【新日本】『G1』Bブロック同郷対決!ドリラ・モロニーがカラム・ニューマンに「王冠に小便を引っかけて2点いただいた」

新日本プロレスは7月26日 (日)、東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)で真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX 36』第7戦を開催した。

第8試合のセミファイナルに組まれたBブロック公式戦は、共に3勝1敗と好調を維持するドリラ・モロニーとカラム・ニューマンによるイギリス同郷対決である。

史上最年少でIWGPヘビー級王座を戴冠した実績を持つカラムに対し、モロニーは同郷の先輩としての底力が問われる一戦。

リング上には、イギリスから世界へと飛び出した二人のレスラーによる、意地とプライドが激しく交錯する空間が広がっていた。

試合は序盤から客席になだれ込む荒れ模様となる。広大な会場を縦横無尽に駆け回り、イスやフェンスを使った危険な攻防が展開された。

終盤にはUNITED EMPIREのゼイン・ジェイが乱入してカラムを援護しようとするが、ここでモロニーの助っ人として永井大貴が登場。

華麗なスワンダイブ式ティヘラやトペ・スイシーダでゼインを分断し、戦局を五分に戻す大立ち回りを見せた。

勝負の分かれ目となったのは、若き元王者の「驕り」であった。

急所攻撃から猛攻を仕掛けたカラムは、腕のテーピングを外して自身のシンボルである手首の王冠を誇示し、Kiss the crownでトドメを狙う。

しかし、モロニーはその王冠にツバを吐きかけて挑発を一蹴。

最後はMAKE WAYを狙うカラムの隙を突き、必殺のドリラ・キラーでマットに突き刺して価値ある4勝目を奪い取った。

試合後、インタビュースペースに現れたモロニーは、元IWGPヘビー級王者である後輩の弱点を容赦なく言葉でえぐり出した。

「『キス・ザ・クラウン』だったか? 何度それを見せつければ気が済むんだ。でもな、それが一番まずかったところだ。あの“王冠”を俺の目の前に突きつけた、その瞬間だ」

若くして頂点を極めた実績は認めている。

しかし、モロニーの目には、カラムの本質が過去から何も成長していないように映っていた。

「散々デカい口を叩いて、俺を踏み台にして証明しようとしてたんだからな。でも、昨日も言っただろ? 何も変わっちゃいない。筋肉も、増えた体重も、獲ってきたベルトも、新しいコスチュームも、全部ひっぺがしてみれば、中身はロムフォード出身の17歳のクソガキ、カラム・ニューマンのままだ」

溢れんばかりの野心と感情の昂りが、結果として隙を生む。

百戦錬磨のモロニーは、そこを冷静に突いたのだ。

「気持ちは誰よりもデカい。でも、気持ちが先走る。それが弱さだ。今日もそうだった。俺に『王冠にキスしろ』なんて言ったのが運の尽きだ。俺はその“王冠”に小便を引っかけて、お前から2点いただいた」

後輩を心理戦で完全に手玉に取ったモロニー。

さらに、ゼインの介入を見事に排除した永井に対しては、惜しみない賛辞を送る。

「ダイキ・ナガイに敬意を表したい。ああいうイカれた野郎こそ、仲間に必要なんだ。卑怯な手を使う連中を相手にするならなおさらな。軍隊仕込みの23歳の殺し屋。人生を思い切り楽しんでるよ」

強固な絆で結ばれた仲間への感謝を口にし、モロニーは勝利の美酒への期待を膨らませた。

「だから、ダイキに乾杯。俺の2点に乾杯。そして今夜祝いに行くバーに乾杯。最後に、UNITED EMPIREの墓前に供えるハイボールにも乾杯だ。ありがとう、ダーリン」

一方、手痛い敗戦を喫したカラムは無言のまま控室へ直行した。

肉体の進化や実績とは裏腹に、精神的な未熟さを露呈してしまった若き元王者。

同郷の先輩が突きつけた厳しい現実は、カラムの今後のサバイバルにおいて大きな試練となるだろう。

<写真提供:新日本プロレス>

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