【全日本】「絶対忘れられない思い出にするから」アジアタッグ敗北から立ち上がる安齊勇馬が、真夏の夜に交わしたファンとの約束
2026年7月22日、全日本プロレス「サマーアクションシリーズ2026」東京・新木場1st RING大会。
メインイベントの第6試合では、安齊勇馬および本田竜輝のタッグが、青柳優馬および青柳亮生の“青柳兄弟”と激突した。
この顔合わせは、大人気番組『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4の劇中で行われたプロレスの試合と全く同じ陣容である。
さらにプロレスの文脈を紐解けば、7月26日の岐阜大会で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座戦を争う本田竜輝と青柳兄弟の直接対決でもある。
そして、数日前の7月19日後楽園大会でアジアタッグ王座の奪取に失敗した安齊勇馬にとっては、下半期のタイトル戦線へ食い込むための重要なリスタートの一戦であった。

試合は、次期挑戦者である青柳兄弟が王者・本田竜輝を徹底的に挑発する展開から動き出す。
反則の5カウントギリギリまで痛めつけ、「1、2、3、4!」とあえて観客を煽り立てて心理戦を仕掛けた。
本田竜輝もすぐさま同じ反則カウントのパフォーマンスでやり返し、タイトルマッチを前に両者の遺恨がリング上で激しく火花を散らす。
試合終盤、安齊勇馬と本田竜輝の連携が誤爆するアクシデントが発生。
すかさず青柳兄弟の猛攻を浴びた安齊勇馬だったが、持ち前の若さと執念で絶体絶命のピンチを脱出する。
青柳亮生のムーンサルト・プレスを間一髪でかわし、続くロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックスも耐え抜くと、カウンターのジャンピング・ニーから一気に形勢を逆転。
最後は正調のジャンピング・ニーから必殺のギムレットを突き刺し、青柳亮生から見事な3カウントを奪い取った。

激闘を制した安齊勇馬は、マイクを握ると少し得意げな表情を浮かべた。
自らも出演した『バチェロレッテ・ジャパン』での試合を振り返り、「あのときは俺が全部もっていったから」と豪語。
そして隣に立つパートナーへ向け、「今日は本田竜輝、なにか喋ってもいいよ」と、どこか突き放したような“上から目線”でマイクを託したのである。

マイクを振られた本田竜輝は、番組の話題に乗っかりつつも、自身の出演シーンがごく僅かであったことへの悔しさを隠さなかった。
「俺が登場したのはほんの一瞬だった」と自嘲気味に語りながらも、その視線は力強く目の前の観客へ向けられていた。
「こうやって全日本プロレスのファンのみんなが駆けつけてくれて、試合をナマで見てくださるのは本当に嬉しいです!これが全日本プロレスの本田竜輝だー!」
画面越しではなく、生身のプロレスラーとしての矜持を絶叫した本田竜輝。
最後は青柳兄弟への意趣返しとばかりに、「せーの1、2、3、4!」と観客と共にカウントを数え上げ、嵐のようにバックステージへと去っていった。

リングに一人残された安齊勇馬は、再びマイクを握り、真夏の夜に集まったファンへ向けて熱いメッセージを送る。
「安齊勇馬と過ごす夏はきっと楽しいでしょう」と自信に満ちた言葉を投げかけ、ファンとのある“約束”を交わした。
「みんなのこの暑い夏、必ず俺がもっともっと熱くして、絶対忘れられない思い出にするから、俺だけを見ていてください」
甘いルックスと力強い言葉で新木場大会を締めくくった安齊勇馬。

バックステージでもその決意は揺るがない。
アジアタッグでの敗戦を引きずることなく気持ちを切り替えたと語り、番組をきっかけにプロレスに興味を持った新規層へ向けても、「俺が一番輝くのはリングの上だと思ってるから、俺はこの夏、必ずリングで結果を残す」と力強く宣言してみせた。

一方、バックステージの別の場所では、7月26日岐阜大会での6人タッグ王座戦へ向けた前哨戦が勃発していた。
コメント中の本田竜輝のもとへ、青柳優馬と青柳亮生、そして矢野安崇が乱入。
さらに本田竜輝のパートナーである羆嵐と立花誠吾も加わり、現場は騒然となった。
挑戦者組の青柳優馬が「俺たちがそのベルトを取って、俺たちがそのベルトの価値を上げてやる。
オマエたちでは役不足だ」と王者組を痛烈に批判すれば、本田竜輝も「俺たちは防衛して、このベルトをどんどんどんどん上げていくぞ」と真っ向から応戦。
華やかな話題の裏側で、プロレスラーたちの泥臭くも熱い王座への執念が、激しくぶつかり合っていた。
<写真提供:全日本プロレス>













