【新日本】「予選から優勝してビッグドリームつかみました!」大岩陵平が同世代・上村優也との激闘を制し史上最短キャリアで『G1』初制覇の快挙!
新日本プロレスの真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX 36』は8月16日(日)、東京・両国国技館にて最終戦を開催した。
メインイベントに組まれた決勝戦は、Aブロックを2位で通過した大岩陵平と、Bブロック2位の上村優也による新世代対決となった。
大岩は予選からのエントリーで本戦への切符を掴み取った苦労人であり、対する上村も準決勝でIWGPヘビー級王者の辻陽太を破る大金星を挙げて初のファイナル進出を果たしている。

両者は昨年の『G1』公式戦でも激突しており、その際は上村が勝利を収めていた。

この日の放送席には、前日の両国大会で35年間の現役生活に別れを告げたばかりの天山広吉の姿があった。
かつて付き人を務めていた大岩にとって、恩師の目前で頂点に立つことは、これ以上ない恩返しとなる。

試合は、互いの意地と意地が真っ向からぶつかり合う、クラシカルで重厚なレスリングの攻防から幕を開けた。

上村が大岩のお株を奪うかのようにヘッドロックを仕掛ければ、大岩もすぐさまヘッドロックで応戦。

上村が理詰めの腕攻めで主導権を握ろうとする中、大岩はドクターボム、そして恩師直伝の天山スープレックスを炸裂させて活路を開く。

終盤、上村がドラゴンスープレックスからライオンズシャイナー、さらには必殺のカンヌキスープレックスからシャイニング式エルボードロップと怒涛の猛攻を畳み掛ける。

しかし、大岩は驚異的なタフネスでこれを凌ぎ切り、一瞬の隙を突いてカウンターのTHE GRIPを炸裂。
そこから逃さず、魂を込めた変型のヘッドロック(ビッグロック)で激しく締め上げた。
顔を歪めて耐え続けた上村であったが、ついに限界を迎えタップアウト。

大岩が下克上を完遂し、史上最短キャリアでの『G1』初制覇という歴史的偉業を成し遂げた。


試合後、激闘のダメージを引きずりながらも、棚橋弘至社長から優勝旗を受け取った大岩は、超満員の観衆に向けてマイクを握り、喜びを爆発させた。

「予選から優勝して、ビッグドリームつかみました! 俺と上村優也は一生ライバルだ」

予選出場という過酷な茨の道を乗り越え、ついに掴み取った真夏の栄光。
そして、共に新時代を牽引していく同世代の宿敵へ、最大級の敬意を込めたライバル宣言を送った。

さらに大岩は、放送席で見守る天山へ向けて感謝の言葉を直接届けると、早くも次の標的をロックオンする。

10月に開催される両国国技館大会での、至宝・IWGPヘビー級王座への挑戦を高らかに宣言したのである。

そして、熱狂に包まれる国技館のど真ん中で、堂々と大会を締めくくった。
「オレが令和の夏男、“THE GRIP”大岩陵平だ!」

恩師の魂を受け継ぎ、ライバルとの死闘を制した若き獅子。
大岩陵平が、新日本プロレスの歴史に新たなスタンダードを刻み込んだ瞬間であった。
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