【全日本】安齊勇馬「全員、俺だけ見てろ」宮原健斗の地元・福岡での前哨戦で勝利を奪い、大田区の三冠戦へ向けた絶対の自信!
真夏の頂上決戦へ向けた王者と挑戦者の心理戦は、王者の地元である福岡の地でさらにヒートアップした。
2026年8月23日、全日本プロレスの「熱闘!サマーアクションウォーズ2026」福岡・地場産くるめ大会が開催され、第6試合では8月29日の大田区総合体育館大会で三冠ヘビー級王座を争う宮原健斗と安齊勇馬の前哨戦(8人タッグマッチ30分1本勝負)が組まれた。
宮原健斗、本田竜輝、MUSASHI、羆嵐組と、安齊勇馬、潮﨑豪、綾部蓮、小藤将太組が激突した一戦。
安齊勇馬は8月21日の長崎大会で「福岡っていったら宮原健斗の地元だろ?そこで俺がスリー取って、大田区につなげてやる」と大胆な予告を放っており、有言実行なるかが最大の焦点となっていた。

試合は序盤からヒートアップする。先発で登場した宮原健斗は、客席で安齊勇馬に声援を送る子どもを見つけると、場外へ降りて大人げない態度で威嚇。
地元での主役の座は決して譲らないという王者のプライドをのぞかせる。
試合の中盤には両者が激しく火花を散らし、宮原健斗のシャットダウン・スープレックスを安齊勇馬がエルボーで阻止するスリリングな攻防も展開された。
終盤、安齊勇馬は羆嵐のアルゼンチン・バックブリーカーやラリアットなどの猛攻を耐え抜き、強烈なジャンピング・ニーの連打から必殺のガムシャラ(ランニング・ニー)を突き刺して見事に3カウントを奪取した。

宮原健斗からの直接勝利こそ逃したものの、王者の眼前で堂々たる勝利を収め、リング上でふてぶてしくマイクを握る。
「チャンピオン宮原健斗の地元福岡ですが、俺が勝ったんで、俺が喋っていいでしょ。初めての久留米。久留米の皆さん、どうですか?安齊勇馬、カッコいいだろ」
自らの勝利と存在感を強烈にアピールすると、大田区での頂上決戦へ向けてファンへこう投げかけた。
「めちゃくちゃカッコいいだろ。いまの安齊勇馬、見ないと損するぜ。全員、俺だけ見てろ」

しかし、地元のスーパースターも黙ってはいない。マイクを奪い取った宮原健斗は、会場を掌握する圧倒的なカリスマ性を発揮する。
「福岡県が生んだスーパースター宮原健斗が、福岡県久留米市に帰って来たぜ。そこで福岡の皆さんに聞きたい。8月29日、安齊優馬とこのベルトを懸けて闘いますが、福岡県久留米市の皆さんはどちらが勝つことを望みますかー?」
会場からの大歓声を一身に浴びた王者は、「満場一致で宮原健斗です」と高らかに宣言。
王者の貫禄を見せつけ、地元ファンとの強固な絆を証明してみせた。
バックステージに戻った安齊勇馬は、直接勝利を逃した悔しさを滲ませつつも、大舞台へ向けて異例の高揚感を口にしている。
「ただ、やっぱり宮原健斗からスリー取りてえな。俺はいつもだったら三冠控えると、めちゃくちゃネガティブになって落ち込んだりするんだけど、今回は随分違うぞ。めちゃくちゃワクワクしてる」
周囲の評価など意に介さず、「大田区の三冠戦が終わる頃には、全員俺しか見えなくなってるから」と、絶対的な自信をみなぎらせた。
一方の宮原健斗は、地元での熱烈な支持に気を良くし、早くも次なる舞台へと視線を向けていた。
「どうやら、この宮原健斗と安齊勇馬、福岡県の皆さまは10割以上、宮原健斗を応援するという結果が出た。さあ、明後日はどこに行くか知ってるか?宮原健斗の第5の故郷、愛媛県だ」
持ち前の明るさとユーモアを交え、「愛媛県の皆さんにとって2つ好きなものがあるのは俺は知っている。オレンジジュースか宮原健斗だ」と語り、次戦の松山大会への期待感を煽った。
また、この8人タッグマッチに出場した他の選手たちも、それぞれの闘いに向けてコメントを残している。
この日ライジングHAYATO戦が不戦勝となり、勝ち点5で次戦のレオン・デ・オロ戦へ臨むMUSASHIは、「ルチャドール狩り、見せてやるよ」と必勝を宣言。
王道トーナメント1回戦で潮﨑豪との初シングル戦が決定している綾部蓮は、「品川で絶望を味わってもらおうか」と不気味に予告。
激闘の末に安齊勇馬に敗れた羆嵐は、「今度は必ず1対1で決着つけようぜ」とリベンジを誓い、本田竜輝は「潮﨑豪、許せねえ!」と怒りを露わにした。
それぞれの思惑と野望が交錯する中、大田区での三冠戦という最大のクライマックスへ向けて、全日本プロレスの夏はさらに熱を帯びていく。
<写真提供:全日本プロレス>














