【マリーゴールド】岩谷麻優とビクトリア弓月が電撃帰還!8.9大田区へ向けリングを完全制圧、Sareee組との激突へ「いま私がリングにいる。その意味わかるよね」

女子プロレス「マリーゴールド」のリングに、待望の二人が帰ってきた。

7月30日に開催された後楽園ホール大会。

メインイベント終了直後のリングを完全に乗っ取ったのは、負傷により戦線を離脱していた「アイコン」岩谷麻優と、新世代エースのビクトリア弓月であった。

両者は8月9日の大田区総合体育館大会での復帰を宣言し、外敵コンビとの巨大なタッグマッチを急浮上させた。

事の発端は、メインイベントの決着直後である。

ワールド王者の青野未来、南小桃組が外敵のSareee、Chi Chi組に完敗を喫し、リング上が不穏な空気に包まれるなか、突如としてビクトリア弓月が駆け込んできた。

弓月は外敵コンビに対し、真っ向からケンカ状を叩きつけた。

「待て、オメーら! コッチこいよ。皆さんも知ってると思いますが、私は8・9大田区でこのマリーゴールドのリングに帰ってきます! そ・こ・で! おまえ、Chi Chi、お前を復帰戦の相手に指名してやるよ」

しかし、Chi Chiは「ねぇねぇ知らないの、私のスケジュール。週末なんて試合に決まってるじゃん」「あのね、オファー先にきたほうが優先なの。業界のルール知らないの? さすがマリーゴールドですねぇ」と冷たく拒否。

これに対し弓月は激昂し、ターゲットをSareeeへと変更する。

「あー、じゃあいいよ。おい、そこで見てるSareee! テメーが私の復帰戦の相手やれ! コイツがやれねぇなら、お前がやれ!」

だが、Sareeeも「お前さ、誰に口きいてんだよ? 復帰戦の相手やれ?ふざけんえじゃねぇよ。お前さ、お願いの仕方ってあるだろ。そんなヤツとはもったいなくてできません」と若き血気を一蹴した。

押し問答が続く中、会場の空気を一変させるテーマ曲が鳴り響く。

右足親指の骨折で長期欠場中であった岩谷麻優が、大歓声の「麻優コール」を背にリングインしたのである。

アイコンはSareeeを正面から見据え、核心を突いた。

「後楽園にお越しの皆さま!こんばんわー! 久しぶりのリングは緊張しますね。Sareee、ちょっと上がってもらっていい。なんかさ、いろんなところで岩谷麻優の名前を出してくれてるみたいですけど、あなたがマリーゴールドに帰ってきた理由って岩谷麻優と闘いたいからじゃないんですか?」

この問いかけにSareeeの目の色が変わる。

「よくわかってるじゃん。岩谷麻優、あんたがいるからマリーゴールドに来たよ」

互いの熱を確かめ合った岩谷は、高らかに完全復活を宣言した。

「あなたがマリーゴールドに戻ってきた。そして、いま私がリングにいる。その意味わかるよね。岩谷麻優、8・9大田区で復帰します!」

さらに岩谷は、隣に立つ弓月とともに戦うタッグマッチを要求した。

「完全復活した岩谷…あ、弓月。弓月も復帰戦だよね?…まずはタッグにしよう。で、スケジュールあわないんでしょ? 岩谷麻優とビクトリア弓月にふさわしい相手、連れてきてください。タッグマッチやりましょう」

Sareeeは「岩谷麻優が対角にいるなら、あの人しかいないでしょ。ウチら今ね、スパーク・ラッシュってタッグ組んでるんだ。彩羽匠、ちょっと聞いてみるわ」と、マーベラスの彩羽匠の投入を示唆。

岩谷も「明日返答待ってます。最高の相手ですね、それ! 8月7日…間違えた、8・9大田区で会いましょう」と承諾し、歴史的タッグマッチが事実上決定した。

エース級二人の鮮やかな復帰劇に沸き返る会場。

しかし、その影で最も過酷な現実を突きつけられたのは、本日の主役であるはずの王者・青野未来であった。

青野はマイクを握り、ファンに向けて気丈に振る舞った。

「麻優さん、弓月お帰りなさい! 今日メインで試合したの私たちなのに全部もってかれて、めっちゃ悔しいですけど、これだけお客さんの声援があるということは、これからのマリーゴールド、もっともっと上にいける、もっと明るくなる。絶対それが見えたので、嬉しいです。一緒にマリーゴールド盛り上げていきましょう!」

続けて、現在大腸がんステージ4で闘病中のオッキー沖田リングアナウンサーへ向け、「8月9日大田区はオッキー沖田エイドとして開催します。沖田さんが帰ってくる日を笑顔で迎えらえるように皆さん応援よろしくお願いします!」と大会の意義を語った。

しかし、バックステージへ戻った王者の目から、こらえきれない屈辱の涙が溢れ出した。

「Sareeeを振り向かせられなくてめちゃくちゃ悔しいし、何が悔しいって、麻優さんが向かっていって、私が言わせたかった言葉を簡単にSareeeに言わせて。麻優さんや欠場している人がいない間、私が支えて盛り上げるんだとやってきたが、まだまだ足りないものだらけなんだなと痛感して、まだまだ頑張っていかないといけないと心の底から思わされました」

岩谷麻優とビクトリア弓月という強烈な光がマリーゴールドに帰還した夜。

しかしその強すぎる光は、王者・青野未来に深い影を落とす結果となった。

8・9大田区大会へ向け、団体の勢力図は劇的なスピードで塗り替えられようとしている。

<写真提供:マリーゴールド>

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