【新日本】ウルフアロンがジュニアの壁を痛感!?「あの速さについていけないとこのベルトは守り切れない」
新日本プロレスは9月6日(日)、千葉・東金アリーナにて『永田裕志 Produce Blue Justice XIX ~青義不撓~』を開催した。
第5試合では、前日の宇都宮大会と同カードとなるウルフアロン、上村優也、タイチ組と、大岩陵平、ハートリー・ジャクソン、藤田晃生組による6人タッグマッチが組まれた。
試合は、ゴングが鳴る前から波乱の幕開けとなった。前日からウルフへの口撃を強めている藤田が、「デブ、出てこい!」と身も蓋もない暴言で王者を挑発。
しかし、この言葉に対して対戦相手のタイチやジャクソン、さらにはリングサイドで試合を見守っていた棚橋弘至社長までもが敏感に反応してしまうという、思いがけないユーモラスな一幕からスタートした。
試合が始まると、打って変わってリング上はシビアな戦場と化す。先発を買って出たウルフと藤田は、鋭い逆水平チョップや張り手で真っ向から激突。
続く上村と大岩のマッチアップでは、真夏の『G1 CLIMAX』決勝戦の熱をそのまま持ち込んだかのような、意地と意地がぶつかり合うグラウンドの攻防を展開した。
終盤、ジャクソンと藤田の連携攻撃に捕まりかけたタイチであったが、ベテランのインサイドワークは伊達ではない。ジャクソンのシットダウン式パワーボムを回避すると、鮮やかなスピンキックから極星十字固めへと繋ぎ、見事な逆転勝利でチームに白星をもたらした。
試合終了後も、リング上では藤田とウルフが激しい口論を展開し、大岩と上村も視殺戦を繰り広げた。

バックステージでは、藤田の無差別な「デブ」発言の被弾者となってしまったタイチが、若武者の無礼な態度をたしなめつつ、自身の好調ぶりをアピールした。
「うっせえな、ガキ、藤田。デブデブデブデブ、うっせえんだ。デブ、何人いると思ってんだ、リング上にお前。どのデブか言え。棚橋社長も反応しちゃったじゃねえか。デブ多いんだよ、この団体。大岩、お前、体デカいつもりか? お前もほぼデブだぞ、言っとくけど。紙一重だぞ。人の容姿ばっかりよ、バカにしやがって。まあ体重差がどう物言うか、体で思い知らせてやるよ、若えの。ガリガリよ、逆に飯食えよ、お前。まあ俺も調子いいよ。見ての通り太ってるよ。太ってるってことは調子いいってことだ。健康だってことだから。この調子の良さを維持して、札幌、北海道シリーズ、そしてその先にある石狩凱旋、そこまで繋げるから、しっかりね。まあ残りも見といてくれ。俺は別に沈んだわけじゃない、諦めたわけじゃないから。まあ見といてくれよ。今日、皆さんもあれよ、この後、雨、危ないから早く帰った方がいいよ。お前ら、早く帰れ! 気を付けて、お帰りは。また次、会いましょう」
一方、G1決勝の熱冷めやらぬ上村と大岩は、互いの存在を高め合いながら、新しいプロレスの形を全国へ発信していく覚悟を語った。

上村「今シリーズも2戦目ですけど、まだまだ始まったばっかっすけど、これからの大会、ニュースタンダードをね、大岩と魅せて、日本全国にニュースタンダード、今のスタンダードってものを見せていきたいと思います。オッシャ!」

大岩「いいね、いいね、上村優也。昨日に続いて今日も俺たちの試合、『G1』の決勝の続きをしているみたいだ。決勝戦からお互い成長しただろう。これからも日本中全国どこでも、俺たちの試合で魅せていこうや。そして、俺が今年の『G1 CLIMAX』チャンピオンだ。だから辻陽太、後藤洋央紀、お前ら勝った方、俺に挑戦してみろよ」

そして、因縁が深まるばかりのウルフと藤田。藤田の悪びれない挑発に対し、ウルフはジュニアヘビー級特有のスピードへの課題を口にしつつも、無差別級王者としての防衛への決意を固めた。
ウルフ「オイ、藤田晃生、オイ! 人のことバカとかデブとかな、さんざんもう毎日のように言ってきてるけど、お前のそれはバカの一つ覚えだろう、なあ? お前な、あれをやることによって自分がバカだって言ってるのと一緒なんだよ。分かるか? ただな、やっぱりスピード、そこはちょっと俺もまだ翻弄されてる部分がある。柔道技かけようとしても避けられてしまったりとか、あの速さ、新日本ジュニア、ジュニアヘビーの速さについていけないと、このベルト守り切ること、これ無差別級のベルトだから、守り切ることができないと思ってるから。速さにも強さにも全て対応できるように、あとは次の後楽園に向けてやっていきます」

対する藤田は、言葉のトーンに隠しきれないNEVER王座への野心をにじませ、ウルフへさらなるプレッシャーをかけた。
藤田「オイ、百貫デブ、百貫汗だくデブ、お前、随分余裕だな。楽しいか? ジュニアとやって今まで見れてなかったものを見れて楽しいか? 俺はちょっとだけ楽しいよ。それはよ、お前がNEVERのチャンピオンだからというのが多少あるけど、なあ、プロレスラー・ウルフアロンと試合して、ちょっとだけな。あとまあ、いつだ? 決まるかどうかも分かんねえけどよ、決まったら楽しみにしとけよ。見てるお前らもな」
階級を超えた異色の抗争劇と、新時代を切り拓くライバル闘争。
東金のリングで火花を散らしたそれぞれの因縁は、秋のシリーズを通じてさらに激しさを増していく。
<写真提供:新日本プロレス>














