレクサンダー大塚。因縁の菊田早苗との再戦はあるのか。興味は尽きない。
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