【新日本】カラム・ニューマンが『G1』横浜メインでOSKARから無法勝利!「俺はトップガイジンだ」と豪語
新日本プロレスは8月8日(土)、神奈川・横浜武道館にて真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX 36』第13戦を開催した。
メインイベントを飾ったBブロック公式戦では、OSKAR(4勝3敗)とカラム・ニューマン(4勝2敗)が激突した。
両者は今年の『NEW JAPAN CUP』1回戦でも対戦しており、その際はカラムが勝利を収めている。
OSKARにとっては雪辱を期すリベンジマッチであったが、試合前から両者の遺恨は深く燃え上がっていた。
OSKARは事前のコメントで、カラムが属するUNITED EMPIREの反則行為を痛烈に批判し「正々堂々」の美学を熱弁していた。
一方のカラムも、入場ガウンを脱ぐOSKARを挑発するなど、互いのプロレス観とプライドが真正面からぶつかり合う一戦となった。

試合は、OSKARの巨体とパワー、カラムの驚異的なスピードとインサイドワークが激しく交錯するスリリングな展開となった。

OSKARがフェンスを使い喉元を痛めつける荒技に出れば、カラムは脇腹への徹底した一点集中攻撃で巨漢のスタミナを削ぎ落としていく。

中盤には場外戦に雪崩れ込み、OSKARがカウンターのベルリンフォールを回避された末に、カラムのハンマースルーで客席へ大きく吹き飛ばされる。

さらにイスの山に埋もれる大ダメージを負うも、カウント19で驚異の生還を果たし、館内のボルテージは最高潮に達した。

終盤、意地と意地がぶつかり合う総力戦の中で、OSKARの正義とカラムの狡猾さが勝負を分けた。

OSKARが伝家の宝刀であるナイトメアホールドの体勢に入った瞬間、カラムはあえてレフェリーの手を掴み、ロープ方向へ強引に投げ飛ばす。

レフェリーの死角が生まれた一瞬の隙を突き、カラムはOSKARの急所を無慈悲に蹴り上げた。そのまま強引に押さえ込み、巨漢からまんまと3カウントを強奪したのである。

試合後、寝転んだままマイクを握ったカラムは、敗れ去ったOSKARに向けて容赦のない罵詈雑言を浴びせた。
「心の底からオマエが大嫌い!帰れ、ドイツに!プリンスに道を空けて、王冠にキスしやがれ!」

そしてバックステージでも、傲慢な態度で自らを誇示した。
「さらに2点獲得だな。星取表に2点追加だ。俺は毎日、死ぬ気でレスリングをしてる。文字通りリングで自分を削ってる。それでもお前たちは全く喜ばない」
ファンからのブーイングを嘲笑うかのように、自身のヒールとしての立ち位置を肯定する。
「俺は自分自身のためにレスリングをするって。それで今はトップガイジンだ。ガイジンエース。俺はトップにいる」
手段を選ばず勝ち星を積み重ねる姿こそが、彼が標榜するエースの証明であった。
次戦のウルフアロンに対しても「ジュードー選手としてはリスペクトしているが、レスラーとしてはリスペクトしていない。デブのアホめ」と毒づき、己の道をひた走る覚悟を示した。

一方、卑劣な急所蹴りで敗退に追い込まれたOSKARは、バックパネルに当たり散らしながら、深い絶望と怒りを爆発させた。
「毎試合全力でやってきたが、セコい技で敗退だ。ローブローをかました上に、タイツを掴みやがって。それがどんなにイラつくことか!」
野毛道場という伝統ある場所で、基本に忠実な鍛錬を何千回と積み重ねてきた自身の歩みと、外からやってきてルールを平気で破るカラムの姿勢を対比させ、プロレスの在り方を問う。
「ドイツ、ニュージーランド、日本と来て、毎日言われた通りにスクワットをして、腕立て伏せをして。ルールがあるんだ。これが俺の愛したスポーツなのか?」
しかし、この日の敗戦はOSKARにひとつの残酷な真理を突きつけた。
「情熱やハートがあれば、ある程度のところまでは行けるかもしれないが、トップには行けないんだ!で、俺はどうすりゃいい!?もっと自分の内なる憎悪を浮かび上がらせよう!」
正義だけでは頂点に立てないという現実を知った巨漢は、内なる「憎悪」を解放することを宣言した。
すでに自力優勝が消滅した状況で、次戦の相手である上村優也に向けて恐ろしい予告を突きつける。
「俺が決勝に進めないのだとしたら、お前も同じ目に遭わせてやる!」
信念を打ち砕かれ、憎悪という新たな力を手に入れたOSKAR。
正道から外れた巨漢が、G1終盤戦でどのような猛威を振るうのか。
Bブロックの戦いは、さらに危険な領域へと足を踏み入れた。
<写真提供:新日本プロレス>
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