【ノア】「実は立ってるのがやっとだった」死闘を制した丸藤正道が語るKENTAへの感謝と王者の矜持!全方位へ次期挑戦を呼びかける「なんなら他団体でもいい」
プロレスリング・ノアは8月9日、東京・後楽園ホールにて『LEGACY RISE 2026』を開催した。
超満員札止めとなる1589人が詰めかけた聖地で、セミファイナルとなる第9試合にGHCナショナル選手権試合が組まれた。
王者の丸藤正道と、White Raven SqwadのKENTA。
団体の歴史をともに創り上げてきた両雄が、昨年のGHCヘビー級王座戦以来、約1年ぶりとなる一騎打ちを迎えた。

試合は序盤から、挑戦者の鋭い蹴りと王者の強烈な逆水平チョップが交錯する意地と意地のぶつかり合いとなる。
王者の胸板が赤く腫れ上がるほどの打撃戦や、場外での激しい攻防を経て、終盤には関節技の読み合いへと発展。
数々の猛攻を耐え抜いた王者は、挑戦者の代名詞であるgo 2 sleepを許さず、腕十字からパーフェクトネックロックへと捕獲。
20分45秒、宿敵から執念のタップアウトを奪い、4度目の王座防衛に成功したのである。
試合後、王者はマイクを握り、年下でありながらも常に前を走り続けてきた挑戦者へ最大限の賛辞と感謝を述べた。
そして、普段であれば即座に現れる次期挑戦者が不在であることを受けて、「最近姿を見せていない谷口でもいいぞ。オイ!若いヤツら、お前らの誰かでもいいぞ!何なら他団体でもいいぞ!何でもいいよ。ジュニア、ヘビー関係なく、俺がこのベルトを守り続ける!」と欠場中の谷口周平や若手、さらには他団体の選手まで幅広く挑戦を受け付ける絶対王者としての余裕を示した。
バックステージに現れた丸藤正道は、限界ギリギリの激闘であったことを明かしつつ、盟友への思いとこれからの戦いについて熱く語った。
丸藤「実は立ってるのがやっとだった。まずさっき言ったように、KENTAありがとう。ありがとうって言ったって素直にどうもっていう人間じゃないかもしれないけれども、本当にありがとう。KENTAと戦えてよかったし、あらためてNOAHに帰ってきてくれてありがとう。本当に心からそう思うよ。昔のKENTA、昔の俺、ちょっと前の俺、ちょっと前のKENTA、そして今日の俺、今日のKENTA。もしかしたらお客さんの望むものかわからないけど、また一つ、KENTAとの戦いで一つ扉が開いたんじゃないかなと思ってるんで。そしてリング上で言ったように、このベルト誰でもいいぞ。(囲んだ取材陣に向かって)やるか? やるか? やるか? やるか? やらないか。OK、待ってるぞ」
年月を重ね、形を変えながらも進化し続けるライバル関係に、新たな可能性を見出した王者の表情は充実感に満ちていた。
一方、敗れたKENTAもまた、同年代の宿敵との戦いを通じて自身の闘志が健在であることを再確認している。
KENTA「負けちゃいましたね。いや、悔しいな、やっぱり。この年になっても、やっぱり負けると悔しいって気持ちがあるのって大事なことだと思うし。もちろん勝っていけばいいんだけど、もちろん負けることもあるし。その中でね、ああいう存在が身近にいるっていうのは凄く刺激にもなるし、これから丸藤さんがどういうチャンピオンロードを歩んでいくのか見届けていきたいと思います。丸藤さんがね、AI使ってどんな作品をXでポストしようが、どんな連チャンでも何万通トータルでやってたとしても、全然そのへんは対抗心とか一切ないんで。やっぱリング上だけはあの男に負けたくないんでね。この気持ちがあるんで、まだこれからやれるんじゃないですか。まだまだ全然あきらめてないし、下の世代にもね、見せていかなくちゃいけないものがあると思うし、まだ頑張りますよ。ありがとうございました」
SNSでの活動を面白おかしくいじりつつも、リング上での勝負に対する純粋な悔しさを吐露する姿からは、まだまだ第一線で戦い続ける覚悟が伝わってくる。
幾度となくプロレスリング・ノアのリングを熱狂させてきた黄金カード。
時を経ても色褪せない二人の戦いは、後進たちへの強烈なメッセージとして方舟の歴史に深く刻み込まれた。
<写真提供:プロレスリング・ノア>
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