【全日本】安齊勇馬「2大エースで満足するほどいい子じゃない」宮原健斗に敗れるも強烈な反骨心

全日本プロレスが8月29日、東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)にて「熱闘!サマーアクションウォーズ2026」を開催し、3,068人の大観衆が会場に詰めかけた。

この日のメインイベント終了後のバックステージには、頂点にあと一歩及ばなかった若き挑戦者の悔恨と、確固たる決意が入り交じっていた。

三冠ヘビー級王座を懸けて絶対王者・宮原健斗に挑むも、激闘の末に敗れ去った安齊勇馬である。

王者の分厚い壁に跳ね返された安齊は、言葉を絞り出すように自らの敗北を認めた。

「クソ…クソ…届かなかった。宮原健斗に、三冠のベルトに届かなかった。これが宮原健斗の積み上げてきたもので、宮原健斗の覚悟か。クソ…最高だった」

死闘の中で身をもって体感した、全日本の顔として君臨し続ける男の重み。

限界を超えるような苦しい局面に立たされた際、背中を押してくれたのは会場に響き渡る大歓声であったという。

「試合中、しんどい時に頭が真っ白になった時、たくさんの声援が聞こえた。みんな本当にありがとう。それなのに結果出せなくて、本当すいませんでした」

ファンへの深い感謝と謝罪を口にする一方で、リング上で王者が放った言葉に対しては強烈な反骨心をむき出しにした。
宮原が示した「2大エース」という称号に甘んじるつもりは毛頭ない。

「俺は宮原健斗の言った2大エースで満足するほどいい子じゃない。未来を語るのは好きじゃないけど、ちょっと時間がかかるかもしれないけど、最速で全力で全日本プロレスのてっぺんに立つから。それまで俺のことを見ててほしい。最後には俺が必ずみんなのことを笑顔に幸せにするから。これからも俺のこと見ててくれ。ありがとうございました」

敗北の味を知り、悔しさを露わにしたこの大田区の夜は、安齊が単独で全日本マットの頂点へと上り詰めるための重要な布石となる。

若きスターの逆襲は、ここからさらに激しさを増していく。

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