【ガンプロ】「どんだけ転んでも、絶対に立ち上がる」大家健が“富山軍”結成に込めた地元愛と、愛する家族へ捧げる25年目のリング

■ “富山軍”結成の真意と、豪華トリオとの激突

―― 8月15日の後楽園ホール大会では、小路晃選手、竹田誠志選手と“富山軍”を結成して、記念試合第2弾に臨みます。このメンバーに込めた思いを教えてください。

大家: やっぱり、年を取ると地元(富山県)への思いが強くなるんですよ。僕は自分の父をめちゃくちゃ尊敬していて、父みたいになりたいとずっと思っています。父は定年してから少し働いて、その後はずっとボランティアをしていて。僕が富山で試合をしてサイン会をやると、父の知り合いがたくさん来てくれて、お世話になっているからってポートレートを買ってくれるんです。「俺の力で売れてねえじゃん!」って思いますけど(笑)、そういう風に支えてくれる父の偉大さを改めて感じます。

―― その富山を盛り上げたいという思いから、“富山軍”が結成されたのですね。

大家: そうです。小路さんは富山在住でラーメン屋さんをやりながら、富山の顔みたいな存在です。コンディションもバッチリで、最近もMMAの試合をやっているくらいですから、本当にすごいですよ。

竹田誠志くんについては……最初は冨永(真一郎)を入れようかなとも考えてたんです。でも、後楽園で「富山軍」で闘って勝つという事を考えたら竹田君しかいないと思いまして。竹田君の親父が富山出身で小学生の時に富山で過ごしたんならそれは「富山県出身」ということでいいんじゃないかと思いまして(笑)。

それに一人で子育てをしながら、デスマッチという過酷なリングで闘い続けている。同じ父親としてみた時に本当に凄いと思うし、さらにプロレスラーとしての素晴らしさを僕はすごくリスペクトしています。

―― 対戦相手は、木高イサミ選手、クリス・ブルックス選手、阿部史典選手という非常に豪華な3人です。このメンバーを選んだ理由は何でしょうか?

大家: 阿部くんは、人間として大好きなんです。もともと澤(宗紀)くんの弟子として出てきて、最初は「何だこいつ」って思ってたんですけど(笑)、試合で接するたびに本当にいい奴だなって。ガンプロが独立して一発目の興行でも絡んでいるし、思い入れがありますね。

クリスに関しては、ウチのムネ(中村宗達)がすごくお世話になっているというのもありますけど、純粋に彼の実力とプロデュース能力を尊敬しているんです。僕は昔、寮でケニー・オメガたちの世話をしたり、外国人の送迎をやったりしてたんですけど、英語が喋れないから外国人選手に対してちょっと人見知りしちゃうところがあって。でもクリスは気さくだし、日本人が気にするような権威や常識にとらわれず、どんな会場でも最高の試合をする。プロデューサーとしてもすごい。だから闘いたいんです。

―― そして、長年の盟友でありライバルでもある木髙イサミ選手。

大家: イサミとは本当に昔から一緒にいて、いつかデカい舞台でガッチリやってやるっていう思いがずっとありました。彼もBASARAの大将をやってきて、僕もガンプロの大将。お互いいい年になりましたけど、「大将同士、まだまだ俺たちやれるぜ!」っていうのを、お客さんにも、そしてイサミ自身にも見せつけたいんです。ここ3年ぐらい試合で絡んでいなかったので、この25周年というタイミングで闘うべき相手はイサミしかいないなと。

 

■ 家族への責任と、何度でも立ち上がる「不屈の魂」

―― 大家選手は最近、SNSで「家族を背負って人生を変える選択肢も視野に入れている」と発信されていました。25周年という節目を迎え、一家の大黒柱としてのお気持ちに変化はありましたか?

大家: 変化があったわけではないんですが……やっぱり「世のお父さんたちは本当にすごいな、大変だな」って改めて思います。僕は奥さんが優しくて、プロレスばかりやっている僕を文句ひとつ言わずに支えてくれている。本当にありがたいと思う反面、家族にはもっといい生活をさせてあげたいし、子供たちにいろんな経験をさせてあげたい。

でも、このままプロレスを続けて、果たして60歳、70歳まで身体がもつのか? 僕は40歳で長男が生まれて、一番下の子は今5歳です。彼らが成人するまで、あと15年。自分がパンクして倒れてしまったら元も子もない。元気に働き続けられるように、今から色々と考えなきゃいけない時期に来ているのかなと、真剣に思うようになりました。

―― プロレスラーである前に、一人の父親としてのリアルな葛藤ですね。

大家: 誰しもがある程度の年齢になれば考えることだと思います。ただの「プロレスラー」ではなく、「生きていくため」「家族を守るため」にどうするべきか。そういう責任感は、年を重ねるごとに強くなっていますね。

―― 最後に、25年間支え続けてくれたファンの皆さん、そして8月15日に後楽園ホールへ集まるファンの皆さんへ、熱いメッセージをお願いします。

大家: 僕は世の中にいる「普通のお父さん」と何ら変わりません。ただ、職業がプロレスラーだというだけです。だから、僕が悩んだり、もがいたりしている姿は、世の中のお父さんやお母さん、あるいは社会で頑張っている人たちと同じだと思うんです。

僕には、特別な才能なんて何もありません。だからこそ、リングで闘う僕の姿に、皆さん自身を投影して見てほしいんです。

試合中、僕はボロボロになって倒れるかもしれない。辛くて立てなくなるかもしれない。その時は、皆さんも一緒に倒れたっていいんです。立ち止まってもいい。

でも……僕はその後、絶対に立ち上がります。どんなに転んでも、つまづいても、絶対に立ち上がってみせます!

その姿を見て、「どんなことがあっても、前を向いて頑張っていこう」って思ってもらえたら最高です。8月15日、後楽園ホール。大家健の25年の全てを懸けて、何度でも立ち上がる姿を見せます。よろしくお願いします!

自らを「特別な才能は何もない」と語る大家健。しかし、何度打ちのめされても立ち上がるその姿こそが、彼が持つ最大の“才能”であり、プロレスラーとしての絶対的なアイデンティティだ。

ホームレスから団体代表へ。泥水の中から立ち上がり、傷だらけになりながらも家族を愛し、夢を追い続ける49歳のド根性男。8月15日、聖地・後楽園ホールのリングで、彼がどのような「生き様」を見せてくれるのか。

プロレスファンのみならず、今を生きるすべての人に、大家健の不屈の魂を目撃してほしい。

自らを「特別な才能は何もない」と語る大家健。

しかし、何度打ちのめされても立ち上がるその姿こそが、彼が持つ最大の“才能”であり、プロレスラーとしての絶対的なアイデンティティだ。

ホームレスから団体代表へ。

泥水の中から立ち上がり、傷だらけになりながらも家族を愛し、夢を追い続ける49歳のド根性男。

8月15日、聖地・後楽園ホールのリングで、彼がどのような「生き様」を見せてくれるのか。

プロレスファンのみならず、今を生きるすべての人に、大家健の不屈の魂を目撃してほしい。

<インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)>

「サマーフィルムにのって2026」東京・後楽園ホール大会
日程:2026年8月15日(土) 開場17:30 開始18:30
会場:東京・後楽園ホール

<全7試合>

⑦スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合
[王者]渡瀬瑞基 対 入江茂弘[挑戦者]

⑥スペシャルシングルマッチ
YuuRI 対 彩羽匠

⑤スピリット・オブ・ガンバレ世界タッグ選手権試合
[王者組]和田拓也&前口太尊 対 勝村周一朗&進祐哉[挑戦者組]

④大家健デビュー25周年記念試合 第2弾
大家健&小路晃&竹田誠志 対 木高イサミ&クリス・ブルックス&阿部史典

③今成夢人 対 小河彪

②春日萌花 対 ライディーン鋼

①石井慧介&元島仙多郎&SUSHI 対 冨永真一郎&ガッツ石島&川上翔大

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