【ガンプロ】「入江さんがいなかったら、レスラーとしての俺は死んでいた」渡瀬瑞基が“最大の恩人”を指名した真意とは?8.15後楽園で魅せる“現在進行形の2人”

ガンバレ☆プロレスが熱く燃え上がる真夏の祭典、『サマーフィルムにのって2026』。

2026年8月15日、東京・後楽園ホール大会のメインイベントで、スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級王者の渡瀬瑞基が、自ら次期挑戦者に指名した入江茂弘を迎え撃つ。

DDTプロレス時代から、渡瀬にとって入江は「たった一人、俺の成長を信じてくれた」という特別な先輩であり、恩人であり、ファイトスタイルの礎を築いてくれた師匠でもある。

V4を達成し、レスラーとしてまさに“黄金期の入り口”に立つ渡瀬は、なぜ今、最もリスペクトする男をリングに呼び寄せたのか。

お互いの情熱がぶつかり合うディズニー談義から、エルボーに込められた継承の証、そして「昔ばかりを見るな、今の俺たちを見ろ」という入江への共鳴まで。

真夏の聖地・後楽園ホールで、渡瀬瑞基が見せつけようとしている「愛と殺意の物語」、そしてプロレス界の話題をすべてかっさらわんとする野望について、余すところなく語ってもらった。

【大会情報】
「サマーフィルムにのって2026」東京・後楽園ホール大会
日程:2026年8月15日(土) 開場17:30/開始18:30
会場:東京・後楽園ホール

▼メインイベント スピリット・オブ・ガンバレ世界無差別級選手権試合
<王者>渡瀬瑞基 vs 入江茂弘<挑戦者>

■ 「この5年間があったからこそ」——遅咲きの開花と黄金期の到来

―― 現在、渡瀬選手はデスマッチでの活躍も含め、心・技・体がすべて噛み合い、プロレスラーとして最高潮の波に乗っているように見えます。まさに“ピークの入り口”に立っている印象ですが、ご自身でもその手応えは感じていますか?

渡瀬: そうですね、たしかに乗っている実感はあります。でも、本音を言えば「あと5年前にこの波に乗りたかったな」っていう悔しさもあるんですよ。もっと早くこの状態に持っていきたかった。

―― しかし、その5年間の葛藤や下積みがあったからこそ、一年ずつ刻んできた歴史の厚みが現在の渡瀬選手のプロレスに反映されているのではないでしょうか。他の選手にはない、深い説得力を感じます。

渡瀬: 先輩たちにもよく言われます。「苦労した期間が長ければ長いほど、それがドラマになるからいいんだよ」って。でも、こんなに長い下積みを経験したレスラー、今の日本に一人もいないんじゃないですか? ちょっと探してみてくださいよ、たぶん俺くらいですよ(笑)。

―― 確かに、苦闘の時期は長かったかもしれません。しかし、渡瀬選手は常に安易な道を選ばず、あえて厳しい環境、過酷な闘いに自分から飛び込んでいく選択をしてきました。それが結果的に、ファンからの絶大な信頼を勝ち得る要因になったのだと思います。

渡瀬: 楽な道とヤバい道があったら、迷わずヤバい方に行っちゃいますね。そういう性格なんですよ(笑)。でも、そうやって追い込んできたからこそ、周りの選手たちからも「渡瀬、やるな」って認めてもらえるようになったんだと思います。

―― 今まさに、レスラーとしての「脂の乗り始め」、黄金期の第一期が到来しています。ここから始まる5年間は、渡瀬選手にとって間違いなく最高の期間になるはずです。

渡瀬: 褒められすぎですね(笑)。でも、このタイミングで入江さんと闘えるというのは、間違いなく俺のプロレス人生における大きなターニングポイントになると思っています。

 

■ 「入江さんがいなかったら、俺は死んでいた」——挑戦者指名の真意

―― 8月15日の後楽園ホール大会。ついに、尊敬する先輩である入江茂弘選手を挑戦者として迎え撃ちます。V4達成直後に自ら入江選手を指名しましたが、今、どのような心境ですか?

渡瀬: 俺と入江さんの関係性を昔から知っている人からすれば、「渡瀬がチャンピオンで、入江茂弘を挑戦者として迎え撃つ」なんて、絶対に想像できなかったと思うんですよ。 入江さんを相手に俺がどう闘うか、お客さんがこの試合をどう受け止めるか……死ぬほど考えました。でも、今率直に思っていることは、「この試合を、いかにたくさんの人に見てもらうか」だけです。 入江さんは絶対に“最高の入江茂弘”でやって来る。だから俺も“過去最高の渡瀬瑞基”で迎え撃つ。この極上の闘いを、どうやって世間に伝えるか。それしか考えていないです。

―― 指名した一番の理由は「今しかない」という直感だったのでしょうか?

渡瀬: そうです。「今しかない」と思いました。さっき言われたように、今は俺のレスラーとしてのピークの入り口なんです。もちろんここからさらに更新していくつもりですけど、自分の中で「今、俺は最高に脂が乗っている」と感じた。その瞬間に入江さんと闘いたかったんです。 それに、この試合はどうしても大きな会場でやりたかった。ガンプロで一番でかい会場といえば後楽園ホールですから、この舞台でやることにこだわりました。


©ガンバレ☆プロレス

―― 渡瀬選手にとって、入江選手はレスラーとして、そして一人の人間としてどのような存在ですか?

渡瀬: 一言で言えば、入江さんがいなかったら今の自分はいないです。プロレスラーとしては、とっくに死んでいたんじゃないですかね。

―― それほどまでに、壁にぶつかった時や辛い時期に支えになってくれた先輩だったと。

渡瀬: 本当に、世の中でたった一人だけかもしれないです。「お前の成長を信じてる。大丈夫だ」って、俺のことを見捨てずに言い続けてくれたのは。


©ガンバレ☆プロレス

―― なぜ入江選手は、それほどまでに渡瀬選手のことを気にかけてくれたのでしょうか。

渡瀬: 一番最初に深く話したのが、実は「ディズニー」の話だったんですよ(笑)。入江さんがディズニー好きで、自分も大好きで。「何の作品が一番好きなの?」って聞かれた時に、俺は王道の作品じゃなくて『きつねと猟犬』っていう、あまり知られていない作品を答えたんです。そしたら入江さんが「お前、本物や!」って、ガッチリ握手をしてくれて(笑)。 そこからディズニーの話で意気投合して、プロレスの話も深くするようになって。俺の地元の長野での興行でシングルマッチをやってもらったりして、どんどん仲良くなっていきましたね。

―― ディズニーが繋いだ絆だったのですね。入江選手とのファイトスタイルも、真っ向からぶつかり合う肉弾戦という意味でシンパシーを感じます。

渡瀬: 何より、俺に「エルボー」を教えてくれたのは入江さんですから。入江さんのフォームを全く同じように真似しているわけではないですが、力の伝え方や打ち方の基礎を教えてもらって、そこから自分に一番合うフォームに進化させていきました。今の俺がフィニッシュを取れるエルボーに磨き上げられたのは、間違いなく入江さんのおかげです。 一緒にタッグを組んで連携を考えたり、試合の組み立てを話し合ったり……一緒にいる時は、ディズニーかプロレスの話しかしていませんでしたね。

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