【ノア】『N-1』開幕目前のBブロックは大混乱!拳王と遠藤哲哉が誤爆で自滅し、マサ北宮が地元・高岡での15周年記念試合へ弾み
プロレスリング・ノアは8月30日、兵庫・神戸サンボーホールにて『FAL OFFICE Presents LETHAL ODYSSEY TOUR 2026』を開催した。
第5試合には『N-1 VICTORY 2026 PREMIUM PREVIEW B』と銘打たれたタッグマッチが組まれた。
拳王と遠藤哲哉が異色のタッグを結成し、TEAM 2000XのOZAWA、マサ北宮組と対戦した。
間もなく開幕するシングルリーグ戦のBブロックに出場する4人が揃い踏みとなった前哨戦は、波乱の結末を迎える。
試合終盤、拳王と遠藤哲哉の間に誤爆が発生し、チーム内に修復不可能な亀裂が走る。
その隙を見逃さなかったマサ北宮が、12分22秒、強烈なサイトースープレックスで拳王から3カウントを奪い去ったのである。

試合後、勝利を収めたマサ北宮はバックステージで高笑いを響かせた。
自身のデビュー15周年を祝う記念大会のメインイベントを発表し、対戦相手である後輩と先輩を容赦なくこき下ろした。
「おい、いいか。リング上で言ったよな。10月18日、マサ北宮デビュー15周年記念大会のメインのカードが、マサ北宮&杉浦貴組vsシェイン・ヘイスト&Yoshiki Inamura組だ。この3人の中で思い入れがあるのはゴッドファーザー・杉浦貴ぐらいしかいないんだけども、出来の悪い後輩と10年近くどこに行ってたかよくわからない出戻りの先輩相手に15周年きっちり締めくくってやるから。お前らチケット買って、10月18日、高岡テクノドームに集合しろ。I’m the chairman! アッハハッハ」
一方、同じく勝利したOZAWAの言葉はどこか上の空であった。
かつて行動をともにした大和田侑の幻影に囚われ、間もなく復帰する煌牙の正体について独り言のように考察を巡らせた。
「ああ~、なんか最近調子悪いなあ。ああ~、オオワダサン? オオワダサンがいなくて、寂しいよぉぉ! ああ、絶対そうだ。な~んか調子悪いなと思ったら、オオワダサンだな、こりゃ。オオワダサンもいなくなって1年経つもんなあ。いつ帰ってくるのかな、オオワダサン。なんかでもちょっとオオワダサンのそっくりさんみたいな煌牙っていう名前の人が帰ってくるけど、あれはいったい誰なのかな? いや、オオワダサンじゃないとは思うんだよな。オオワダサン、だって俺がつけた大切な名前捨てるわけないもんなあ。オオワダサンだったらオオワダサンっていう名前で帰ってくるもんなあ。オオワダサン、早く帰ってきてくれよ。そう言えば、最後のあのエンテツと拳王はいったい何だったんだろうか? エンテツはいったい何だったんだろうか? あれは俺たちの仲間なのか、それとも拳王の仲間なのか。うーん、まあ、拳王とは少なくとも仲良し子良しでやっていくつもりはないということなのかな。ちょっとよくわかったなかったなあ」
そして、誤爆によって自滅した敗者チームの空気は最悪であった。
拳王はタッグパートナーである遠藤哲哉への不信感を露わにしつつ、鉾先をGHCヘビー級王者の内藤哲也へと向ける。
リーグ戦不出場を正当化する外敵王者に対し、過去の歴史を突きつけて反論した。
「今日だけは仲間だと思ってたけど、全員敵ってことだよな。それでいいよ。それこそN-1だろ。遠藤は今日仲間だけど信用ならねえよ。そうだよな。信用しちゃいけない人物、まだNOAHにいたな。GHCヘビー級チャンピオン内藤哲也。お前な、過去やったことの繰り返しでは、国内ナンバーワンになれない? ああ? 綺麗事ばかり並べてんじゃねえよ。おい、過去のN-1、GHCヘビー級チャンピオン参戦しなかったこと結構あるぞ。オメー知らねえのか? それで繰り返しにならないのか? 過去やったことのない繰り返しにならないこと、それは今から俺が教えてやるよ。GHCヘビー級チャンピオンとしてN-1優勝することだ。俺も一度チャレンジしたことがある。だがな、チャレンジ失敗した。まだ誰もやってないぞ。おい、前代未聞だ。これをクリアすれば、もっとNOAH盛り上がるんじゃねえのか。N-1はメチャクチャ選手としても楽しいぞ。OZAWAと戦える。そして、今日やられた遠藤哲哉をぶちのめせる。そして、オオワダサン、いや、大和田侑、いや煌牙。煌牙とも戦えるんだ。こんなレスラーとして楽しい場所ないよな。まあ、弱気なチャンピオンはいいよ。俺がN-1優勝して、テメーの前にいって、GHCのベルト奪ってやるからな。まずはN-1、俺が優勝してやるぞ」
一方、拳王から理不尽なジャーマン・スープレックスを見舞われた遠藤哲哉の怒りは頂点に達していた。
プロとしての矜持を踏みにじられた恨みを晴らすべく、過去の因縁を含めた完全なる報復を誓ったのである。
「上手くいくわけねえだろ、こんなの! 拳王、俺は大人の対応をしたつもりだよ。俺はあいつのことが嫌いだけど、ここはそんなの関係ない。プロレスのリングだから。プロレスの試合、NOAHの試合を今日はやったつもりだ。なのになんだ? あいつ。俺にジャーマンしやがって。誤爆じゃないだろ、あんなの。誤爆でジャーマンなんか決まるわけないだろ! 今日リング上にいたヤツは全員俺の敵だ。俺の前に立つヤツは全部ぶっ倒す。N-1、俺が全勝優勝してやる。拳王、お前は内藤哲也しか見えてないみたいだけど、敵はそこじゃねえんだよ。(少し間を置くと)ちょっと落ち着きました。まあ、俺もTwitterであいつを煽ったから、誤爆は今回は許そう。ただ、俺が求めるのはあいつ、DDTプロレスを文化祭プロレス、学芸会って言ったよな。その言葉を撤回して、俺の足元にひざまずかせる。それと、一発だけ、一発だけ殴らせろ。それだけ」
前哨戦のタッグマッチから露呈した各選手の強烈なエゴと不協和音。
リーグ戦本番での対決に向け、Bブロックの戦いはすでに抜き差しならない領域へと突入している。
<写真提供:プロレスリング・ノア>
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