【全日本】宮原健斗「もう俺があいつなんて言ったら失礼だ。2大エースの誕生だ」大田区でV9達成の絶対王者が、安齊勇馬の圧倒的なスター性を絶賛
全日本プロレスの歴史に、新たな黄金期を告げる号砲が鳴り響いた。
8月29日、東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)にて「熱闘!サマーアクションウォーズ2026」が開催された。

3,068人の大観衆が見守る中、第7試合のメインイベントとして三冠ヘビー級選手権試合(60分1本勝負)がおこなわれた。

第76代王者の宮原健斗が、新時代の旗手として猛烈な勢いを持つ挑戦者・安齊勇馬の猛攻を退け、見事に王座防衛を果たした。

激しい熱戦を終えたバックステージで、王者はこれまでとは全く異なる熱量を帯びていた。
王座を守り抜いた安堵よりも、プロレス界の常識を覆す規格外の才能と肌を合わせた興奮が勝っているようであった。

「勝ったぞ。安齊勇馬という最高の荒波を乗り越えたぞ。リング上でも言った通りだ。安齊勇馬は未来ではない。宮原健斗の次のエース候補でもない。今日リング上で証明した。あいつ自身がな。もう俺があいつなんて言ったら失礼だ。2大エースの誕生だ」
長らく全日本マットは、一人の絶対的なエースが時代を牽引する歴史を繰り返してきた。
安齊もまた「十年に一人の逸材」として、宮原の後継者という見方をされることが多かった。
しかし、王者はその固定概念を自らの言葉で痛快に打ち砕いた。
「全日本プロレスの歴史を見た時に2大エースはあったか?常にその時代に1人だった。十年に1人だった。安齊勇馬もそう言われていた。宮原健斗の次だと。ただ、どうやらそうじゃないらしい。なぜかわかるか?この俺、宮原健斗がスーパースターすぎて、過去の全日本プロレスの歴史のデータは参考にならないからな。それが宮原健斗だけでなく、安齊勇馬のパワーによって今日証明されてしまった」
さらに宮原は、リング外でも爆発的な話題を振りまく安齊の特異なスター性について、肌を合わせたからこそわかる独自の視点で分析してみせた。

「彼は言っている、常に。おそらく彼と今日戦って思ったが、彼の頭の中で同世代、他団体がどうだとか、そんなことは彼には興味ないんだろうな。そう彼の目を見て思ったよ。そんな男だからこそ、今、日本中で話題なんだろうな。そんな小さいところで彼は生きてないらしい。それは俺もそういう生き方だ。安齊勇馬の方がその考え方は上かもしれんな。何せ今、日本で一番話題だから」
今月の西日本ツアーでも、安齊が姿を現すだけで会場がどよめく異様な光景を目の当たりにしてきたという。
それは、数々のレジェンドたちをも凌駕する圧倒的な存在感であった。

「それはこの東京だけでなく、今月の西日本ツアーでも証明された。安齊勇馬が幕から出たら、どの会場からもどよめきが起こっていた。俺はプロレスラーとしてデビューして、そんな男を見たことがない。それはレジェンドにだって俺は感じたことがないぞ。あの男は今を生きているんだ。全日本プロレスの未来ではない。最後に言っておく。改めて宮原健斗と安齊勇馬の2大エースの誕生だ」
自身9度目となる防衛(V9)を達成し、改めて二枚看板の時代が到来したことを高らかに宣言した王者。
秋の陣へ向けて視界良好かと思われたが、最後の最後で思わぬ肩透かしが待っていた。
「9月も全日本プロレスが明るく激しく楽しいプロレスで日本全国を魅了をしてやる。V9達成だ。さぁ王道トーナメント、9月9日、俺の対戦相手は誰だ?」
記者が「小河彪選手ですね」と告げると、宮原は表情を一変させた。
「誰だ、それ。 冗談はよせ」
新時代の到来をぶち上げた直後の王者を困惑させた未知の対戦相手。
絶対王者と新たなエースが並び立つ全日本プロレスのリングは、秋の王道トーナメントへ向けてさらに予測不能な展開を迎える。
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