【新日本】「気力が落ちた時は足を洗うが、まだまだ充満してる」56歳・永田裕志が故郷東金で生涯現役宣言!
新日本プロレスは9月6日(日)、千葉・東金アリーナにて『永田裕志 Produce Blue Justice XIX ~青義不撓~』を開催した。
この地は永田裕志の故郷であり、デビュー15周年から始まった自身のプロデュース興行『Blue Justice』の19回目となる記念すべき大会である。

解説席に先日引退した第三世代の天山広吉が見守る中、メインイベントに組まれた第7試合では、永田裕志が真壁刀義、矢野通と本隊トリオを結成。
対するは、新世代の無法ユニット“Knock out brothers”(K.O.B)のYuto-Ice、OSKARに永井大貴を加えた若きUnbound Co.トリオである。
真壁&矢野とIce&OSKARにとっては、9月19日の室蘭大会で行われるIWGPタッグ王座への挑戦者決定戦に向けた前哨戦でもあった。

「とうがね青義のPR大使」のタスキをかけて入場した永田であったが、試合はゴング前から真壁とIceが取っ組み合いの大乱闘を展開する不穏な幕開けとなる。

中盤には、故郷に錦を飾りたい永田が果敢に攻め込むが、若きK.O.Bの猛攻にさらされる。Iceの張り手やOSKARの巨体を活かしたストンピング、さらには永井の拷問攻撃に苦しめられた。

しかし、永田もやられっぱなしではない。Iceとの打撃合戦で意地のエルボーを打ち込むと、白熱の攻防の末に腕固めで捕獲し、東金のファンが待ち望んだ「白目の神」を降臨させた。
終盤、IceとOSKARの合体攻撃を真壁がダブルラリアットで阻止すると、矢野がOSKARの足を引いて場外へ分断。

リング上は永田と永井の勝負となり、ダイビングヘッドバットを狙う永井を雪崩式エクスプロイダーで豪快に叩き落とすと、串刺しニーからの伝家の宝刀・バックドロップホールドで完璧な3カウントを奪取。

東金の英雄が見事にメインイベントを締めくくった。

試合後も真壁とIceの乱闘は収まらず、OSKARは矢野を追い回してバックステージへ消えていく。
セコンド陣が総出で真壁とIceを引き離す中、リングに残った永田がマイクを握り、悪天候の中駆けつけた地元ファンへ感謝と決意を語った。

「本日は雨の中、大声援を送ってくれて本当にありがとうございました! そろそろっていう声もあるかもしれませんが、もうしばらく、現役にこだわって戦っていきたいと思います! 来年はデビュー35周年を迎えますので、いまよりさらに元気な姿でこの東金アリーナで戦いたいと思います! まだ天山さん、来年も解説で来てください! 1、2、3、ゼアッ!!」

バックステージでも、永田はプロレスラーとしての衰えぬ情熱を口にした。
「親父が亡くなって、勝利を得ることができて良かったなと思います。永井にしたって、Yutoにしたって、OSKARにしたって、数年前はただの若手だったんですけど、そういうのを微塵も感じさせないものを闘ってて感じましたし、自分の磨きがいがあると思いますね。現役も来年59になりますけど35周年。気力が落ちた時は潔く足を洗おうと思いますけど、まだ気力が充満してるんで、そういう考えは全くないですね。時代に抗いながら続けていきたいと思います」
特に、血気盛んなIceのファイトスタイルは、ベテランの闘争心に火をつける起爆剤になったようだ。
「あれが一番俺に火をつけてくれるんですよ。彼の試合はやっぱり新日本プロレスの大一番の中でも、Knock Out Brothersって言うんですか、それが一番響きますね。昔からのファンの拠り所というか、素晴らしいと思います。だからこそ闘いがいがあるし、僕もまだまだ闘志が引かないです」

真壁もまた、若手の突き上げに対してベテランとしての意地をのぞかせた。
「今日の試合、満足いったかいってねえかって言ったらいってねえよ。ただよ、これが新日本プロレスの現在進行系だよ。だからこそ記念日だろうがなんだろうが、凄えものになるんだ。俺が言いてえことはよ、ペイ! 以上だよ」

一方、敗れはしたもののタッグ戦線へ向けて牙を研ぐIceは、真壁と矢野の中に眠るかつての「最凶G・B・H」を無理やりにでも引きずり出すと宣言した。
「オイ、真壁、何スカしとんだ! 矢野通、お前こそ何も考えなくていいんだよ。生の感情をよ。後楽園ホールか、次は。火つかねえんだったらよ、無理やりでもこじ開けて引きずり出してやる。お前らもよ、あん時のG・B・Hが見てえんじゃねえのか? 俺に時間とカネ投資しろ。倍にして返してやるよ。俺はよ、常にカネになることをよ、考えとんだ。ただよ、プロレスやっとる時だけは何も考えなくていい。ただ感じろ! Let’s get high!」

OSKARもまた、矢野の急所攻撃に怒りを爆発させ、後楽園での制裁を物騒に予告した。
「もう金的ガードでも買った方がいいな。毎日だぞ、毎日! 次のコーラクエンで!! G.B.H……特にヤノ。お前らの手足を引きちぎってやる。もちろん、そのクソみたいなタマもな!! クソが!!」
東金の熱狂の中心で、変わらぬ闘志を見せつけた永田裕志。
そして、タッグ挑戦へ向けてベテランの狂気を引き出そうとする若き野心家たち。
新旧の意地が交錯する秋のシリーズは、後楽園ホールでの次なる闘いへ向けてさらに激しさを増していく。

<写真提供:新日本プロレス>
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