【マリーゴールド】「試合内容を充実させるために、もっと多くの力が必要」ロッシー小川代表が仕掛けた新体制!吉野正人と岩谷麻優がもたらす化学反応

旗揚げから3年目を迎える女子プロレス「マリーゴールド」が、団体をさらなる高みへ引き上げるための強固な頭脳陣を組織した。

7月30日、東京・後楽園ホール大会に先駆けて行われた記者会見にて、代表のロッシー小川氏から新たなクリエイティブ体制が発表された。

トータル・プロデューサーを兼任する小川氏のもと、技術指導を担当してきた近藤修司が「チーフコーチング・ディレクター」へ、新人育成を担ってきた風香が「アシスタント・プロデューサー」として続投。そして、ここに2名の強力なブレーンが加わった。

元DRAGONGATEの吉野正人氏が「エージェント・ディレクター」に、現役であり現在欠場中の「アイコン」岩谷麻優が「プレイング・コーチ」にそれぞれ就任したのである。

この大規模な人事の狙いについて、小川代表は「マリーゴールド、3年目に入りまして、リング上をさらに充実させるために新たなスタッフを招集しました」と説明。

興行のクオリティを底上げするためには「試合内容を充実させるために、もっと多くの力が必要なので」と語り、個人の力量に依存しない盤石なサポート体制の構築が急務であったことを明かした。

中でも最大のサプライズとなったのが、2021年に惜しまれつつ現役を退いた“スピードスター”吉野正人氏の入閣である。

吉野氏はファンに向け、「現役を引退して5年経ちましたが、スピードスターの吉野正人です。ましてエージェントという立場で契約させて頂くことになりました」と挨拶。

続けて、長年のキャリアで培った知識を還元する決意を「現役は21年やってきましたので、私が培ってきたものを選手たちに伝えていけばいいかなと」と力強く述べた。

吉野氏の役割は、試合のクオリティコントロールや選手への細かなアドバイスだという。

「それぞれの選手は自分の中での試合の組み立ててあると思うんですけど」と前置きしつつ、経験の浅い若手たちに対し「やっぱり経験がないという部分があるので、私ができるところはそういう部分もカバーながらと考えております」と、試合構築のサポートを担う青写真を描く。

さらに吉野氏は、かつて闘龍門からDRAGONGATE時代を共に戦い抜いた近藤修司との再会に触れ、「コンちゃんとは皆さん言わなくても分かるぐらいの長いつきあいがありますので。また、こういう形で再会するというのも何かの縁だと思いますので」と感慨深げに語った。

近藤もまた、「これから紹介される新メンバーとは出が一緒なので。いろいろとプロレスの方向性はそういうところがあるかなと思ってます」と、長年の絆が生み出す相乗効果に期待を寄せる。

吉野氏は、風香からの誘いで旗揚げ戦を観戦した際、団体に大きな可能性を感じたという。

「自分がここでやりがいがなかったら多分お話しいただいても、自分は引退している身でもありますし。ほかでも事業ともちょっとやってたりするのでお断りしてたと思います」

確かなポテンシャルを感じ取ったからこそ、多忙な合間を縫って参画を決意した。

「本当にこのマリーゴールドをもっと女子プロレス界で上に行けるようなところまで引き上げたいなと。それぐらいの覚悟を持って私もここに来てます」

一方、現役選手として後進の育成に加わることになった岩谷麻優は、女子プロレス独自の技術と精神を継承する役割を担う。

「今回、プレイング・コーチに就任させていただきました。近藤さんが今メインで教えてくださっているものプラス女子プロレスの良さを自分がちょっとでも教えられたらなと思ってます」

男子プロレスの緻密な理論を教える近藤や吉野とは異なるアプローチで、自らが体現してきた技術を伝えていくという。

すでに若手の練習環境に触れている岩谷は、「みんな飲み込み早いし、やっぱり真剣に聞いてくれるっていうところもあるので、教えがいがありますよね」と笑顔を見せる。

同時に、指導することによる自身の成長も実感している。

「基礎を教えるためには、自分も基礎をしっかりしてないといけないっていうのがあるので、よりプロレスの映像を見返すようになりました」

男女での技術の違いにも直面したというが、「近藤さんの練習にも出させていただいて、本当に違うんだっていうのを1から自分もなんか勉強になったので。大変ですけど、自分の練習にもなるので。頑張ろうと思っています」と前を向いた。

「自分が教わってきたこととかをみんなで引き継いでもらえるように頑張っていきたいと思っています」と、マリーゴールドの未来に自らのプロレス人生を注ぎ込む覚悟だ。

8月からは新たな練習生も合流する。

新人育成の根幹を担う風香は「8月からたくさん練習生が増えるので引き締めて、頑張っていきたいと思います。キラキラしたデビューをたくさん出せるように頑張りたいと思いますので、3年目のマリーゴールドをよろしくお願いします」と気を引き締めた。

闘龍門の遺伝子を持つ吉野正人と近藤修司が試合の骨格を作り、アイコン岩谷麻優と風香が女子プロレスの魂を吹き込む。

小川代表が仕掛けたこの重層的な新体制は、マリーゴールドのリングにどのような化学反応を起こすのか。

<写真提供:マリーゴールド>

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