【新日本】「今年44にして絶好調じゃねえか」鷹木信悟が『G1』でTAKESHITAへの雪辱を果たし大咆哮

新日本プロレスは8月6日(木)、東京・後楽園ホールにて真夏の祭典『G1 CLIMAX 36』第12戦を開催した。

セミファイナルとなる第8試合では、Aブロック公式戦としてNJPW WORLD認定TV王者のKONOSUKE TAKESHITA(5勝1敗)と、鷹木信悟(3勝3敗)が激突した。

両者は前年の『G1』公式戦、そして本年1.4東京ドームでのダブルタイトル戦において二度対峙しており、結果はいずれもTAKESHITAが勝利を収めている。

鷹木としては、これ以上の連敗はプロレスラーとしてのプライドに関わる重大な事態であった。

試合は、まさに真っ向勝負の肉弾戦となった。

互いに一歩も引かないラリアットやエルボーの打ち合いから、エプロンでのタカギドライバー’98やワガママといった危険な攻防へとエスカレートしていく。

終盤には、互いの必殺技であるMADE IN JAPANやレイジングファイヤーを掟破りの形で掛け合うなど、意地と意地が限界を超えて交錯した。

死力を尽くしたエルボーの相打ちから、TAKESHITAの猛攻をしのいだ鷹木が渾身のパンピングボンバーを炸裂させる。

TAKESHITAがカウント1で跳ね返す驚異の粘りを見せたものの、最後は鷹木が気合いとともに放ったラスト・オブ・ザ・ドラゴンで死闘に終止符を打ち、執念の3連勝をもぎ取った。

試合後、両者はマットに倒れ込んだまま、互いの健闘を称え合うように言葉を交わした。

バックステージに現れた鷹木は、大きな壁であったTAKESHITAをついに打ち破った喜びに満ち溢れていた。

「さあ!来たぞ、『G1 CLIMAX』!どんな勝利よりも今日の勝ちは気分がいいな。何たってTAKESHITAへの借りは、1.4東京ドームと『G1』大田区の借りを返さなきゃ、俺はホントの意味で2026年が始まらねえんだ」

前年からの因縁を精算したことで、自身の「2026年」がようやく開幕したと高らかに宣言する。

「これでいよいよ鷹木信悟の2026年、遅すぎるかもしれねえが、やっと開幕だ!俺も『G1』今年で8度目だけど、3連勝なんて初めてだ。8年目にして、今年44にして絶好調じゃねえか」

年齢を重ねてなお進化を続ける自身の現状に胸を張り、次なる対戦相手であるYuto-Iceに向けても「俺はどんなに暑くてもコーヒーはホットだ。高崎ではメチャクチャ熱い、ホットなIceで来い」と、得意の言葉遊びを交えながら熱戦を呼びかけた。

一方、敗北を喫したTAKESHITAは床に座り込み、素直に相手の強さを称えた。

「負けた。鷹木信悟、強いわ。あのキャリア、あの年齢、あれだけの実績があっても、まだまだ強くなるんすね」

その上で、TAKESHITAはプロレス界に蔓延する世代闘争という概念に一石を投じた。

「世代がどうとか年齢がどうとかよく言われるけど、あんま関係ないんちゃうかな。“新世代”とか“現世代”とか“旧世代”とか。強いヤツが勝つ。強いヤツが『G1』優勝する。強いヤツがIWGPチャンピオンになる。もう一回、みんなその当たり前のことに気づこう」

強さこそがプロレスの真髄であるという、原点回帰のメッセージ。

「俺が子供の時見てきたプロレスラーってみんな強いねん。強いヤツが勝つ。俺は今日負けた。なぜなら鷹木信悟の方が今日は強かったから。だから俺はもっと強くなる」

最強を追い求める者同士が、年齢や世代の枠を超えて真っ向からぶつかり合う。

鷹木信悟の不屈の魂と、敗れてなお強さを探求するTAKESHITAの姿勢は、後楽園ホールに集った観衆の心を熱く震わせた。

<写真提供:新日本プロレス>

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