【新日本】「明日、おもしろいことになるから」藤田晃生がNEVER王者ウルフアロンへ大胆な宣戦布告

新日本プロレス“真夏の最強戦士決定戦”『G1 CLIMAX 36』は最終局面の両国国技館2連戦に突入した。

8月15日(土)、天山広吉の引退試合などで超満員の熱気に包まれる中、第5試合ではG1の激闘を終えた王者たちと、野心を燃やす若武者の思惑が交差する6人タッグマッチが組まれた。

NEVER無差別級王者のウルフアロン、STRONG無差別級王者のボルチン・オレッグに若手の松本達哉を加えたトリオと、ザック・セイバーJr.、ハートリー・ジャクソン、藤田晃生によるTMDK陣営が激突。

G1公式戦でザックに敗れているウルフにとってはリベンジの機会であり、藤田にとっては約1ヶ月ぶりの参戦となる舞台であった。

試合はボルチンとジャクソンによる大迫力の肉弾戦で幕を開ける。

松本も果敢に藤田へドロップキックやボディスラムを連発するが、藤田は強烈な逆水平チョップで倍返し。

さらにザックとウルフのマッチアップでは、グラウンドでの高度な駆け引きからウルフが一本背負いや裏投げを繰り出せば、ザックも卍固めやネックツイストで応戦するスリリングな展開となった。

終盤、リング上は入り乱れる乱戦となる。ウルフがジャクソンをブレーンバスターで投げ飛ばし、ザックの三角絞めを強引にパワースラムで切り返すなど無双ぶりを発揮するが、藤田の死角からのドロップキックで分断される。

最後はリングに残った松本と藤田の攻防となり、松本のジャンピングエルボーや水車落としを耐え抜いた藤田が、変型の関節技ねじコリンで捕獲。

松本からタップアウトを奪い、TMDKへ勝利をもたらした。

試合終了後、藤田はコーナーポストに陣取ると、NEVERのベルトを誇示するウルフアロンを執拗に挑発し、不穏な空気を作り出した。

バックステージに引き上げてきたTMDKのザックとジャクソンは、自身の勝利の余韻に浸る間もなく、この後に控える大岩陵平の準決勝へ意識を向けていた。

ザック「OK、ビッグ・ジャック」

ハートリー「あぁ」

ザック「ちゃんとしたコメントはフジタに任せておこう」

ハートリー「だな」

ザック「だってアイツは、1ヵ月もいなかったもんな。俺たちには時間がない。パンツを着替えようぜ」

ハートリー「そうだな」

ザック「ビッグ・ロイの大切な準決勝があるんだからな」

ハートリー「ビッグ・ロイの準決勝だ」

ユニットの結束力の強さを見せつけ、早々に控室へと姿を消す両ベテラン。

残された藤田は、リング上での挑発の真意を不敵に語った。

藤田「1つ、これだけ言っといてやる。俺がファンの時、一番見てたタイトルマッチ、一番見てた試合はNEVERだ。なあ、明日、おもしろいことになるから」

かつてファンとして憧れたNEVER戦線への介入を示唆する大胆な予告。

ウルフアロンの首を狙うという明確な意思表示であった。

一方、敗れた本隊陣営のボルチンは、悔しさを滲ませながらも、ヤングライオン時代を共に過ごした大岩陵平の躍進に言及した。

ボルチン「3年前、ここで両国で焼肉マッチやって俺が勝ったじゃないですか。悔しいのは、俺が負けて、大岩が今日準決勝勝てたら、明日も『G1』優勝するチャンスはあるから。まあ俺が悔しいのは悔しいけど、ヤングライオンの仲間として応援するね。大岩、今日勝って、明日も頑張ってね」

自身のG1敗退という現実を受け止めつつ、かつての好敵手へ温かいエールを送る姿には、若手時代からの強い絆が垣間見えた。

藤田に直接ギブアップを奪われた松本は、大舞台での屈辱に怒りを隠せない。

松本「超満員、天山さん引退、両国。そしたらTMDKのアイツにやられた。絶対やり返す」

そして、藤田からの挑発を直接受けたNEVER無差別級王者ウルフアロンは、キャリアの浅い若武者の度胸を称賛しつつ、さらなる刺激を求めた。

ウルフ「オイ、藤田晃生、確かに今の新日本プロレスのジュニアヘビー、デビューして半年の立場で言うことかわかんないけど、本当に凄いと思うよ。もっともっと俺が興奮するような凄いもん見せてくれよ」

G1 CLIMAXの裏側で、藤田晃生という劇薬がNEVER戦線に投下された。

次なる標的を定めた若き野心家の動向が、秋の新日本マットをさらに熱くさせることは間違いない。

<写真提供:新日本プロレス>

Pages 1 2

◆プロレスTODAY(LINEで友達追加)
友だち追加