【マリーゴールド】岩谷麻優が因縁の初日ジンクスを撃破!同門・南小桃の猛追を振り切り『DREAM STAR GP』白星発進「つかれた! 以上」

女子プロレス団体「マリーゴールド」が開催する真夏のシングル最強決定リーグ戦「DREAM STAR GP」が、8月28日に東京・後楽園ホールで開幕の時を迎えた。

リーグBの公式戦では、団体の象徴的存在である岩谷麻優が南小桃と激突。

11分35秒、ドラゴンスープレックス・ホールドで勝利を収め、開幕戦での敗北という自身の負のジンクスを見事に打ち破り、勝ち点2を獲得して好発進を切った。

岩谷麻優にとって、このリーグ戦の初日には過去の苦い記憶が付きまとっていた。

しかし、右足親指の骨折による長期欠場から8月9日の大田区総合体育館大会で復帰を果たしたばかりの絶対的エースは、その不安要素を自らの力で払拭してみせた。

対角線に立ったのは、ビクトリア弓月を交えたトリオ「アイコン・ピーチアロー」で行動を共にする妹分の南小桃である。

両者のシングルマッチは今年1月30日のスーパーフライ級王座戦以来、約8カ月ぶり2度目の一騎打ちとなった。

試合は、若き挑戦者の奇襲から幕を開けた。南小桃は持てる力のすべてをぶつけるべく、果敢に攻め込む。

一方の岩谷麻優は、欠場の原因となった右足を気にするそぶりを時折見せつつも、動きに迷いはなかった。

野球の投手のように振りかぶってからの強烈なチョップや、容赦のないサッカーボールキックで後輩の壁として立ちはだかる。

中盤以降、南小桃の執念が会場を熱くする。掟破りのアホタレキックを繰り出し、さらにDDTやコモクラッチ、ジャーマンスープレックスホールドで王者をあわやの場面まで追い詰めた。

しかし、頂点に君臨するアイコンの底力は計り知れなかった。

猛追をしのぎ切った岩谷麻優は、ジャーマンスープレックスで形勢を逆転させると、最後は必殺の二段式ドラゴンスープレックス・ホールド(二段式ドラゴン)で完璧な3カウントを奪い取った。

試合後、バックステージに戻った岩谷麻優は、重圧と激闘から解放されたように短く言葉を残し、控室へと消えていった。

「つかれた! 以上」

多くを語らないその姿勢に、初戦の鬼門を突破し、2度目の出場での初優勝へ向けた確かな手応えがにじみ出ていた。

一方、大金星を逃した南小桃だが、その戦いぶりは観衆に強烈なインパクトを残した。

敗闘後、あふれる感情を隠すことなく、偉大な先輩への思いと今後の野望をまっすぐに語った。

「うー、悔しい…! 麻優さんが初戦は負けるみたいな。私なら脅かせると思ってました。だけど、麻優さんの強さ、身に染みて、いっぱいわかってますよ。だけど!超したい!!だけど!私の目指すべき理想の姿。私は麻優さんを超えます!」

初戦の呪縛を解き放ち、優勝へ向けて第一歩を踏み出した岩谷麻優。

そして、敗北のなかに確かな成長と野心を刻み込んだ南小桃。

過酷なリーグ戦はまだ始まったばかりだが、両者のドラマは真夏のリングをさらに熱くさせることだろう。

<写真提供:マリーゴールド>

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