「9・22宮古での凱旋大会でGHCの防衛戦やるからには負けられません!」~みちのくプロレス・MIRAIインタビュー(後編)
昨年10月にマリーゴールドを退団したMIRAI。同年11月に地元であるみちのくプロレスに入団したが、各団体からのオファーがひっきりなしだ。今ではNOAHが管理するGHC女子王座を保持するMIRAIに過去、現在を語ってもらうとともに、未来への展望を聞いた。(後編)ではみちのくプロレス入団から、JTO、東京女子プロレスへの参戦、そして今後についての話を聞いた。
(取材・文=ミカエル・コバタ)
――昨年10・13後楽園をもってマリーゴールドを退団されて、みちプロが女子を募集してるという情報を知ったんですよね?
「ハイ。それで去年の11月2日、みちのくの盛岡大会に岩谷(麻優)さんが出られて、対戦相手のXとして私が出て。岩谷さんが後押ししてくれて、みちプロに電撃入団という形になりました」
――でも女子が2人以上いないと女子の試合はできないわけですよね?それはもう覚悟の上で入ったんですか?
「当初は他団体から選手を呼んで、女子の試合をやろうとしたんですけど、私の試合を見て、(新崎)人生さんの気持ちが変わり、みちのくの男子と修行をさせて、その後に女子を呼ぶ形にしようという感じに変わりました」
――その修行はいつまでやるんでしょうか?
「いつまでですかね。まだ分かりません」
「男子と試合してると知らぬ間にパワーがついてます」

――現状、ほとんどの試合で男子とやってるわけですがどうですか?
「けちょんけちょんにされながら、間とかも勉強になりますし、一発一発全然重さが違うので、なんか男子と試合してると、女子と試合した時に相手がすごい軽く感じて、担いだりとかできて。知らぬ間にパワーがついてます。打たれ強くもなりました」
――みちプロ所属になって、ともか選手とのシングルも実現しましたし、そういった意味では良かったことですよね?
「ハイ。マリゴにいる状態だと実現できなかったと思いますので」
――ともか選手とシングルをやる夢が達成できて、やはりリングはつながってたんですよね?
「そうですね。ともかとは最初のシングルマッチをして、私が勝って。でもなんか、そこからともかはちょっと沈んでった感じで、なんか道に迷った感じだったんですね。ともかってずっとJTOにいるじゃないですか。会った時とかに『もっとJTOをこうしていきたい』みたいなことを聞いてたから、そっちに導けるように、もっとJTOを感じたいと思って参戦して。導けたのかどうか分からないですけど、この前(7・10後楽園)もう1回シングルして、やっとともかは迷路から脱出した感じがします」
――2度目のシングル戦後、ともか選手からタッグ結成を要請されましたね?
「ともかとはずっと対角でやってきて、お互いのことを知ってるからこそ、今度は組むのもいいなと思いました」
「ともかと組むからにはちゃんとした結果を出したい」

<写真提供:伊藤健史>
――早速、JTOの8・7TOKYO SQUARE in Itabashiでタッグを組んで、尾崎魔弓&稲葉あずさ戦が決まりました…
「尾崎さんとは対戦も組むのも初めてです。でも、ともかと組むからにはちゃんとした結果を出したいです」
――JTO GIRLSタッグベルトもありますからね…
「そこも狙えるものなら狙いたいと思います。マリゴを抜けて、今、正規のパートナーがいないので、ともかと組んでみてどうなるか分からないんですけど、お互いがしっくりしたら、色々狙っていきたいと思います」
――それはJTOの中のベルトになりますよね?
「いや分からないですね。私はいつかは所属団体のベルトに挑戦したいんです。みちのくにいるから、みちのくのベルトにも挑戦したいので。ともかと組んで隣に立った時どうなるか、まだ分かんないですし、時期的にもまだなんとも言えません」
――妹の稲葉あずさ選手から、JTO GIRLSのベルトを獲ったんですが、どういう印象でしたか?
「KAIENTAIの練習生の時に知ってる、ちっちゃいあーちゃんのイメージでいたんですけど。全然 大人になってて。めちゃめちゃ運動神経いいですね。言っちゃ悪いけど、ともかより運動神経いいと思います。蹴りだけで言ったら、全然ともかが強いけど、あーちゃんはそれ以外で、その差をカバーしてるんで、全然タイプが違います。でも、あんなに若いのに、あんなに背負われて大変そうです」

――JTOへの参戦を経て、昨年12月にまさかの古巣・東京女子への参戦が決まりました。しかもいきなり(遠藤有栖選手と)インターナショナル・プリンセスのタイトルマッチで。みちプロ側から打診をされたそうですが、実現すると思ってましたか?
「難しいだろうなと思ってたので、もうビックリでした。驚きしかなかったです」
――ファンに受け入れてもらえるかの不安もありました?
「不安もありましたけど、どちらかというとあきらめて覚悟してました。声援とか飛ばないだろうし、外敵ポジションだからしょうがないよなぐらいな感じでした。でも、東京女子のファンの方は変わらず温かったです」
――イッテンヨン(1・4)後楽園で古巣に参戦してみて、ホッとした感はありましたか?
「ホッとしました。東京女子にいた頃は、自分はどうしたらいいんだろう?って悩んでたけど、いざ上がってみたら、今の自分を認めてもらってる感じがありました。外に1回出て、いろんなところを回って、戻ったこの時間で自分というものを確立できたんじゃないかなみたいな思いになりました」
――古巣参戦の初戦で、いきなりインターのベルトを獲ったんですけど…。過去に王座決定トーナメントにも出ていますし、上福(ゆき)選手が王者時代に挑戦して、獲ることはできませんでした。 そんな縁があったベルトをこのような形で一発で獲ったときは驚きでしたか?
「ハイ。有栖とはそんなには一緒にはいなかったんですけど、もう強くなったなっていう感じでした。昔とは全然違うなって感じで。もともと運動神経はよかったんですけど。プロレスを知らずに入ってくる子も多い中で、有栖はプロレス好きで男子プロレスとかも見て入ってきてるので、なんか通じるものというか、自分と似てる部分は感じました」
――チャンスがあれば、また遠藤選手とも対戦してみたいですか?
「またやりたいですね」
――そのベルトを獲って、凍雅選手との防衛戦をクリアして、3・29両国国技館でもう一人の同期・鈴芽選手とのタイトルマッチが実現しました。これもすごいドラマというか信じられない出来事ですよね。退団後、連絡を取ったりはあったんですか?
「本当もう誕生日とか、お正月とかくらいでした。辞めて、ちょっと経ってから、ご飯に行ったことはあったんですけど、それくらいでした」
同期・鈴芽との対戦は「願ったら、いつかどこかで叶うんだなって」

――リングはつながってるじゃないですけど、プロレスを続けて来てよかったなって感じですよね?
「ハイ。マリゴの時、プロレスを辞めようかなと思った時に辞めてたら叶わなかったことでしたし、願ったら、いつかどこかで叶うんだなって思いました」
――東京女子では在籍期間がかぶっていない若手との対戦もありましたが、印象はいかがでしたか?
「女子は飛んだり跳ねたりに行きがちじゃないですか?だけど(風城)ハルさんは、関節技を選択する渋い感じが好きですね。やってて楽しかったです。凍雅さんはパワーはもちろんあるし、やってて楽しかったんですけど。個人的にはもう一皮破れそうな感があります。めっちゃポテンシャルはあるから、きっとどこかで爆発するだろうなって思って見ています」
――将来的に東京女子への参戦が継続したとして、まだ1度も挑戦したことがないプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑んでみたい希望はありますか?
「チャンスをいただけるならあります」
――それは誰がチャピオンの時でもいいですか?
「うーん。プリプリに挑戦したい気持ちは強いですけど、どうせなら、荒井(優希)さんがチャンピオンの時なら。荒井さんの初シングルの相手である私が挑戦するってなったら、それはそれで熱いと思うので」
――荒井選手のデビュー3戦目(2021年6・17後楽園)でシングルマッチで対戦されてますが、当時はどういう印象でしたか?
「めっちゃ粘り強かったのと、あと試合後に『目がいいって』言った気がするんですよ。荒井さんの戦った時の目がいいって言った気がして。同じことを山下(実優)さんも言ってんなって思いました」
――7・18後楽園では荒井vs山下のタイトルマッチもご覧になったと思いますが…
「まさかアイドル辞めてプロレス一本になるとは思ってなかったですけど、もう全然変わったなっていうか成長したなっていう印象ですかね」














