【新日本】「オイ、デブ。全部ユルいんじゃないの?」藤田晃生がNEVER王者ウルフアロンの“プロレス愛”を痛烈批判!
新日本プロレスの新シリーズ『Road to DESTRUCTION』が9月5日(土)、栃木・ライトキューブ宇都宮にて開幕した。
第6試合のセミファイナルでは、本隊のウルフアロン、上村優也、タイチ組と、TMDKの大岩陵平、ハートリー・ジャクソン、藤田晃生組による6人タッグマッチが行われた。

今大会の注目は、真夏の『G1 CLIMAX 36』の決勝戦で死闘を繰り広げた大岩と上村の再戦、そしてNEVER無差別級王者ウルフアロンに執拗に噛み付く若き藤田晃生の動向であった。
藤田は前シリーズでウルフと遺恨を深めており、体調不良で最終戦を欠場したウルフに対し「“汗だくデブ”どこ行った! オマエはNEVERに着られてんだよ!」と辛辣な言葉を投げかけていた。

先発で登場したのは、G1覇者の大岩と準優勝の上村。両雄がリング中央で対峙すると、場内からは割れんばかりの歓声とコールが巻き起こる。

ヘッドロックとアームドラッグの応酬から、互いの手の内を知り尽くした高度なグラウンドの攻防を展開し、ライバル対決の新たな幕開けを印象付けた。

続いて藤田がリングインすると「出てこい、デブ!」とウルフを指名。ウルフが登場するやいなや、張り手やチョップの連打で猛然と牙を剥く。

ウルフも強烈な払い腰からのエルボードロップで応戦するが、藤田は怯むことなく鋭いレッグラリアットを叩き込み、一歩も引かないバチバチの攻防を繰り広げた。
終盤、上村がジャクソンを攻め込むと、大岩とジャクソンがトレイン攻撃から滞空時間の長いダブルブレーンバスターで形勢逆転。

ジャクソンのセントーンをウルフがカットに入ると、藤田がすかさずミサイルキックでウルフを場外へ分断する。
リング上ではタイチがアックスボンバーで大岩を排除。

タイチとウルフによる相撲殺法と裏投げの連携でジャクソンを追い詰めると、最後は上村が完璧なライオンズシャイナーを極め、TMDKの巨漢ジャクソンから見事なタップアウト勝ちを収めた。

試合後も藤田とウルフは激しい口論を展開し、両者の遺恨はさらに深まった。

バックステージに現れた上村は、G1決勝での敗北の悔しさを滲ませつつ、大岩とのライバル関係を未来へ繋ぐ決意を語った。

「やっぱこの、『G1 CLIMAX』(決勝)で負けた悔しさってのは、ずっと残ってるもんで。大岩ともこのシリーズたくさん当たるし。まあ、ニュースタンダードってのはね、また日本各地で大岩と見せていきたいと思います。次の僕が目指すべきところ、そういうのはね、今シリーズしっかり見せて闘っていきたいと思います。オッシャー!」

大岩もまた、G1覇者としての誇りを胸に、上村との「ニュースタンダード」を高め合う覚悟を語った。
「10月12日、両国で後藤洋央紀と辻陽太の勝者が、俺に挑戦するっていうかたちだけど、9月の神戸までは、上村優也とタッグマッチで当たる。俺と上村優也にしかできないプロフェッショナル・レスリングを、日本中のお客さんの前で披露するんだ。去年、俺たちは後楽園で闘って、今年、『G1』の決勝戦で両国で闘いました。そしたらもう、次はもっと大きい会場でシングル、もっと大きいものかけて、上村優也と闘いたいです。俺と上村優也は、一生ライバルだ」
互いを高め合い、さらなる大舞台での再戦を誓い合う両者。
新世代のライバル闘争は、秋の巡業を経てさらにスケールアップしていく。

一方、藤田とのバチバチの攻防を繰り広げたウルフに対し、タイチは独特のユーモアを交えてタッグの可能性を示唆した。
「俺たち組んで、100kg超級と100kg超級……俺たちのタッグ名は、“足して200kgキョッキョッ……キョッ、キログラン超級”……。ウルフ、“俺たち合わせて200kgキョッキョッキョッグランキロ級”だよ。覚えとけ」

ウルフは困惑しつつも、藤田からの挑発に対しては王者の余裕と覚悟を見せた。
「このサイズ生かして、藤田にいくらデブと言われようが、身体の見た目も強くて、中身も強いっていうのが一番いいかもしんないけど、まだ俺にはそれが伴ってない。でも、負けるつもりは全くないので。もっともっとスキのないプロレス目指してやっていきます」

対する藤田は、ウルフの欠場時のコメントの軽さを引き合いに出し、プロレスラーとしての姿勢そのものを痛烈に批判した。
「オイ、デブ。全部、ユルいんじゃないの? コメントも『生きてます、以上』? お前、どのツラ下げて言ってんだ? そういうところがお前な、プロレスがホントに好きで、新日本プロレスしかないみたいな、ウソにとらえられるんだ。俺は本隊でも何でもないけど、そういうところがムカつくんだ。で、NEVERな。いいもん見せて、“YES”って言ってやるし、お前自体も、ちょっとやりたいんじゃないの? まあ、答え出してくれよ」
G1覇者・大岩陵平と上村優也の爽やかなライバル闘争と、NEVER王者ウルフアロンと若武者・藤田晃生のドロドロとした遺恨抗争。
鮮やかなコントラストを描く二つの闘いが、秋の新日本マットを熱く焦がしていく。
<写真提供:新日本プロレス>














