【全日本】MUSASHI「両者リングアウト。ダメだね、勝たなきゃ」レオン・デ・オロとのサバイバル戦は痛恨のドロー決着
真夏のジュニアの覇者を決める過酷なサバイバルレースは、予想だにしない結末によって暗礁に乗り上げた。
2026年8月25日、愛媛・松山で開催された全日本プロレス「熱闘!サマーアクションウォーズ2026」。
佳境を迎えた「ゼンニチJr.フェスティバル2026」のAブロック最終公式戦(30分1本勝負)で激突したMUSASHIとレオン・デ・オロは、両者リングアウトという痛恨のドローに終わった。
試合前の時点で、MUSASHIは勝ち点5、レオン・デ・オロは勝ち点4を獲得していた。
この試合で白星を奪い取れば、後続のメインイベントの結果次第でブロック首位通過の可能性が残されているという、極めて重要な意味を持つ一戦であった。
それゆえに、リング上の闘いは序盤から緊迫感に包まれた。
MUSASHIがファルコンアローやエストレージャフトゥーロで一気に勝負を決めにかかれば、レオン・デ・オロも機動力を活かしたリバース・フランケンシュタイナーやノータッチ・トペコンで応戦する。
しかし、勝利への執念が交錯しすぎた結果、闘いの場はリング外へと移行してしまう。リングへの生還を図るレオン・デ・オロに対し、MUSASHIが執拗にしがみつく。
レオン・デ・オロもトルニージョアタックで振り払おうとしたものの、互いに意地を張って足を引っ張り合う泥沼の展開となり、無情にも両者リングアウトのゴングが鳴り響いた。

勝ち点を上積みできず、決勝進出へ向けて極めて厳しい状況に追い込まれたMUSASHIは、バックステージで大きなため息をつきながら自戒の念を込めて語った。
「両者リングアウト。ダメだね、勝たなきゃ。勝たないといけないのに。ただね、このあとの試合結果によったら、まだわかんないんでしょ? 決勝に行けるかもしれないんでしょ? レオン・デ・オロ、アイツとはちゃんと決着つけないとね。このままじゃ終われないよな、レオン・デ・オロ。1対1、マノ・ア・マノやろうぜ」
メインイベントの結果にわずかな望みを託しつつも、不完全燃焼に終わったルチャドールとの再戦を強く要求した。

一方、同じく自力での突破が極めて困難となったレオン・デ・オロも、悔しさを隠しきれない様子でコメントを残している。
「勝利を見せることができなかった。MUSASHIを下して決勝のリングに立つことはできなかった。いまは悔しいけど、俺は必ず立ち上がる。MUSASHI、またオマエとやってやる」
両者にとって、あまりにも残酷な足踏みとなった松山の夜。
しかし、リング外で絡み合った足は、新たな因縁の始まりを告げているのかもしれない。
<写真提供:全日本プロレス>
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