【新日本】「行くべきじゃなかった方向へ導いた」古巣帰還のジェフ・コブがカラム・ニューマンの帝国運営にダメ出し

新日本プロレスは9月9日(水)、東京・後楽園ホールにて『Road to DESTRUCTION』第2戦を開催した。

第3試合では、9月27日の神戸大会で一騎打ちを行うジェフ・コブとカラム・ニューマンが、それぞれ永井大貴、ゼイン・ジェイをパートナーに前哨戦で激突した。

昨年春に新日本を離脱したコブが、1年半の時を経て古巣UNITED EMPIREを裏切り、外道率いるUnbound Co.へ電撃加入してからの遺恨マッチ。

前日の東金大会でもゼインを粉砕しているコブの勢いに注目が集まった。

ゴングを待たずにUNITED EMPIREが奇襲を仕掛け、試合は場外戦からの荒れ模様のスタート。

カラムがコブを鉄柵に投げつければ、ゼインは永井をパイプ椅子で殴打するなど、なりふり構わぬ猛攻でペースを握る。

中盤、永井がトペ・スイシーダや旋回式DDTで必死の反撃を見せ、ようやくコブへスイッチ。

リングインした怪物は、カラムとゼインを二人まとめてバックドロップで投げ捨てる桁外れのパワーを爆発させた。

終盤、ゼインがコブへバックエルボーやゼインボンバーで食い下がるが、コブは強烈なトラースキックで形勢を逆転。

カラムのKiss the crownやトラースキックを仁王立ちで耐え抜くと、永井のアシストを経て、ゼインにアスレチックプレックスからのツアー・オブ・ジ・アイランドを完璧に決め、圧倒的な強さで前哨戦を制した。

試合後、バックステージに現れたコブは、後楽園ホールへの帰還を喜びつつ、かつての古巣と現在のリーダーであるカラムへ厳しい言葉を投げかけた。

「新日本プロレスに戻って来られて、最高の気分だな。俺がグリーンとゴールドのUNITED EMPIREに加入した頃のビジョンとは違ってる。なあカラム、お前はUNITED EMPIREを率いてる。そして行くべきじゃなかった方向へこのユニットを導いてしまった。俺はその間違いを正すためにここにいる」

そして、連日自らの必殺技の餌食となっているゼインに対しても、強烈な予告を突きつける。

「ひとつだけ予感がある。お前がこのツアーでカラム・ニューマンと組んでる限り、そして神戸で俺がカラムのケツをブッ飛ばす前にお前に起きることはただひとつだ。お前は、何ツアーも、ずっとツアーを回ることになるぞ。このツアーのループ終わる頃には、100万マイルのメンバーになってるだろうよ。明日会おうぜ」

「ツアー・オブ・ジ・アイランド(島巡りの旅)」という必殺技名にかけた、容赦なき制裁予告であった。

一方、敗れたカラムは、コブの勝利に苛立ちを隠せない様子ながらも、UNITED EMPIREを立て直したという自身の強烈なプライドと、新日本プロレスにおける圧倒的な実績をまくし立てた。

「俺は前よりちょっと重くなって、ちょっと速くなって、ちょっと賢くなって、それにちょっとクソ野郎になったのさ。ここのロッカールームで一番のクソ野郎は俺だ。自信を持って言える。しかも23歳だ。俺は史上最年少で『G1』に出場した。そして今や、史上最年少でIWGPタッグ王座を2度取った男だ。史上最年少の『NEW JAPAN CUP』優勝者でもある。それに史上最年少のIWGPヘビー級王者だ。な? 俺はオカダの記録を破った。シンスケの記録も破ったんだ」

自身の輝かしい経歴を並べ立て、コブがいなくなった後の帝国をトップクラスまで押し戻したのは自分であると強調する。

「このユニットに何の価値もなかった時に、皆去って行った。でも今は、俺が死ぬほど頑張って、トップクラスのユニットに押し戻したんだ。それなのに今になって、皆戻って来やがる。俺は許さないし、忘れもしないぞ、ジェフ。道を開けろ。そして王冠にキスをしろ」

コブの圧倒的なパワーと、カラムの異常なまでのプライドが激しく衝突する遺恨抗争。

神戸でのシングルマッチに向け、両者の間にある決定的な溝はさらに深まっている。

<写真提供:新日本プロレス>

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