【新日本】秋の神戸はデス・ライダーズとの全面抗争!モロニーはゲイブ、鷹木はクラウディオと激突か

新日本プロレスの真夏の最強戦士決定戦『G1 CLIMAX 36』は8月16日(日)、東京・両国国技館にて最終戦を迎えた。

第5試合では、かつての親友同士の愛憎と日米のユニット抗争が絡み合う、遺恨のタッグマッチが組まれた。

前日の両国大会で決裂が決定的となった、Unbound Co.のドリラ・モロニーとAEW“デス・ライダーズ”のゲイブ・キッド。

モロニーは“WAR DRAGONS”の相棒である鷹木信悟を伴い、IWGP GLOBALヘビー級王者のゲイブとウィーラー・ユウタ組を迎え撃った。

試合はゴング前から不穏な空気に包まれる。

ゲイブはIWGP GLOBALヘビーのベルトを掲げると、わざとらしく場外に落として新日本の至宝を侮辱した。

ゴングが鳴ると、モロニーとゲイブは逆水平チョップやラリアット、パイルドライバーを巡るスリリングな攻防を展開。

鷹木とユウタも一歩も引かず、鷹木が力強いパンピングボンバーを放てば、ユウタもAEW仕込みのテクニックで応戦する。

終盤、鷹木とモロニーの連携が冴え渡る。

ユウタを孤立させると、合体技からモロニーのドリラ・キラー、そして鷹木のラスト・オブ・ザ・ドラゴンという怒涛の必殺技リレーを炸裂させ、前日の雪辱を見事に果たした。

試合終了後も、モロニーとゲイブの挑発合戦は終わらない。

ゲイブは退場する棚橋社長を挑発するなど、傍若無人な振る舞いを続けた。

バックステージでは、まずデス・ライダーズの二人が怒りをぶちまけた。

ユウタが鷹木への怒りを口にする中、ゲイブはG1敗退の不満と新日本プロレスへの痛烈な批判を展開した。

「今回の『G1』は俺にとって今までとは全然違った。この大会なんか、どうでもいい。俺がAEWと契約したのは、このクソみたいな国に2か月も拘束されるためだと思ってんのか? 本来なら俺は準決勝に進んでた。そして今日、決勝にだって出てたはずだ。タナハシがあんな政治的なクソをやらなければな。俺は12点取ったのに!」

「この会社はもう終わりだ。完全に終わってる。昔は良かったが、今となってはただのノスタルジーだ。ライオンマーク? 老人ホームにいるお前らのばあちゃんにでも見せてやる、懐かしい思い出だ」

そして、かつての親友であるモロニーに対し、圧倒的な優位性を主張する。

「お前はWWEで実力不足でクビになり、イギリスのインディーに戻った。でも俺は新日本で道場システムでやった。2023年、兄弟が再び一つになったが、俺たちのどちらかのキャリアにおいて、もう二度と、お前が俺より上に行くことはない。俺からこのタイトルを奪ってみろ。俺が絶対に手放さないこのタイトルをな。俺たちは常に一歩先を行ってる。いや、5歩先だ。いつでもいい。お前が言ってくれ」

そこへ、試合を終えたモロニーと鷹木が通りかかる。

モロニーは立ち去ろうとするゲイブを呼び止め、愛憎入り交じる長時間の激しい口論が勃発した。

モロニーは、ゲイブがAEWで金と地位を得た代わりに“本当の自分”を見失っていると指摘し、壊れかけた親友の精神状態を痛烈に抉り出した。

「お前が時間と場所を指定しろ。俺がそこへ行ってやる。今のお前の頭の中で、自分が何者だと思ってるのか知らねえが……見た目は最高だが、頭の中はまたボロボロだ。俺には匂いでわかるんだ」

「もうお前がここで好き勝手やってるのにはウンザリなんだ。俺がお前に、お前が何者なのか思い出させてやる。この5年間、お前の友達でいることがどれだけ大変だったか、わかってんのか? お前が泣いてるときだって、一緒にいてやった」

「お前がいなくなったとき、俺はこれを全部一人でやらなきゃならないってわかった。お前は必要なときに、いつもここにいない。俺がお前からそのベルトを奪って、頭の中で何が起きてるのかを少しずつ削り取っていったら、お前はアメリカに戻らなきゃならない。そのとき、俺はお前を立て直してやることはできない。俺はどうすればいいのかわかってるからな」

愛するがゆえの容赦ない言葉の刃。

これを受けたゲイブは、苛立ちと不敵な笑みを交えながら、決戦の舞台を指定した。

「コーベだ。コーベワールドホールだ。俺たちがやるのはそこだ。お前の全てをかけて来るんだ」

モロニーはこれに同意し、二人のIWGP GLOBALヘビー級王座戦が秋の神戸大会で行われることが事実上決定した。

ゲイブたちが去った後、鷹木はモロニーと共にゲイブの態度と、ボロボロに扱われているGLOBALベルトに憤慨した。

「アイツはリスペクトがない。プロレスに対して、アイツらデス・ライダーズ、リスペクトがないんじゃないか? 何だこりゃ? まだ新しいベルトだぞ?」

モロニーは「俺がアイツからそのベルトを奪ったら、コイツにふさわしいリスペクトを取り戻してやる」と誓う。

さらに鷹木は、自身の第2の故郷である神戸大会に向け、G1前に自身に黒星をつけ、不調の原因を作ったデス・ライダーズのクラウディオ・カスタニョーリを名指しで挑発した。

「神戸かぁ~。だったら第2のふるさとである神戸で、俺も誰かいねえのかよ? ナーニがデス・ライダーズだよ! AEWのクソチームだな。ゲイブと同じく頭がツルツルのヤツ! クラウディオ・カスタニョーリ。この『G1』、俺が4勝5敗で負け越したのはテメーのせいだ! 神戸来いよ! カスタニョーリだか、カタツムリだか知らねえが、オイ! そんなもん食ってな、捨てちまうぞ」

かつての親友同士の悲しきタイトルマッチと、荒武者のリベンジ戦。

秋の神戸決戦は、新日本プロレスとAEW“デス・ライダーズ”の全面戦争の様相を呈してきた。

<写真提供:新日本プロレス>

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