【新日本】ゲイブ・キッドが『G1』福岡メインで大暴走!HENAREとの死闘制すもベルトに放尿ポーズの愚行「このクソみたいな会社じゃ、これ以上の相手なんて現れない」

新日本プロレスは8月2日(日)、福岡・福岡国際センターで真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX 36』第11戦を開催した。

メインイベントを飾ったBブロック公式戦では、IWGPタッグ&NEVER6人タッグ王者のHENARE(4勝1敗)と、IWGP GLOBALヘビー級王者であるAEWのゲイブ・キッド(4勝2敗)が激突した。
両雄は今年2月の後楽園大会で凄まじいシバキ合いの末に両者KOという死闘を演じている。

互いに一歩も引かない武闘派同士の再戦は、ゴングを待たずに突入した猛烈なエルボー合戦で幕を開けた。

試合はリング上にとどまらず、客席や場外フロアを巻き込む大乱闘へと発展する。

ゲイブがイスやテーブルを持ち出して無法殺法を展開し、放送席の外道へツバを吐きかければ、HENAREも肉体を盾にして真っ向から受けて立つ。

終盤、互いに意識が飛びかけるほどのラリアットと張り手の応酬となり、会場は熱狂の渦に包まれる。

極限の削り合いの果て、HENAREの猛攻をしのぎ切ったゲイブが、執念のレッグトラップ・パイルドライバーで激闘に終止符を打った。

しかし、死闘を制したゲイブの辞書に「敬意」の二文字はない。

勝利をアピールするや否や、自身のベルトを床に投げ捨て、その上に小便をかけるようなポーズで侮蔑を表現。

その狂乱ぶりはバックステージでも止まることはなかった。

「このクソみたいな会社じゃ、これ以上の相手なんて現れない。HENARE、お前は俺を2、3回は意識飛ばしたかもしれない。でも、本当の勝者は誰だ?」

激闘のダメージで背骨を鳴らしながらも、傲慢な態度は崩さない。矛先はHENAREが属するUNITED EMPIRE、さらには新世代のライバルたちへと無差別に向けられた。

「オスプレイが今さらお前らの元に戻ってくると思ってるのか? 違う。アイツはお前ら全員に死刑宣告を残していったんだ。オーイワ、ユーヤ、ナリタ、ショータ……クソだ。全員クソだ。このベルトをどこかの橋から投げ捨ててやる」

かつての盟友や同世代のレスラーを徹底的に罵倒し、孤高の狂気を爆発させるゲイブ。

新日本のリングを蹂躙する無法者の暴走は、留まるところを知らない。

一方、満身創痍ながら自らの足で控室へ戻ったHENAREは、血塗られた戦士の誇りを静かに語った。

「確かに俺は勝てなかった。だが、マナを勝ち取った。お前が何をやったのかわからないが、肋骨の一本くらいはやっちまったかもしれない」

深手を負い、敗北という結果を突きつけられながらも、己の戦いから逃げなかったことに絶対の矜持を持つ。

そして、かつて「泣き虫」だったゲイブの変貌ぶりを認めつつ、新日本のリングで信念を曲げた者たちへ痛烈なメッセージを送った。

「今のお前は好きだ。だが、一つだけ教えてやる。お前らは結局、LA道場のクソ野郎どもと同じだ。心が弱い。苦しくなると逃げ出す臆病者だ。カール、カイル、クラーク……ナリタだってHOUSE OF TORTUREへ逃げた。みんな同じだ」

苦境に立たされた時、安易な道や反則に逃げ込む者たちを「臆病者」と切り捨てるHENARE。

戦士の概念が失われつつある現代のプロレス界において、自らが最後の生き残りになろうとも、その魂を売り渡すつもりはない。

「俺がスタイルを変えて、テクニカルレスリングでも始めると思ってるなら大間違いだ。今の世界じゃ、戦士という概念そのものが死んでしまった。ホントノセンシ、周りを見てみろ。もう誰も戦士じゃない。だったら、俺のことは化石とでも呼べ!」

勝敗を超越した「マナ」の獲得と、信念を貫く戦士の覚悟。

ゲイブ・キッドの果てなき狂気と、HENAREの揺るぎない誇りが交錯した福岡の夜は、現代プロレスにおける一つのイデオロギー闘争の極致であった。

<写真提供:新日本プロレス>

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