【新日本】「プロレスIQ、プロレス頭でSANADAに勝ったで」KONOSUKE TAKESHITAが『G1』でSANADAとの高度な頭脳戦を制覇

新日本プロレスは8月9日(日)、群馬・Gメッセ群馬にて真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX 36』第14戦を開催した。

第6試合のAブロック公式戦では、NJPW WORLD認定TV王者のKONOSUKE TAKESHITA(5勝2敗)と、SANADA(3勝4敗)が激突した。

両者は本年6月14日の大阪城ホール大会における同王座戦で初の一騎打ちを行なっている。

約5カ月ぶりの復帰戦であったSANADAを退け、TAKESHITAが王座を防衛したあの一戦から約2カ月。

現在、新日本プロレス、AEW、そしてDDTプロレスという3団体に所属し、世界を股にかけて活躍するTAKESHITA。

そのハイブリッドな実力と規格外のポテンシャルは、SANADAの洗練されたテクニックをもってしても完全に封じ込めることは困難であった。

試合は序盤から高度な読み合いが展開される。SANADAがTAKESHITAの左膝へ徹底した一点集中攻撃を仕掛け、機動力を奪いにかかる。

対するTAKESHITAもブルーサンダーやワガママなどの得意技で応戦し、互いの持ち札を切り合う総力戦となった。

この試合最大のハイライトは、互いの必殺技を巡る攻防である。

SANADAがTAKESHITAの必殺技であるレイジングファイヤーを掟破りの形で繰り出せば、TAKESHITAもSANADAの代名詞であるデッドフォールを掟破りで突き刺すという、意地とプロレスIQが交錯する激闘となった。

最後はSANADAのシャイニングウィザードからのデッドフォールを切り返したTAKESHITAが、本家のレイジングファイヤーを完璧に決めて3カウントを奪取。

これで勝ち点を12に伸ばし、Aブロック突破に向けて大きく前進した。

試合後、首の皮一枚で踏みとどまることができなかったSANADAは無言のまま控室へ消えた。

対照的に、死闘を制したTAKESHITAはフロアに座り込むと、自らの頭部を指差し、新日本が誇るテクニシャンとの「頭脳戦」を制した喜びを爆発させた。

「SANADAと、ここでの勝負、勝ったで。プロレスIQ、プロレス頭……SANADAに勝ったで」

天性の身体能力やパワーだけではない。相手の動きを先読みし、あえて相手の土俵に踏み込んだ上で上回るという「プロレス脳」の高さ。

新日本屈指のインサイドワークを誇るSANADAを頭脳戦で凌駕したことは、TAKESHITAにとって何よりの自信となった。

そして、左胸を力強く3度叩くと、最後は理屈を超えた精神力の勝利であったことも付け加えた。

「最後は正直言って、ここで何とかしたとこもあるけど。でも、SANADAにここでも勝ったで」

圧倒的なパワー、卓越したプロレスIQ、そして折れない心。全てを兼ね備えたTV王者は、もはや新日本プロレスの枠組みを根底から揺るがす絶対的な脅威となっている。

そして、視線はすでに自身の最終公式戦へと向けられていた。次なる標的は、若き新星・大岩陵平である。

「よっしゃ。公式戦はあと一つ。大岩……大岩には悪いけど、俺も勝ち点トップでも、もう負けられへんねん。大岩……勝負や」

現在Aブロックの首位を走るTAKESHITAであるが、決して慢心はない。

若武者の勢いを受け止めた上で、己の絶対的な強さを証明する覚悟を示した。

掟破りの応酬を制した「頭脳」と「魂」を武器に、TAKESHITAが真夏の祭典の完全制覇へと突き進む。

<写真提供:新日本プロレス>

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