【全日本】スタン・ハンセン「喜んでPWF会長を引き受けることに決めました」急逝したドリー前会長の後任として19年ぶりの復帰

王道マットの歴史と権威を象徴するタイトル認定組織のトップに、伝説の「不沈艦」が帰還を果たした。

全日本プロレスは8月29日、東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)にて「熱闘!サマーアクションウォーズ2026」を開催。

3,068人の大観衆が見守る中、第4試合終了後の場内スクリーンにおいて、スタン・ハンセンがPWF(パシフィック・レスリング・フェデレーション)の第5代会長に就任したことが電撃発表された。

PWFは1973年、元プロレスラーでハワイのプロモーターであったロード・ブレアースを初代会長として発足した王座認定組織であり、長らく全日本プロレスのタイトル管理・運営部門として機能してきた。

初代のロード・ブレアースからスタン・ハンセン、第3代の馳浩、そして2013年10月からはドリー・ファンク・ジュニアが第4代会長として歴史を紡いできた。しかし、今月4日(日本時間5日)、ドリー・ファンク・ジュニアが85歳で急逝。

今回は偉大なる前会長の死という悲しい出来事により、トップ不在という緊急事態を迎えていた。

この窮地を救ったのが、現役時代にジャイアント馬場とPWF王座を巡る死闘を繰り広げ、同王座を4度も戴冠したスタン・ハンセンである。

2001年1月28日の東京ドーム大会での引退セレモニーを経て第2代会長に就任し、2007年7月まで同職を務め上げた実績を持つ。今回は実に19年ぶり、2度目の会長職復帰となる。

発表が行われた8月29日は、奇しくもスタン・ハンセン自身の77歳の誕生日にあたる。場内の大型スクリーンにサプライズ登場した新会長は、ファンに向けて以下のメッセージを寄せた。

「全日本プロレスファンの皆さん。新しくPWF会長に就任したスタン・ハンセンです。全日本プロレスとPWF、そして会長代理人の大隅からドリー・ファンク・ジュニアの後を引き継いで欲しいと強い要請があり日本の数多いる偉大なレスラーたちの名誉のために喜んでPWF会長を引き受けることに決めました。そして前PWF会長ドリー・ファンク・ジュニアに哀悼の意をささげます。私が毎回、日本へ行くことは難しいので引き続き会長代理人を私の無二の友である大隅にやってもらいます。大隅、私のPWF会長代理人をよろしく頼む。いつの日かファンの皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。新しいPWF会長スタン・ハンセンをよろしく。YOUTH!」

画面の向こうで代名詞であるテキサスロングホーンを力強く掲げると、会場からは割れんばかりの歓声と拍手が巻き起こった。

実務面においては、引き続き無二の友と称する大隅良雄会長代理人がサポートを行う体制となる。

日本中を熱狂させた不沈艦の帰還は、深い悲しみに包まれていた全日本プロレスとPWFにとって、これ以上ない希望の光となるはずだ。

ジャイアント馬場やドリー・ファンク・ジュニアらの魂が宿る王道の至宝は、再びスタン・ハンセンの強き腕によって守り継がれていく。

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