【全日本】宮原健斗「プロレスの神様が欲しがってる」綾部蓮を退けた絶対王者が、話題沸騰中の安齊勇馬との大田区決戦へ武者震い

絶対王者の意地と、台頭する新たな野望が真夏の神戸で激しく交差した。全日本プロレスの「サマーアクションシリーズ2026」第4戦が7月25日、兵庫・神戸サンボーホールで開催された。

1年ぶりの開催で超満員札止めとなった同大会のメインイベントでは、三冠ヘビー級選手権試合(60分1本勝負)が行われ、第76代王者・宮原健斗が挑戦者・綾部蓮の猛攻を耐え抜き、8度目の防衛に成功した。

さらに激闘の直後、現在プロレス界で最も話題を集める若きスター・安齊勇馬が次期挑戦者として名乗りを上げ、8月29日の東京・大田区総合体育館大会での頂上決戦が決定的となった。

時計の針を少し戻す。6月18日の鈴木秀樹戦を経て「最多防衛記録10回を塗り替えるぞ」と宣言した宮原健斗の前に立ちはだかったのは、身長2mを誇る綾部蓮であった。

6月24日の新木場大会で王者をアイアン・メイデンで沈めるなど、圧倒的なポテンシャルを見せつけてきた挑戦者は、11年ぶりとなる神戸での三冠戦でも猛威を振るう。

試合中盤、綾部蓮は宮原健斗をリング中央でアイアン・メイデンに捕獲し、さらに殺気立ったエルボーやドラゴン・スープレックス・ホールドで王者を絶望の淵へと追い詰める。

しかし、決して屈しない宮原健斗はブラックアウトの乱れ打ちで怒涛の逆襲。最後は必殺のシャットダウン・スープレックスで2mの巨体を豪快に投げきり、過酷な死闘に終止符を打った。

激闘を制した宮原健斗は、リング上で敗者へ歩み寄り、「綾部蓮。最高のレスラーだよ。次はまたこのベルトを懸けて、違う場所で会おうじゃないか」と最大の賛辞を贈った。

この王者の言葉に対し、マイクを託された綾部蓮は、ファンへ向けた感謝と共に次なる野望を口にする。

「神戸、今日は綾部蓮のいう絶望というのを見せられなかった。ただ綾部蓮はまだまだ進化の序盤に過ぎないんだ。次はさらに進化した綾部蓮を見せてやる」

バックステージに戻った綾部蓮は「まさかマイク渡されると思わなくて、ちょっとテンパった」と等身大の本音を漏らしつつも、「その時はもう結果は違っているだろう」と、確かな手応えと共にリベンジを宣言した。

一方、リング上に残った宮原健斗が次なる舞台として「真夏のビッグマッチといえば8月29日、東京大田区だ」と観客へアピールすると、突如としてスーツ姿の安齊勇馬が姿を現した。

メディアへの露出などで話題を独占する若きスターは、堂々たる態度でマイクを握る。

「今、この勢いのある全日本プロレス、その中心はチャンピオン・宮原健斗ではなく、この俺、安齊勇馬だ。それなら次の挑戦者、俺しかいねぇだろ」

プロレス界で最も勢いのある自身こそが全日本プロレスをさらに上へ引き上げると豪語し、三冠ベルトへの挑戦を直訴。この要求に対し、宮原健斗は「真夏のビッグマッチ、東京大田区に相応しい相手が現れたな。エンターテインメント界で一番熱い戦いをやってやるよ」と迎撃を受諾。

安齊勇馬も「大田区、スーパースターvs世界一カッコいい男の三冠戦、全員見ないと後悔するぜ」とファンへ投げかけ、クールにリングを後にした。

バックステージでの宮原健斗は、防衛の喜びに浸る間もなく、次なるビッグマッチへ向けて言葉に熱を帯びさせた。神戸のファンのエネルギーが背中を押してくれたと感謝を述べた後、目の前に現れた話題の男について語り始める。

「安齊勇馬、どうやら真夏のビッグマッチ、宮原健斗に休む時間はないらしいな。この防衛した男の聖地に踏み入れたんだ」

昨年の大晦日以来となる両者の激突。宮原健斗は「このプロレスの神様は俺とお前の夏にどうやら欲しがってるということだ」と運命めいたものを感じつつ、「プロレス界、スポーツ界、エンターテイメント全てひっくるめて、この宮原健斗vs安齊勇馬、東京大田区ですげぇもんを見せるからな」と絶対の自信を覗かせた。

さらに、「必ず俺が、V9を達成する」と、前人未到の記録更新へ向けた強い決意を示している。

急成長を遂げる巨人を退けた絶対王者と、機が熟した最強の挑戦者。熱狂渦巻く全日本プロレスの夏は、8月29日の大田区大会へ向けてさらに激しく加速していく。

<写真提供:全日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加